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ほろ酔い?ガチ酔い?ノンアルだから無問題れす!
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「ぜェはァぜェはァ……」
荒く呼吸をして、
酒浸 朱蘭
は季節外れな額の汗を拭った。
今彼女は、ある疑惑と戦っている最中なのだ。
「畜生! 確かにあたしは毎日自分のろっこんで四六時中酔ってるけど! 酔っ払わせもできるけど!」
朱蘭のろっこんは、発動条件を満たせば液体を人を酔わす物に変えられるというもの。
故に、会う知り合いに口々に騒ぎの犯人扱いされているのだが、
「こんな大量生産で大混乱は出来るはずがないぜー!?」
と、街中に溢れる酔っ払いによる大騒ぎを目前にして、改めて彼女は主張する。
無実を証明するため真犯人を探そうとシーサイドタウンにやってきた朱蘭。
……けれど、今の街の雰囲気を見ているとうずうずするのもまた事実で。
「ううっ、あたしの宴会好きの血が……いや、いかんいかん!」
ぶんぶんと首を振って、朱蘭は情報収集の結果手に入れた茶色の小瓶に視線を落とした。
試供品を配っていた女性は何も知らない様子だったので、今のところ手掛かりはこれだけだ。
朱蘭はさてこれからどうするかと頭をひねった。と、その時。
「うぅぅ、まさか朱蘭ちゃんのろっこん発動なのら? しかし朱蘭ちゃんこんなところに居るわけ……」
聞き捨てならない台詞が耳に入って、朱蘭は声の方を振り返ると声の限りに叫んだ。
「って、あたしは無実だー!?」
「おおうっ、ほんとに居たのらっ!?」
目を真ん丸にした声の主は、望月に手を引かれた真央。
その後ろには、何やら居心地悪そうに流も続いている。
「うにゃー、美人さん発けぇん!」
ビシィ! と朱蘭を指差して、望月が大声を上げた。
「女性は抱きつきませんにょぉ、せくはらになっちまうし!」
今にも手でも握ってきそうな勢いながら、真央と手を繋いでいるため、朱蘭に向かってぶんぶんと手を振ってくる望月。
3人から話を聞いた朱蘭だったが、芳しい成果は得られなかった。
去っていく真央たちの後姿を眺めながら、
(くそっ、あたしはこんなに大変なのに何だか楽しそうだぜ……)
なんて、朱蘭はまた宴会好きの血を騒がせる。
そして、手元の瓶をじぃと見つめた。
「……そういえばあたし今酔ってるよなぁ? これ飲んだらどうなるんだぜ?」
好奇心に負けて、「ちょっと試しに一口だけ!」と朱蘭はドリンクをくぴりとした。
(俺はいったいなにを……)
流は混乱していた。望月たちより先に、酔いがさめてしまったのだ。
道中、なれなれしく接してしまったことを望月に謝った流だったが、
(笑い飛ばされちまったんだよな……。うあー……これ結構恥ずいぞ……)
というわけで、胸中で頭を抱えているのだった。と、その時。
「うおっ!?」
ぐいっ! と唐突に背後から思いきり腕を引かれて、流は思わず声を上げた。
顔だけで振り向けば、そこには先ほど別れたばかりの朱蘭の姿が。
「な、何だ……?」
「ひっく! えっく! あはは! あーははは!」
流の戸惑いを余所に、朱蘭は流をがしっと捕えたまま愉快そうに笑っている。
「えっへへへへ! 宴会仲間ひとり確保だぜー!」
「え、宴会?」
困惑しきりの流の声も今の朱蘭の耳には入らない。
ただでさえ酔っているところにドリンクを飲んだせいで、身体はフワフワ、頭はポワンポワンになってしまった朱蘭である。
「あっはははは! 宴会宴会! どうせならみんなと飲みたいぜー!」
まだ何か言っている流の腕に自身の腕を絡めたままで、朱蘭は辺りに視線を巡らせる。
「おっ!」
見つけたのは、街に妖精のように舞う翠響と彼女に拍手を贈りながらケタケタ笑っている丸美の姿だ。
2人へと、朱蘭は大声で「おーい!」と呼びかける。
「そこの2人ー! 宴会しようぜー!」
こっちへ来いと手招きすれば、間もなくして翠響と彼女に手を引かれた丸美が朱蘭たちの元へと駆けてきた。
「はーい! いいよいいよ! もう、何でもこーい!」
「アハハ! 篠原ちゃん適当に返事してない? ……っぷぷ」
何だかんだと仲間に加わった翠響たちににっと笑み零して、
「よっし、宴会だー! 犯人はまぁたぶん宴会してたら見つかるぜ~! キャッホー!」
と、朱蘭は元気よく拳を天に突き上げるのだった。
一方、望月と真央は、いつの間にかはぐれてしまった流を気にかけつつも路地裏へと辿り着いていた。
「真央ちゃん、ここでいいかにゃぁ?」
「うう、もっちゃんセンパイありがとうなのら~。手、もうらいじょーぶなのら」
ふらふらよたよたと壁際まで歩みを進め、その場にしゃがみ込む真央。
赤猫リュックを前に抱え直して、そのまま目立たないように丸くなる。
「がおー、誰か来たら起こすのら真央ひゃんはそれまれここれ寝るのら……ぐぅ」
召喚猫に後を任せて、真央はあっという間に夢の中へ。
「真央ちゃん?」
望月が声をかけるが、返事はない。ただ、すやすやと健やかな寝息が聞こえるだけだ。
「……放ってはおけないよにゃ、うん」
壁にもたれかかって、真央の眠っている隣に望月は腰を下ろした。
傍らから聞こえる規則的な呼吸の音に耳を澄ましているうちに、瞼が自然と落ちていく。
やがて路地裏に、2人分の寝息が小さく響き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月02日
参加申し込みの期限
2015年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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