シナリオ「ほろ酔い？ガチ酔い？ノンアルだから無問題れす！」

ほろ酔い？ガチ酔い？ノンアルだから無問題れす！

　時刻は昼過ぎ、シーサイドタウンのイマドキな街並みの中。
　休日は勉強を兼ねて料理に励んでいる檜山立樹は、買い出しの途中、ふと足を止めた。
　若い女性が、服が汚れるのも構わず道の端で横になっている。
「大丈夫ですか？」
　彼女の元へ歩み寄り、声をかける立樹。
　女性は何やらうっとりとして、機嫌良く鼻歌を口ずさんでいる。
　察するに、どうやら具合が悪いわけではないらしい。
「どうされましたか？」
　立樹がその身体を優しく揺さぶれば、女性はゆるりと顔を上げて、
「あー、いけめんさんだぁー」
　ふにゃり、立樹の顔を瞳に映すや、締まりのない顔で笑み崩れた。
　その様子はまるで酒に酔っているようだったが、不思議とアルコール臭は全く感じない。
「えっと、一体何があったんですか？」
「んー、しきょーひんのドリンクをもらって……それを飲んだら、何だか気持ち良く……」
「試供品？　あっ、こんな所で寝たら風邪をひきますよ」

　女性の身をジェントルに案じてにっこりと笑みを向ける立樹。
　その笑顔にぼうっと見惚れた後で、女性は慌てて立ち上がり乱れた髪を整える。
「あ、あの、すすすすいません！　もう大丈夫です！！」
「そうですか？　なら、良かったです」
　再び向けられたスマイルに、幸せそうに頬を染める女性。
　そのすぐ近くには、栄養ドリンクを思わせる茶色ガラスの瓶が転がっていた。

ゲームマスターより

担当ゲームマスター

巴めろ

マスターコメント

お世話になっております、巴めろと申します。
このページを開いてくださってありがとうございます！

檜山立樹さん、ガイドへの登場誠にありがとうございました！
とある休日の昼過ぎ、何やらシーサイドタウンの一角で謎（？）の栄養ドリンクの試供品が配られているようです。
一般の企業が宣伝のために配っている物ですが、神魂の影響で不思議な効果を帯びてしまった模様。
飲んだら酒に酔ったようになってしまう不思議ドリンクですが、
アルコールは含まれておらず、未成年の方でも安心して酔っ払えます。
酔いの程度には個人差がありますが、お酒に強い方も酔っ払い気分を楽しめるかも。
酔っ払う以外に身体への副作用はございませんので、
安心して酔っ払いライフをエンジョイしていただけますと幸いです。

また、どんな酔い方をするかを必ずアクションに盛り込んでくださいませ！
酔った時の言動を汲み取りやすくなりますので、描写が濃く、よりご希望に沿ったものにできるかと存じます。

それでは、どうぞ楽しい酔っ払いタイムを！
ご縁がありましたらよろしくお願いいたします！

サンプルアクション（1）

サンプルアクション（2）