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ほろ酔い?ガチ酔い?ノンアルだから無問題れす!
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椿 美咲紀
は星ヶ丘にある
八神 修
の家を訪れていた。
理由は、修の可愛い愛犬・愛猫たちをまふまふするため……ではなく、期末テスト対策に英語を教わるためである。
「というわけで、勉強が先。犬猫まふはあとでな」
「えーっ!?」
遊んで遊んで! と2人に懐いてくる犬猫たちを一通りなでなでして、修は「あとで遊んでやるからな」と彼らを部屋の外に出した。
扉の向こうから構って構って! とねだる声が聞こえるのを心を鬼にして無視して、修は机の上に自身の問題集を広げる。
名残惜しそうにしながらも、美咲紀も机を挟んで修の前へと腰を下ろした。
けれどその視線は扉の方へと注がれ、そわそわと落ち着かない。
「美咲紀……うずうずしてないで教科書開け」
「はあ、英語キラーイ。日本人なんだから日本語が出来れば……」
視線を泳がせる美咲紀に、修はぴしゃりと言葉をかける。
「へりくつ言うな。ほら、学生には英語は大事!」
「ぐっ……うう、頑張るのです……」
修に諭され、まふまふの誘惑を何とか振り切り教科書と問題集を開いた美咲紀。
分からない所を修に教えてもらいながら、問題集を2ページほど解き進めたのだが。
「うー、眠い……」
「もう? まったく……向上心が有るのは良いけど、脱落するのが早すぎないか?」
すらすらと楽しそうに問題集を解き進めていた修が、呆れた顔で美咲紀を見る。
美咲紀は、慌てて再び口を開いた。
「ま、まだ脱落はしてないのですよ! 今日の私には秘密兵器があるのです!」
言って、美咲紀がじゃーん! とばかりに取り出したのは茶色ガラスの小瓶。
「途中で試供品貰っちゃいました! こんな時こそ栄養ドリンクなのですよ!」
「ああ、シーサイドタウンの通りで配ってたやつか。俺も貰ったよ、ほら」
美咲紀が掲げてみせたのと同じ小瓶を、修も自身の鞄から取り出した。
「折角だからと思って黙って貰ったけど、飲まないと思ったから忘れてたな」
「あれ? シュー君は飲まないのです?」
「ああ、飲むつもりは無いよ。健康の前借りをするより日頃の健康管理だ」
修はさらりとそう言ってのけるが、美咲紀的には今まさに元気と気力が必要で。
腰に手を当てて、美咲紀はごっきゅごっきゅと瓶の中身を飲み干した。すると。
「……あれ? 何だかふわふわして気持ちいい……」
ぽやんとしてそんなことを呟く美咲紀の頬は淡く紅潮し、その瞳はとろりと潤んでいる。
異変を察して「美咲紀?」と修が名前を呼ぶが、美咲紀の耳には届かない。
どこまでも色っぽい眼差しで修を見つめて、美咲紀は口元に妖艶な笑みを浮かべた。
「ふふ、シュー君可愛いですね」
「可愛い? 俺が? 美咲紀、急にどうしたんだ?」
困惑する修へとじりじりとにじり寄る美咲紀。
そうして彼女は、机の上に置かれたままになっていた修の分の栄養ドリンクを手に取った。
そのふたが開けられ、修の顎がくいっと持ち上げられる。
「ほら、飲むのです。受験戦士の戦闘食ですよ!」
「いや、だから俺は飲まないって……うわっ!?」
まさかこんな事態が起こるとは思っておらず多少なりとも油断があったのだろう。
気づけば修は、美咲紀によって床に押し倒されていて。
「ふふふふふ。美形男子は押し倒されるものと相場が決まってます!」
「み、美咲紀? お前何かおかしいぞ? 酔ってるみたいだ」
修の言葉は、悲しいことに今の美咲紀には聞こえていない様子。
茶色の小瓶を修の目の前にかざして、美咲紀はつと口の端を上げた。
「さあ、これで君の知らない高みへと導いて、あ・げ・る・よ」
「た、高みって何だ!? ちょ、待て! 話せば分かる! やめんか!」
危機を察知して美咲紀の手から逃れんと修が暴れようとするが、
「逃がさないよ」
と、それはもう男前な笑みをその顔に乗せて、美咲紀は全体重を乗せて修を抑え込む。
ついでに、修の足に自身の足を絡めて、彼の自由を完全に奪った。
目を見開き色を失う修へと、美咲紀は微笑を一つ。
そして――瓶の口を修の唇へとあてがい、その中身を喉へと流し込む。
「むぐっ……!」
「ふふ、良い子だ」
ドリンクを飲み込んだ修へと甘く囁いて、美咲紀は口元に弧を描いた。
と、ここで形勢が逆転する。
何とか美咲紀の手を払い除けた修が、彼女の腕をぐいと掴んだのだ。
「お遊びはここまで。勉強再開するぞ。降りろ! 早く!」
修の烈火の如き勢いに気圧されて、美咲紀は渋々ながらも彼を解放した。
一見素面のように見える修だが、実はしっかりばっちり酔っている。
酔いの回った修は、頭こそ常のように回転しているものの指導の鬼と化していた。
「ほら、着席! 次のページ開け! 今日中にここからここまではマスターするぞ!」
ビシバシと指示を出されれば、少し酔いのさめてきた美咲紀は従わざるを得ない。
必死になってシャープペンシルを動かす美咲紀を修は厳しく見守るが、
(ま、あとでちゃんと犬猫まふまふもさせてやるし、ご褒美のケーキも用意してあるけどな)
と、アフターフォローの準備は万端である。
再び襲い来る眠気と懸命に戦う美咲紀の姿に、
(もし眠ってしまったら、客間のベッドに運んで猫たちと一緒に寝かせてやろう)
なんて、修はほんの僅か、彼女に気づかれないように口元を緩めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月02日
参加申し込みの期限
2015年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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