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ののこの学園ラブコメディ
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【ラブコメの 法則が 乱れる!】
というわけで、休み時間のさなかに始まりました、ののこ主催のラブコメ即興劇。
その主人公たる
天之川 麗仁
は、今、
「よっ、ほっ。『彼女を守るため、ゾンビを倒すため……僕は、強くならなくちゃいけないんだ!』」
ぶおん、ぶおん! 一心にバットを素振りしておりました……無数のゾンビに囲まれたアポカリプス的世界でヒロインを守るヒーロー、という妄想に捕らわれている男子高校生。なんてフクザツな役を、彼は最近現れ始めた演劇の才能でもって、即興とはいえキッチリと演じております。それはもうカンペキに。
「……ぷーっ! くふふふ、ラブコメなのに、ぞっ、ゾンビって……! ぷふーっ!」
「ほらののちゃん、演技演技!」
麗仁発案の設定がツボにハマってしまったのか、くすくすと笑いをこらえるのに必死なののこを、
夢宮 瑠奈
が促しまして。
「え、えーそれでは、ごほん……『アイツったら、また妄想の世界にイッちゃって! 私のことなんて、ちっとも見てくれないんだから……』って、こんな感じ?」
「うんうん! じゃ、あたしも……『ねえ、らっ子。あなたの理想の男の子って、どんな感じ?』」
なんて瑠奈も、これまたなかなか良い演技。
実のところ、彼女に割り振られたのもまた、ちょっぴり複雑な役柄ではありまして。ヒロイン、らっ子=ののこの親友であり、彼女を大事に思い、幸せになれるように……と行動するあたりは、
(あれ……これって、いつものあたしそのものじゃない?)
なんて、ののこを大事に思う瑠奈自身とも、何だか重なっているかのよう。
「『ええっ? そ、そりゃ、ヘンな妄想とかに捕らわれてなくて、ゾンビとか』……ぷぷーっ! くすくす……え、演技演技。『ゾンビとか言いださない、フツウの男の子が、私は良いわよ。だ、だからアイツのことなんて、これっぽっちも……』」
「『そう。じゃあ……聞いても良い? 実は、あなたのことが好き……っていう子が、他にいるとしたら。あなたはどうする?』」
そして彼女もまた、恋する乙女。そんな難しい役どころ……気難しい表情を浮かべて瑠奈の話を遮ったのは、
水守 流
です。
「『おい。つまんねえ話してんじゃねえよ』」
彼はずかずかと麗仁に歩み寄りますと、おもむろに、がばっ! その襟首をぐわしっと掴み上げたかと思えば、
「『おい、てめえ!』……あ、演技な、演技」
「うん、大丈夫だよ。『うわ、な、何するんだよー!?』」
「『ええい、いつまでもアッチの世界に行ってるんじゃねえ! 目を覚ませ目をー!』」
がくがくがくっと、身体を揺らし始めました……確かにこの主人公は、もうちょっと周りを見たほうが良さそうではありますけれど!
いきなりトバし気味の展開に、少々置いてけぼりなのは、
桐生 唯
であります。といっても彼女、飴やらチョコレートやらをぽりぽりと、食いしん坊な演技? はバッチリでしたけれど。
「えーっと、これは、どういう流れなんでしょうか……?」
「つまり、こういうことだろう」
頼りになる
八神 修
が、即興劇ならではのこんがらがった設定に、解説を挟んでくれます。
「水守は野々……らっ子さんを好きだが、天之川とも友人同士だ。いわば王道な三角関係だが、少しガラが悪いものの友だち思いな水守は、好き合っているのに距離が縮まらない野々と天之川を、どうにかくっつけようとしている。片や夢宮はそんな水守を密かに想っており、親友らっ子のためと行動しているように見えて、実は好きな男子の願いを叶えたいと考えていて……」
「役、役な!」
知らない誰かが覗いたなら、なんだかこの教室でとんでもない修羅場が進行中のように思われてしまいそうでして、流は慌ててフォローをば。
けれど確かに、即興ながらに彼らの演技は、これがなかなかでありまして。
「『ふふっ。ごめんねらっ子、でもあたしだって、この想いは捨てられないの……』なんて、ね」
ぺろりと舌を出す、瑠奈の小悪魔演技もばっちり! 知らずに見たギャラリーなら、ダマされてしまったとしても無理はなかろうというものです。
いちおーラブコメっぽく、相関図でも作ろうものなら相当に入り組んだことになるであろう、この展開。そのさなかに、渦中の彼はと言いますと、
「『分かってる、分かってるよ……! 僕は、らっ子が好きだ。そう、僕は彼女のために……!』」
「『彼女のために?』」
「『頼れるのはこのバット一本、立ちはだかるゾンビは全て叩きのめし、彼女を守るッ! そのために僕は、僕は! 強くならなきゃいけないんだァーっ!!』」
「『だからゾンビいねーんだってー!!』」
特殊すぎる、中二病的妄想主人公! 麗仁はそんな役柄を、楽しく熱演しているのでした。
「はい、カットー! 次はお友達の応援シーンね!」
ヒロインののこちゃんが、目尻に涙を溜めるほどに笑い転げていて、先に進みませんもので。代わりにそう宣言しましたのは、
羽生 碧南
であります。彼女の趣味は、いわゆるひとつの乙女ゲー。ひとつのシーンにオチがついたなら、すぐにも次へと進まなければ、いくつもある攻略ルートの全てを網羅するのは夢のまた夢……!
