this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
初心者歓迎ゴブリン退治! オイ待てそういう話だったかこれっ?
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
20
つぎへ >>
ゴブリン女王の大広間には、握利平と齋藤智照、そしてキュルビス・ラムズイヤー、七枷陣もたどり着いていた。
「くっ、悪の女王ってのがあれだなんて……ていうかまゆちゃん先生だったら普段知ってる顔だから無遠慮にムラムラできない……! それにそもそもなぜ、
セクシーなハイヒールボンテージ女王じゃないんだあああ!
」
利平は頭をかきむしったが、肩に手を置かれてはっと我に返った。
「わかります。私にも、そういう時期がありました」
智照が静かにうなずいている。
たしなめられるかと思いきや、理解されたことに利平は驚きを禁じ得ない。
「お坊さんが……?」
「出家する前ですけれどね。ふふ、いわゆるヤンチャだった時代があるんですよ。こう見えても」
「そんな風には……」
と言いかけて、そういえば、と利平は思う。智照の見せた投げ技は、あきらかに手慣れたものだった。単なる護身術の合気道を超えているのだ。相手をケガさせないよう投げているとは思うが、そもそも、ケガさせるように投げる術を極めていないとああいう技のキレは出せないものだ。そういえば彼のメガネの奥の瞳は、ちょっと鋭いような気もするし……。
すると利平は背筋を伸ばして、
「うん。なんていうか、わかってもらえて嬉しい、です」
「それならさあ、その憤りを発散しなさい。いくら暴れてもこれはゲーム、存分にやっても問題はないでしょう」
「はい!」
利平は投網を力の限り投じた。そしてオールを振り上げる。
「さあ、かかってこいっ! このむしゃくしゃした気持ちをぶちまけてやるぜ! デストローイ!」
智照もおだやかにうなずくと、リュートを躍らせて少年に続く。
一方、ものすごい乱戦を目の当たりにしながら、陣は立ち尽くしていた。
「くそっ、今気がついたんだが……待てよ、結構体感で時間経ってる気が」
陣は歯がみしている。死んだかと思ったサキリ・デイジーカッターが、なんと敵側に寝返っている様子であること、こともあろうに教師の相原まゆが敵ボスであろうこと、それらにも複雑な気持ちを覚えないでは無いが、もっとも頭にくることは別だ。
「おっ、ジン、どうかしやがったデスカ?」
「どうもこうも……」
他のメンバーに対してはどうしてもキョドってしまう陣だったが、この日さんざツッコミを入れてきたせいか、なんだかキュルビスにはツッコミ口調でなくても普通に話せるようになっていた。
「僕の数少ない楽しみ、アニメ鑑賞に遅れる! てか間に合わない!」
「アニメ? 録画してやがらないデスカ?」
「してる。高画質モードで」
「だったら録ったの見やがればいいジャナイデスカ?」
「違う! あんたは何もわかってない。実況スレ見つつの鑑賞がいいんだ」
「どうして?」
「そりゃあ……」
瞬時、陣は言葉を失う。あの楽しさをどう表現すればいいんだろう。リアルに映画館で鑑賞しているのとは違う。一人で録画物を観るのとも、違う。いうなれば……。
「いうなれば……同じアニメを友達と一緒に部屋で、ワイワイ言いながら観ているような……」
少し違う気もしたが、これが一番近いとも思った。
「ナアンダ」
キュルビスはへヘッと笑った。
「簡単じゃねーデスカー! 今度それ、キュルビスがジンの部屋に行って一緒に観てやるデスヨー! それでワイワイ言っちまうデス。ワイワイワァーイ!」
「え!? ななナニソレ!? なに言ってんねんあんた!? だいたい今期のアニメ同じやつあんた観てるんかどーかすらわからんやん!?」
陣はじたばたと両手を振った。どうしてこんなに焦るのか、自分でもまったくわからない。
「ホラホラそうしている間にゴブリンがこっちくるデスヨー!」
ばささっ、キュルビスは得意のホウキで、前面のゴブリンを文字通り一掃して、
「ところでジン、一番悪いやつどこデスカー!? 教えやがれデスー!」
「え? そ、そりゃあの女王だろう。そう、あれ。玉座のところでふんぞり返ってるやつ……うちの教師だけど」
「なるほど。ほーれ喰らいやがれデスヨー!
出るデス!
」
キュルビスが叫んで相原まゆの頭上を指さすと、その頭上に巨大なカボチャが登場し、ごすっ、と彼女の脳天を直撃した。まゆはあっさりとのびてしまう。
「はわー!」
これを目の当たりにした冴木竜司は悶絶しそうになった。
「ま、ま、ままゆ先生ー!」
ぱっと振り返って階段を駆け上がろうとする。
「そうはいくか!」
七峯亨はこの機会を逃さない。
「ミニマム!」
と呪文を唱えるのである。実際は、縮身の『ろっこん』を発動しただけだがそれでいい。
竜司の股下にずざーっとスライディングして入り込む(なぜかスライディング移動はとてつもなく高速であった)と、亨はそこで槍を突き上げて、
「覚悟してもらおう♪」
縮身を解除したのである。
でかくなる。一気にでっかくなるのだ。亨の体が。
その手に握った槍も!
ぐさっ
、という音がしたと思ってほしい。
どういうことが起こったかは、読者の想像に任せよう。
「はやにえは嫌か?」
この亨の台詞を、想像のヒントにしてほしい。
竜司が切ない……切なくて涙が出そうな絶叫を上げたということだけ、記してこのページを閉じるものとしたい。
「まゆ先生への愛は永遠に不滅だー!」
男、冴木竜司16歳……
闘死
。
※死んでません。
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
20
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
初心者歓迎ゴブリン退治! オイ待てそういう話だったかこれっ?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月09日
参加申し込みの期限
2015年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!