this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ののこの学園ラブコメディ
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
8
つぎへ >>
【番外編!】
とまぁ、大団円な雰囲気……だったはずなのですけれど。
「あーっ、面白かった! でも、甫君と結ちゃんはずっと、後ろのほうで盛り上げてくれてたばっかりだったよね。それだけじゃつまんないしさー、ふたりもやってみたら? ねっ! 告白シーン!」
「えっ」
「えっ?」
どういう脈絡でありましょうか、ののこが
鵙海 甫
と
千堂 結
に、唐突にそんなことを言い出しましたもので。どうやら教室での即興ラブコメは、もう一幕続きそうなのです。
他の面々を楽しく茶化して楽しんでいた甫は、思いがけず自分へ向いた矛先に、
「うおい、ちょっと待て! 俺は別に……」
「はいっみんなー、もうワンカットいくよー!」
なんて言葉は、自由気ままにどんどん進めてしまうののこと、けっこーやる気なキャストたち、再び盛り上がるその場のノリで、さらりと流されてしまいました。これもう、断れない空気!
「よし、それじゃ仕切り直しだな。みんな、配置についてくれ!」
八神 修
も、楽しそうにくるくると動くののこを、友人としてサポート。各人の立ち位置など指示して、バッチリと仕切ってくれまして。
ぐぐっ! 力強く拳を握り締めたのは、深淵なる脳内妄想からどうにか帰還を果たした、
羽生 碧南
! 彼女は有無を言わせず、こう宣言しました。
「……壁ドンよっ!!」
「か、かべどん!?」
目を丸くした結をよそに、碧南は熱弁!
「純愛ルートでも三角関係ルートでも、友人からの発展ルートでも、壁ドンシチュが無かった……これじゃ、満足できない! 乙女ゲーと言ったら壁ドン、これは譲れないわっ!」
「ら、ラブコメマンガじゃ、なかったの……!? って、むむむ無理むり! わ、わわ、私そんなの……!」
わたわたわた、慌てた結は、真っ赤っか! 両手をぱたぱたと振って、お断りの意を伝えようとしますけれど……ののこ以下、みんなのやる気とふたりへの期待は、うなぎ上り!
「おい……ちょっと、それ貸せよ」
奇しくもそんな折、甫がののこからひったくるように借り受けたのは、週刊少年にゃんぷ。件の『コイラク』では、主人公かみすけくんがヒロインのらっ子さんに、まさしく壁ドン! をキメつつ、珍妙なセリフでもって告白するシーンでありまして。
「マジかよ……ああ、分かったよ、仕方ねえなあ。こういう感じでやればいいんだろ? ならさっさとやろうぜ、千堂」
「……ふえええっ!?」
事ここに至っては、周囲の期待通りにしてしまうのが、あるいは合理的。と思ったのでしょうか、甫は固まってしまった結の腕を引き、そそくさと壁際へ。
教室の外ではもちろん、この方が演出の用意をば。
「壁ドンね、良しきた任せろ!」
パーカッションの準備は万全、
木野 聖華
!
かくして! まるで、追い詰められた小動物のように縮こまってしまった結の背を、教室の壁へと押し付けまして。
「え、あ、あ、あの……」
「『……俺を見ろよ、千堂』」
ドン! 熱を帯びた頬の横に甫の手のひら、近づく顔、確かに感じる息づかい……互いの心臓の音までも聞こえてきそうな、これぞまさしく。ザ・壁ドン!
「おおー、リアル壁ドンだ♪」
とののこは大喜びですけれど、
(ひゃあああああああ顔近い顔近い、鵙海君の顔が近い……っ!)
ふたりにとっては、それどころじゃない!