と、思ったかどうかはさておき。
「『あなたたち、いい加減くっついちゃったらいいのに。まぁ面白いから、私はこのままでもいいけどねー?』」
きちんと切り替えて、碧南がちょっぴりお調子者っぽくアオリを入れる友人A、的な役柄を演じ始めますと、戸惑いがちだった唯もまた、意を決してそこへと乗っかります。
「みんな、演技上手だなぁ……わ、私も頑張らなきゃっ。ま、『まあまあ、みなさん落ち着いて。とりあえず、甘いものでも食べて落ち着きませんか?』」
猫型のポーチからひょいと取り出し、麗仁やののこを始め、みんなに勧めたのはチョコレート。唯の自前でありました……彼女、そういったものはいつも持ち歩いているのです。
千鳥 雅人
も、勧められたそれを摘み上げつつ、
「ありがと、ひとつもらうね? 『ふたりとも、本当は好き合ってるのに、気持ちが行違ったままだなんて。すっごく悲しいことだと思うんだよー……』」
「『そうですよ。落ち着いて、自分の気持ちをしっかり確認すれば……きっと、もう答えは出ているはず。ですよ』……はい、どうぞ。チョコはまだいっぱいありますから」
雅人と唯は、演技のさなかに、にっこりと笑顔のやり取り。主人公とヒロインのため、ナイスアシストな名脇役コンビ、といった感じであります。ふたりはあまり前には出ていかずとも、麗仁やののこの隣で、確かな存在感を放っておりました。
「『い、いきなりそんなこと言われても……』」
と、本来の役割を思い出したのでしょうか? らっ子さんことののこはもじもじもじ、精一杯のしおらしいお顔。
麗仁も少々、きりりっと頬を引き締めまして、
「『……愛だけじゃ、彼女は守れないんだ……あのゾンビたちから!』」
絶好調です。ラブコメのコメディ部分をきっちりと担うあたり、ちゃんと主人公してるとも言えましょう。
思案げな演技も様になっております、クールで頼りになる級友役、
八神 修
がののこへ、
「『お前の気持ちはどうなんだ? ふふ……その赤い顔が、答えを物語っているようだがな』」
「え、私、顔赤いかな?」
「演技。演技」
「あ、えっと。『わ、私は別に、あんなゾンビマニアのことなんか……!』」
「『だが、気になっているんだろう? 自分の気持ちを押し込めて黙ったまま後悔するのも、結果がどうなろうと思い切ってぶつかるのも、お前次第だけどな……どちらにしろ、俺はお前を応援してるよ』」
なんて、カッコ良く述べる修……と。彼が後ろ手に、ぽとりと何かを床へ落とします。
「あら? 何か落としたわよ。生徒手帳?」
碧南が気付いて、ひょいとそれを拾い上げますと。修は、にやり!
「『ああ! 返せよ……いや、中の写真だけは! 写真だけは、らっ子に見せないでくれ!』」
「写真?」
ぱら、とページをめくれば……そこにはいつのまにやら、ののこの写真が! これ、修の仕込みでありました。お遊びとはいえやる時はキッチリと、周到に用意を巡らせ事に臨むのが、八神スタイル!
その、瞬間。
「はっ!? こ、これって……このシチュって……!」
碧南の脳裏に、ぱあっ! と広がる、どこまでもピンク色なイメージ。
「これって、乙女ゲーならいわゆる攻略対象のひとりで、自分もヒロインが好きなのに、彼女を想うあまりに自分の気持ちを押し隠して、アドバイスまでしちゃったりして、でも切なくて……!」
「ああ、そんなところだな。良い役だろう?」
実のところ、妄想は彼女のお家芸のようなものでありまして……碧南ビジョンを介して見た修は、きらきら、乙女ゲーに登場するイケメンそのもの!
「や……やだ、何なの? この、胸の奥をじりじりと焦がすような、この気持ち……! 私……私、彼に恋をしてるの?」
「ん? 羽生、どうしたんだ?」
「だ、ダメよ、私はあくまで脇役なの。私が恋をしてはいけないのよ、ああでも、でも! 『……ねえ、あなたは、どんな娘が好き……?』」
「え、これも演技なのか……? 『い、今はらっ子の話だろ。俺の好きな人を聞いて、どうすんだよっ!』」
彼女の役柄は脇役の友人A、だったはずですけれど。いつのまにやら、ヒロイン気分!
甘い甘いシチュエーションの数々を、妄想の中、もはや現実そっちのけで存分に楽しんでしまう、幸せな碧南でありました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
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コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月13日
参加申し込みの期限
2015年09月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月20日 11時00分
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