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初心者歓迎ゴブリン退治! オイ待てそういう話だったかこれっ?
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「あたしはゴブリン女王、この世界の支配者なんだから!」
どうもこの名乗りが嬉しくて仕方がないらしく、あきらかにノリノリの口調でまゆは宣言する。
なおその服装は赤いボディコンシャスのドレスに、黒いマントを合わせるという『いかにも』なものであった。ちょっとサタニックな衣装のティアラをして、黒い編み上げブーツを履いている。手も長い黒手袋だ。
「……先生、なにやってんすか?」
七峯亨が冷静に告げるも、まゆはぴしゃりと言いのけた。
「先生違う! 今のあたしは支配者ゴブリン女王!」
先日のかぼちゃさんのときといい、どうもこの人、こういう芝居がかったのが好きらしい。
そういう『好き』度合いなら南戸河蔵人も負けてはいない。
「出たな、女王ゴブリン! お前の悪事もここまでだ!」
ぐっと指を突き出して宣言したのである。左手にはブーメラン、いつでも戦える。
「どうかな?」
にやりとまゆが笑むと、その背後にある柱から、一人の戦士が姿を見せたのである。
「先生、あいつらとっちめちゃっていいですか!」
「……あのね、先生じゃないから」
「おっと、そうでした! 悪の女王様!」
ビーンと電流でも流されたように直立して冴木竜司は敬礼したのだった。
「まゆ先生ー! ノリノリで悪の女王ぶってるそんな可愛い貴女が好きです!」
「だから先生違うってのー!」
もー! とばかりに両拳をふりあげるまゆであるが、そのときもう、竜司は感極まって彼女に向かってダイブをかましていたのだった!
「結婚してくださーい!」
いま竜司が普段着じゃなくて良かったことがあるとすれば、ぱっと脱ぐことができなかったことくらいだろうか。(普段着だったとしたら瞬間、パンツ一丁になっていた恐れがある!)
「ダイブかましながら告白するやつがあるかー!」
ぱっしーん! 大広間にエコーがかかるくらい強烈な張り手を受けて、竜司はごろごろと階段を転げ落ちていった。
「どいひー!」
だがこれはある意味竜司の伝統芸でありお約束である。転がり落ちた次の一呼吸で、もう彼は立ち上がって武器を構えていたのである。アイオンの大盾を!
「くっ! すまない! 皆……俺は……俺は! 人間をやめるぞォォォ!!! という訳でまゆ先生を倒すなら俺を倒してからにしてもらおうか!」
「それってつまり、裏切ったってことよね?」
椿美咲紀がロッドを突きつけるも、竜司は妙に爽やかな笑顔で首を振るのである。
「違うよ、全然違うよ。これは優先順位の問題だ。まゆ先生&初恋の子>幼女>「超えられない壁」>友達&先輩後輩>知人>その他 って、感じで!」
亨は深くため息をつく。
「おお竜司よ、PECの同志とあろうものが敵につくとは……ってもお前そうなー、相手まゆ先生なー。分かるぜ」
「お、わかってくれるか? ていうかこっち、来るか? まゆ先……女王様は渡せんが」
「それとこれとは話が別だ! 成敗!」
しかし亨の返事は、槍による裂帛の一撃だったのである。
竜司が盾で防ぐ。亨がさらに突き入れる。戦いが始まった。
「女王!」
このとき城山水樹が前に出た。
「魔神殿にはあるマジックアイテムが隠匿されているって聞いたわ! なんでも、それは永遠の美を約束するものであるとか……」
自分の美貌に自信を持つ水樹が、これを永遠のものにしたいと思うのは女として当然の欲求であろう。
「あるとも」
まゆはうなずいた。
「それを分けてやるといえば、お前も我が方につくか?」
蔵人は声を上げそうになった。それは駄目だそれは駄目、多分闇の世界とか……いや、本当に永遠の美が約束されるにせよ裏切るのは勇者として――だが、彼の危惧はすぐに霧消したのである。
「お断りよ」
水樹は胸を張って前髪をかきあげ、宣言したのだ。
「私はシーフ。ほしいものは自力で盗み取る!」
「そうでなくてはな」
ゴブリン女王は立ち上がり宣言したのである。
「者ども、かかれ!」
途端、柱のあちこちに窓が開き、
「ヤー!」
ゴブリンにホブゴブリンがわっと出てきたのである。剣を持つ者盾を持つ者、槍に弓矢、ハンマー等々、その武装も様々だ。
ずばっと音がして、蔵人たちが出てきたのとは別の場所が、ぽっかりと口を開けた。開いたのが壁なのか扉なのか、いまいちわからないのはこのゲームの処理能力のせいだろうか。
そして姿を見せたのは、
「あれは相原先生? 何やってんだ? そして……冴木? あいつも何やってんの?」
御剣刀である。北条冬華も一緒だ。
「ううっ、大量のゴブリンもいます……月さんに会えるかと思ったのですが……」
「彼女だってこの場所を目指しているはずだ。俺も目的、ゲームクリアを目指す!」
刀は、ムラマサブレードの鍔を払った。魔剣は解放された喜びに震えるがごとく、ウオオンと音を発したのである。
「共鳴音?」
刀は怪訝な顔をした。
どこかにムラマサブレードと、呼応している剣がある。
ざらっとしたむき出しの殺意を感じ、刀は反射的に振り返った。そのとき冬華を突き飛ばす格好になってしまった。だが彼女に視線を向ける余裕はない。
「戦ってみたかったんだよね……一度……御剣と……」
ククク、と含み笑いして、その少年は赤い舌で唇を舐めた。
少年の手には、青白い刀身の剣が握られている。
「我こそは『魔剣士サキリ』! ゴブリン女王様に忠誠を誓う者……冒険者など返り討ちにしてくれん!」
呪われ、魔剣士として再誕したサキリ・デイジーカッターの姿なのであった。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月09日
参加申し込みの期限
2015年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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