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初心者歓迎ゴブリン退治! オイ待てそういう話だったかこれっ?
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神殿内のひたひた冷たい回廊を、用心しいしい歩んでいく。
それにしても、外から見ればギリシャ神殿のような構造のはずが、中にはいれば無機質な立体迷路なのはどういうことだ。どこにも照明の姿はないが、ほんのり明るいのも謎と言えば謎である。これがオールドゲームマジックなのか。
さてしかしこの、ちり一つ落ちていない神殿を進む二人の会話は、それほどファンタジックというわけではなかった。
「さすがムッシュくん、ヒロインがポニテの映画は逃さないね」
「そうとも。あの女優さん、ちょっと鍛えすぎててキュートさに欠けると個人的には思ってるんだけどね、まだ駆け出し時代に出た『QOD3』の頃は、それはもうポニーテールが似合ってて……」
「でもそのヒロインって、アマゾン族の女戦士なんだよね?」
「そう! その荒々しさと可憐なポニテが、なんというか苺大福的というか、異質な組み合わせこその妙というか……奇跡的な組み合わせでいいんだよ、これが」
忍者の黒装束、覆面から眼だけ出したクールガイは、普段はカウボーイハットが似合う伊達男
鎌八 まもる
であり、
尻尾とグローブつきレオタードの上に、なんと猫耳のついた鎧兜を装備し、さらに両手持ちのバスタードソードを鞘ごと背にゆわえているのは、ハロウィン時と同じく彼とタッグを組む
響 タルト
なのであった。
いま二人は、本来今夜鑑賞するはずだった『クイーン・オブ・デストロイヤー3』の話で盛り上がっているのである。今回の話の概要はすぐに理解して、『ぶきや』で武器も調達済みだ。
「はあ、しかしアマゾンの女戦士といえば」
ふと十数分前を思いだし、まもるはため息をついた。
「惜しいかな……ビキニアーマー……」
「ムッシュくんてばまた言ってるし」
武器屋にて装備を探す最中、彼らにはちょっとばかり意見の相違があったのである。
場面を少し、そのときに戻すと、
「オレはこの忍者服でいいかな動きやすそうだし、ちょっと蜘蛛っぽいデザインだし……」
まもるは店主のおすすめを聞くまでもなく、すぐに黒装束を選び取っていた。確かに、背中に蜘蛛を思わせる模様も入っている。武器も、タルトが大剣に興味があるようなのでバランスを考えてナイフを選び取った。ついでに蹄鉄ももらっておく。
このとき突然、まもるの頭に雷が落ちた。
本当に落ちたわけではないのだが、それくらいショックを受けたということだ。
このとき、まもるは見つけてしまったのだ。彼の心が、これを呼び寄せたと言っていい。
「ちょいにゃんこたん、いいの見つけたよほら」
と言って彼が、タルトに示したのは桃色と赤で飾られたビキニアーマーであった。たしかに、こういうファンタジー世界では一般的な装備だ! ただし女性限定で!
しかしタルトのほうは乗り気ではなかった。
「えー、露出は女王さまに任せればいいじゃない」
などと冷めた目で見ている。ところがまもるは譲らない。
「これポニテと相性抜群な逸品だよ、コレにしようぜ」
「お腹でてるとか実用的じゃないよー」
まったくその通りでこの装備、乳房以外の胴の守りはないに等しい。
けれどもここで退くのは名折れとばかりに、まもるは熱弁をふるうのであった。
「お腹みえてるのがグッとくるんじゃん。わっかんねーのかなー? おへそとポニテの始点と終点を結ぶ三角形は、揺らめくゴールデントライアングルと言われ崇高なる……って聞いてねえな、おーい」
そう、すでにタルトは金属ビキニというありえないソレを無視して、レオタード&猫耳兜、そして軽量のアーマーというキャット装備を見つけていたのだった。
「あ、でもこのキャットアーマー可愛い」
「え?」
一瞬怪訝な顔をしたまもるだったが、すぐに顔を輝かせていた。
「レオタードタイプ? そういうのもあるのか!」
写実的な描写風の顔立ちとなり、感嘆の声を漏らす。
「なにげにお腹んとこにできるシワとか肌が見えてるよりエロい……じゃなかったベリグー」
「ほら見て、このヘルメット、ちゃんとポニテも出るよー」
「わかってるねえ。ヘルメットにはポニテだろうが!」
変に力説したりする、なかなかフェティッシュなムッシュなのであった。
かくして『ビキニアーマーを着用したポニテをリアルに鑑賞する』、というまもるの健全な要求は実現しなかったものの、彼らは無償(それで『武器屋』の看板を掲げていいのかは謎だが)で装備を調え、神殿に足を踏み入れたのだった。
もう何度目かわからない階段に足をかけてタルトは振り向いた。
「ところでさあ」
「どうかした? にゃんこたん」
最初こそ真面目にマッピングしていたものの、まもるはもうそれを放棄してしまっているので気軽に問い返す。
「この電脳世界を作ったっていう彼……テクルくんって、眼鏡を取ったら美形タイプかな?」
「さあね。気になる?」
「気になる」
「どうして?」
なんだかイラっとしたものを感じながらまもるは問い返した。
「だって……BLのネタにできるし!」
「あ……なるほど。そうかい」
まもるは合点がいった気持ちである。ハロウィンのときにタルトからもらったBL本は、結局姉に「あんたには早い」と取り上げられてしまったため詳細こそ不明ではあるものの、どうやら『BL』というのは、格好いい男の子がたくさん出てくる漫画や小説のことだと彼は理解していた。
このとき、
「にゃんこたん、待って!」
突然まもるは、タルトの腕をつかんで引き留めた。
「上になにかいるー!」
そう、階段の上からゾロゾロ、丸っこいのが駆け下りてくるのである。
しかも、たくさん!
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月09日
参加申し込みの期限
2015年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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