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初心者歓迎ゴブリン退治! オイ待てそういう話だったかこれっ?
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夢、だよな――そう
月山 輝一
は考えることにした。
夢以外、説明がつかない。
体とか周りとか変になってるし、訳のわからない説明とかあったけれども、それも夢だとすれば適当なのだろう。
これは、映画があまりにもつまらなくて途中で寝てしまって見ている夢なのだろうか。
それとも、明日晩に映画館に行くのが楽しみすぎて、それで前倒しで夢に見てしまっているのだろうか。
……いや、でもその映画というのはカルト作『クイーン・オブ・デストロイヤー3』ではないか。楽しみすぎというのはありえない。そもそも、楽しみすぎて夢に見る、なんて展開は若者だけの特権だ。体はティーンエイジャーなれど心は定年の自分としては、やっぱり無理があると思ったりもする。
つまり、やっぱりカルト作は噂通りのアイタタぶりで、どうも自分は爆睡中らしい。
寝てるか起きてるかわからない、と口の悪い人に言われがちな糸目で、このよくわからないチープな電脳世界を輝一は見回した。
すると、おお、少し前方にあるの武器屋からずらずらと集団が出て行くのが見えた。
そして、おお、彼らと入れ替わるようにして、見知った顔が武器屋に歩んでいくのも見えた。
「おーい、お二人さーん。俺だよ、月山だよー」
よく知っている顔である。二人連れ。輝一からすれば、『
桜庭 円
』と『
桜庭 弓弦
』とそれぞれの頭上に、四角い表示が出ているように見えた。
「あっ、月山くんだ!」
すぐに気がついて、円は手を振りかえした。
「ほら、ゆづ姉」
すると弓弦は、ほっとしたような、同情するような、そんな複雑げな表情で眉を曇らせたのである。
「ああ、月山くんも気の毒に……私たちのほかに、デバッガーやらされる人がいたなんて。にしてもユーザーに有料でβ版をプレイさせるなんて」
どうやら弓弦のほうはこれを、野上歩によるデバッグだと思っているようである。
合流するや輝一は、嬉しさに感極まったのか声を上げた。
「~チャラリラリーン♪~ パーティを組みました」
「なんか軽い?」
円の知る輝一からすると、今日の彼は浮かれすぎているような気もする。が、彼はアトラクションに気分が高揚しているものと考えて、円も応じることにした。
「まぁいいや、ちゃらりらーん♪」
円と輝一は、反射的に弓弦を見た。ここで彼女が色っぽい声で「チャラリラリーン♪」と応じれば絵的に美しくなるだろう(?)。ところが、
「
……これ、いわゆるクソゲーよ!
」
弓弦のコメントは270度くらい方向が違っていた。
「時代に追いついていないローポリ、脈絡のないグラフィック、意味のないスコア。そして……圧倒的説明不足! これがクソゲーでなくてなんだというの!?」
「いやでも……」
円は困ったような顔をしていたが、一応、抗弁することにしたようだ。
「昔のゲームって、割とこういうのだったって話だし……」
「そうですよ。それこそ、パソコンが『マイコン』なんて呼ばれてた時代はもっとヒドかったと言いますし……1990年代くらいだって……」
どうしてフォローするのか自分でもよくわからないが、輝一も弁護に回る。
すると、菩薩のように赦しを与える表情で弓弦は言うのであった。
「まあでもね円、月山くん。私実はこういうの好きなの。こういう突き抜けた手の施しようのなさっていうのは大きな存在感になり、また魅力足りえるものだし、構成の穴やシンプルさを利用したプレイヤー独自の遊び方がね、それはもう――」
実のところ、妹以上に変なもの大好きなのがこの弓弦なのである。彼女は眼を星空のようにキラキラさせて、とうとうと持論を語り始めたのだが、
「……そろそろ行こうよ」
途中で円のほうがさっさと切り上げて歩き出していた。
「あ、まって、おいてかないで-!」
この姉のすごさは、武器屋でもいかんなく発揮されたのであった。
「とりあえずこの手のゲームといえば、
特にうれしくもないお色気要素
よ!」
と断言した弓弦は、迷わず金属製の防具を手にしたのである。
正確には、金属製で、面積の少ない防具だ。
「というわけでビキニアーマーを見繕ってみたわ! あとそれっぽい装飾過多の豪勢な槍! 戦乙女、って感じかしら」
目のやり場に大いに困りそうなその装備を目にして、円は大いに狼狽して、
「ちょっとゆづ姉! 月山くんが戸惑うからそんな過激な格好は……」
と振り向いたものの、そこにさらなる絶望的なものを見たのだった。
「ステは大事、これ重要。DEX極み。重量を極端に下げ回避力を上げるには……と考えると!」
などと言いながら店主にタックルしようとしている輝一の服装は、なんと恐怖のビキニパンツ、通称
ブーメランパンツ
一丁といういでたちなのであった! そう、切り込みが激しくピタピタ感のあるあれだ。ブーメラン! 妙な膨らみがとても、嫌だ!
「なんで店主にタックルするんだよ! ていうか八神くんムチャクチャ困ってるよ!」
その通り、店主の八神修は「どうしたものか」とでも言いたげな顔をして凍り付いてる。
なんとか円は輝一の暴挙を止めたものの、輝一はビキニパンツオンリーで出立する気を変える気は無いらしい。ただ、
「こうしてビキニパンツに指輪のみの男がこの異世界に生まれたのであった」
などと感慨深く己を表現して、なぜか指にダイアの指輪をはめるのであった。
「どうせ夢だし見た目は問題なし!」
「たとえ夢であっても限度というものが……」
されど円も、ただツッコミ役だけで終わることはできない。にこりと微笑んで、弓弦が言ったのである。
「うふふ、こうなると円、あなたもビキニになるしかないようね」
「ゆづ姉……悪乗りしすぎ……」
トホホと円は首を左右に振った。どうやら拒否権はなさそうだ。
そして数分せぬうちに、やはりビキニっぽい踊り子の服装に着替えた円が登場したのである。それでもやはり恥ずかしいのか、彼女は内股気味になっており、顔もヴェールで隠している。
「しかも武器が鞭、これじゃあまるでサーカスだよー」
「大丈夫よ円、鞭は吸血鬼退治の必需品よ!」
「ゴブリン退治だったのではー?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月09日
参加申し込みの期限
2015年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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