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天使が瞳をひらくとき
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◆
「なんで九夜山で迷うかな~」
迷った、というわりにはわりと呑気な声。
御剣 刀
は周囲を見回し、見知った景色を探しながら山の中を先へ先へと進んでいた。もっとも、夜なのでわかりづらい。
ふと「うっかり者」とでも言いたげな視線を感じた気がして、
「いやこれはきっと神魂の影響に違いない、俺はうっかりしてないぞ?」
刀は慌てて腕の中の人形――ルヴィアにそんな言い訳をした。確かに神魂の影響は起きているのだが、それが刀が迷ったのと関係あるかははてさて。
それはともかく。
うろうろしながら進んでいくうちに、少し開けた空間に出る。そこは白薔薇に覆われ、朽ち果てた教会だった。
見知っている九夜山に、こんな場所があったなんて。
見知った場所の筈なのに、知らない所へ迷い込んだこの感覚。以前にもあったな、と思い出されるのは。いつか鈴の音と童唄に導かれるようにして迷い込んだ、茜色の世界のこと。
一つ思い出してしまえば、記憶とは芋づる式に引っ張りあげられていくもので。
あそこで出会った、不思議な小説家の事を思い出した。
(確か浅葱さんだったな、これはあの人の力か?)
童唄を歌うと、たまに不思議なことに出会うとか言っていたような――。
と、噂をすれば何とやら。いや別に噂はしてないが。
聞き覚えのある童唄が、程よく低くて懐かしいような旋律が、微かに耳朶に触れた。
やっぱり、と視線を向ければ。見覚えのある、ゆるりとした空気を纏う着物姿の男性――浅葱 螢が、天使像の向こうに居た。
「おや、君は」
いつかのように、優しげな笑みとともに。
「お久しぶりです、いい夜ですね」
「久しぶりだね。これもまた、望んでくれたからかな?」
「かもしれませんね」
望んだまでかはともかく、彼のことを思い浮かべたのは確かだから。
「そうだ、あれから小説のネタになるような事はありましたか?」
「それなり、かな。今夜の君との再会も、その一つと言えるだろうね」
不思議な世界で出会った人との、月下に朽ちた教会での再会。確かに、ワンシーンのネタくらいにはなりそうだ。
「君の方では、不思議なことはあったかな?」
螢の問いに、「俺の方でも色々とありましたよ」と刀。
「こいつと出会ったのも、その一つですね」
そう言って、腕に座らせていたルヴィアを紹介する。出会った時に持っていなかったのは、螢も覚えているのだろう。興味深げに耳を傾けてくれた。
「こいつある事から今の世界とか人に絶望してしまって、だから俺ができるだけ一緒にいて色々なものを見せてやろうって思ってるんです。今日もそんな感じで散歩をしてたんだけど、そしたらまた浅葱さんに会えたんですよ」
「……成程。君もなかなか、不思議なことに出会うものだね」
はい、とうなずく刀。それから、一つ思いついたように。
「そうだ、今度食事でもしながらゆっくり話しましょうよ。色々と聞かせて下さい、浅葱さんの書いた物語とか興味ありますから」
「それはいいね。また機会があれば、その時にでも」
ゆるりと笑みを浮かべて、「では、また」といつかと同じ言葉を螢は口にする。
「ええ、また」
童唄の旋律を聞きながら、刀はその場を後にした。
どういうわけか、帰り道は迷わなかった。
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担当ゲームマスター
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癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月18日
参加申し込みの期限
2015年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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