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初心者歓迎ゴブリン退治! オイ待てそういう話だったかこれっ?
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同じ頃、やはり魔神殿にて。
「
女性の胸をぱふぱふしたいぜー!
」
などと青春を爆発させた絶叫を上げているのは、誰だ。
その少年は甲冑騎士のごときプレートアーマーを着込み、分厚いアイオンの大盾を装備している。それだけでも硬いことこの上ないガチガチ防御マンといえるが、その上、この叫びだ。
「
おさわりさせてくれーっ!
」
なんぼなんでもストレートすぎるというなかれ、この叫びだって意味があるのだ。
彼、
冴木 竜司
にとっては!
彼の『ろっこん』、このゲーム的にいえば筋力増強魔法(?)は、青春いや性春の想いのありったけを臆せず全力で叫ぶことによって、任意の部位の筋肉を鋼のように硬化させるという強力なものなのである。
両腕を硬化させた竜司は無敵、無敵の防護壁を形成している! 彼が両手で前方に構える盾は、どんなゴブリンの攻撃も通さない。
なお、厳密には竜司の『ろっこん』発動には、不特定多数ではなく、自身が特別な想いを寄せる人物への想いを叫ぶ必要があるのだが、竜司が思い描いている女性はある一名で、この場では名を挙げていないだけだということを記しておく。(相手が誰なのかは……後述することになると思う)
「ちょっと、あたしの胸はおさわりさせないわよ、先輩っ!」
道中一緒になり、便宜上チームを組んでいる尾鎌蛇那伊が叫んだ。
「んなことはわーっとるわい!」
くそう、なぜ女の子とパーティを組めなかったんだ――と心で号泣しながら、溜まりに溜まったフラストレーションを、竜司は爆発させるのである。
「どりゃあ! シールドスマッシュ!」
盾であろうと、巨大なものを渾身の力で振り回せば立派な鈍器だ。ボコバキドカとゴブリンたちは消し飛んでいく。
こうして一瞬胴体ががら空きになるも、敵の攻撃が腹部に当たったところで竜司は動じない。なぜならすでに彼は、
「
まゆ先生好きだー!
」
と絶叫して腹部もガチガチに硬化させていたからである。
なお作者が上で『相手が誰なのかは……後述することになると思う』などと勿体ぶった意味は早くもなくなったということも言い加えておきたい。
「まさに物理を上げて最強! だぜ!」
だが最強という意味なら、現在彼と組んでいる蛇那伊だって相当なものだ。
「必要なのは、一点を見ずに全体を見る視界ね」
常に立ち位置に気を配りつつ、近づくものを次々と屠っていく。
うかつに蛇那伊のリーチ圏内に入った敵は、叩き潰され、ひねられ、投げ飛ばされて、つぎつぎとptsへと帰してゆくのである。
蛇那伊は丸腰だ。武器は一切持っていない。ゆえにすべてを巻き起こしたのは彼の肉体そのものなのだ。古代オリンピアのレスラー像なみに均整の取れた蛇那伊のボディは、それ自体が強烈な武器だった。
「普段なら練気や五感強化も行うけど、今回はなしの方が楽しめそうね」
いつもの蛇那伊なら相手の動きを読み、待ちからの後の先を叩き込むのだけれど、今回は相手が数だけであると早々に見抜いたこともあり、アグレッシブに動くのであった。
見よ、今の蛇那伊はまるで、悪鬼を踏みつぶす金剛力士だ。
肩から先に敵の群れに突っ込み、どっと隊列を崩した上で床に両手を突き、鞍馬選手のごとく一閃の回し蹴りを描く。これで十数体のゴブリンを蹴散らしても、荒ぶる魂が鎮まることはない。
さらに跳び蹴り。
ホブゴブリンには裏拳。
そして投げ飛ばし。投げられた相手はもちろん、下敷きになったゴブリンも圧殺する。
荒れ狂う台風が飛び込んできたように、ゴブリンが思ったとしてもおかしくはないだろう!
さすが上級コース、背後を取ろうとする敵や、矢など飛び道具の敵もいるが、まるで千里眼でもあるかのように、蛇那伊はそうした企みを先読みして打ち砕くのだった。
「さあ、次は誰がお相手?」
ところが蛇那伊の眼前に、ぐいと飛び出してきたのは意外にも敵ではなく竜司であった。
「突然のところすまないが!」
「な、なに突然……!?」
「その実力を恃んでお願いする。俺を……先に行かせてはくれまいか!」
なるほどそれは『お願い』に値する内容といっていいだろう。
これだけ派手に立ち回りをしたにもかかわらず、いや、むしろ派手に活躍しすぎたせいか、彼らはさらに、多数のゴブリンに包囲されてしまったのである。力の弱い相手であろうと、いちいち全滅させるにはかなりの時間がかかるものと予測された。
ゴブリンを盾で吹き飛ばしながら竜司は言う。
「俺は見てしまったんだ……行く手に、愛する女性(ひと)の姿を……」
「その人、でも振り返ってくれたの?」
ごすっ、言いながら蛇那伊は、眼前の敵を沈黙させた。
「わからない……だが、間違いなく言えるのは……あれが、彼女だったということだけだ。絶対に見間違いじゃない」
「けれど追うのはこの状況では難しい、だからアタシに囮をやれって言ってるわけね」
「どいひー! いや、どいひーなのは俺か……!? ありていに言えば、そうだ」
ふっ、と蛇那伊は涼やかに笑った。それはあまりにも男前な笑みだった。
「乗ったわ。そもそも、アタシはガンガン暴れられればそれでいいし、それに、この状況なら、秘技とも伝家の宝刀ともいえるあの台詞を使えるからね……」
「台詞?」
すぅっと息を吸って胸を膨らませると、蛇那伊は力の限り叫んだのである。
「
ここは任せて先に行け!
」
そうして蛇那伊はそこから、拳を握りしめ風車のように腕を大回転させたのだ。
それはまるで、人間竜巻。
ゴブリンというゴブリンが、蛇那伊に視線を集中させ、猛り、殺到した!
「すまん、君の犠牲は無駄にしないぞー!」
と叫ぶ竜司の目に光るものがあったかどうかは、定かではない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
25人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月09日
参加申し込みの期限
2015年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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