何せ、ここまではにゃんぷのマンガよろしくカッコよく、なんとかリードしてみた甫でしたけれど。
「…………っ、…………!」
「……え、と……も、鵙海、君?」
気付けば結のみならず。甫も、真っ赤っか! でありました。初めてなのです、女の子とこんな感じ。
ガッチガチに緊張しまくったふたりは、そのまま互いに見つめ合ったまま、しばし硬直。
「……『頑張れ! そこだ、いけー!』」
と。口火を切ったのは、なんだかんだでムードメーカーな、
絢霧 満
! シンプルな彼の言葉ですけれど、だからこそストレートに、心に響くものがありました。
続くように、周りからは仲間たちの声援が、次々に届きます。
「『自分の気持ちを信じて……素直に、気持ちを、伝えるんです』」
にっこりほほ笑んだ
桐生 唯
に、
「『うんっ、そうすればきっと、上手くいくよー!』」
千鳥 雅人
の、明るく元気な声援。
主役交代、な
天之川 麗仁
は、
「思い切ってやってみたら、楽しいものだよ。だから、『頑張って! ゾンビの襲撃から、愛する彼女を守るためにも!』」
「『ゾンビはもういーっての!』……ははっ!」
水守 流
と顔を見合わせ、思わずくすり、笑い合います。
ののこの隣に並んだ、
夢宮 瑠奈
。彼女もまた、友人の楽しみを盛り上げてあげるためなら、演技にだって真っすぐなのです。
「『ふたりとも、良く見て。目の前に、何が見える? きっと、お互いに大切なものが見えるはず……』」
そんな彼らの声は、すっかり沸騰しているふたりの頭にも、おぼろげながらに届きました。
はたと、甫は気づきます。今までに、何度も見たことがあったはずなのに……こんな時にふと、やけに気になってしまうのです。
「……お前、それ、カラコン? 目の色」
「えっ?」
ぽろりと口をついて出たのはセリフではなくて、彼自身の、彼女自身への問いかけでした。何だかとても、目を惹かれてしまったもので。
「あ、えと、えと……カラコン、じゃなくて。もともと、なんだ……自分では、あんまり、好きじゃないんだけど……」
「ふーん。キレーだな」
「…………!?!?」
ぼわ! と結の頬が一瞬にして、さらに赤みを増したところで。はっとしてふたりは、状況を思い出します。
「っじゃねえ、セリフ、セリフな……い、いくぞ? 千堂……」
「う、うん……!」
息を呑む仲間たち、その視線の集中砲火にさらされながらに。
ようやく、甫は口にしたのでした。
「……『お前が好きだ。千堂』」
「っっっ!! え、演技、これは演技……うんっ。『……わ……私、も…………好き。だよ……?』」
瞬間。
りんごーん! 軽やかなハンドベルの音色に、ちりんちーんとトライアングルも! 祝福のパーカッション……それにみんなからの、拍手喝采! ぴゅうと口笛の音も、気持ち良く響きまして。
「サイコー! ふたりとも、サイコーの演技だったよ~!」
大はしゃぎなののこに、甫と結は、もう一度顔を見合わせ、
「……はは」
「えへへ……」
思わず、苦笑いのような微笑みのような。そんなお互いの笑顔を見つめました。
そんなわけで突発的即興ラブコメごっこは、何だか楽しいお祝いムードに包まれながら、ひとまずここに、お開きとなったのでした!
「いやー、おっもしろかった! そんじゃ、自分はクールに去るとしますかねー……」
たくさんのパーカッションを収めた箱をよっこらしょっと持ち上げて、聖華は廊下を歩き始めます。
後輩たる1年生たちの、お遊びとはいえ楽しい演技へ効果音を添えるのに、ついつい夢中になってしまいました。気付けば休み時間も終わり際、彼女は急ぎ足……と。
「聖華ちゃんだったんだ、ありがとー! おかげで盛り上がっちゃったよーっ」
背中へかけられた声に、振り返れば。ひょこっ、と教室の扉から顔を覗かせたののこちゃんが、満面の笑み。こちらへ向かって、ピース!
聖華は、にっ、と彼女へひとつ笑いかけ、颯爽と。クールに! 清々しい気持ちに満たされながら、その場を立ち去って行きました。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ののこの学園ラブコメディ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月13日
参加申し込みの期限
2015年09月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!