this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ほろ酔い?ガチ酔い?ノンアルだから無問題れす!
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
買い出しを終えて、
檜山 立樹
は家路につこうとしていた。
行きも通った道を、買い物袋を携えてまた歩く。
先刻声をかけた女性のようにまるで酒に酔ったような状態の人々があちこちに見られて、立樹は胸中に首を傾げた。
(どうやら原因はドリンクみたいだけど……はて?)
年齢も性別もバラバラな酔っ払いたちを繋げる糸が試供品の栄養ドリンクだということに立樹はしっかりと辿り着いていたが、その先がどうにもわからない。
(栄養ドリンクは時々お世話になってたけど、酔うなんてまずないよ)
含まれるカフェイン成分が人を酔わすこともあると知ってはいるが、普段から摂取していれば酔うことはまずないだろうと立樹は考える。
(それに、こんなにたくさんの人がって……うーん、謎だなぁ)
どんなに頭をひねっても、納得のいく答えは導き出せない。
立樹はふと、手にしている買い物袋へと視線を移した。
その中には、たまたま配っているのに行き当たった件の栄養ドリンクも入っている。
(とりあえず、家に帰って試しに飲んでみるかな)
今ここで口にしないのは、もしもの時に醜態をさらすのが躊躇われるからだ。
と、立樹がそこまで思考を巡らせた、その時。
「あはははははっ! いけめんさん発見~!」
きゃたきゃたと賑やかな笑い声が、彼の耳をくすぐった。
つと声の方へと視線を遣れば、そこには何やら騒いでいる学生らしき集団が。
道の真ん中で宴会中の、朱蘭、丸美、翠響、流である。
先ほどの声の主は、朱蘭のろっこん水でますます酔っ払った丸美だ。
「ほらほら! せっかくだから、記念に一杯! ぐいっと!」
衣服をはだけさせた朱蘭が、上機嫌でろっこん水を立樹へと差し出す。
(あ、絡まれちゃったな。まぁ、仕事上慣れてるから気にならないけど……それにしても)
あの栄養ドリンクのせいで酔っているとはいえ、水でここまで盛り上がれるとはと立樹は内心で苦笑した。
実際は朱蘭のろっこんも関わっているのだが、それは立樹の預かり知らぬところである。
「だいじょーぶだいじょーぶ! 飲むと気持ちよくなるよー」
「そうそう、やっぱり人生は楽しくなくっちゃ!」
流と翠響も口々にそう言うが、立樹はろっこん水を勧める朱蘭の手をやんわりと押し戻した。
そうして、4人ににっこりと極上の笑みを向ける。
「ありがとう。気持ちだけ受け取っておくよ」
本人に自覚はないが、立樹の笑顔には人を幸せな気持ちにする効果がある。
ぽーっとなっている朱蘭たちに「それじゃあ」と軽く挨拶をして、立樹はその場を立ち去った。
「飲んでみたのはいいけど……普通の栄養ドリンクと変わらない気がするな?」
自宅アパートへと帰りついた立樹は、早速、件のドリンクを喉に流した。
味も普通だし……と首を傾げる立樹だったが、じきにふわりと気持ちのいい酔い心地に。
「あ、やっぱりなんかこれおかしいな……でもなんで……」
突き詰めようとして、けれど立樹は、途中で思考を放棄した。
「まぁ二日酔いにならないからいっか。栄養ドリンクだからね」
なんて結論づける辺り、ほろ酔いでなかなかに楽観的になっている様子。
それにしても、と立樹の口から独り言がぽつぽつと溢れ出した。
「もうすぐ三十路かー……今後とか、ちゃんと考えなきゃだよなー……親はまだしも親戚やおばあちゃんに結婚は? って毎回聞かれるの疲れるよ」
瞳をとろんとさせて、立樹はどこか愚痴めいた言葉を虚空に零す。
「今のご時世晩婚だし出会いなんてねー。理想っつったって……俺のコーヒーや料理を笑顔で食べてくれる人かなー……」
そう口にした瞬間、脳裏にある女性の姿が浮かんで立樹は慌てて首を振った。
そして、水の入ったグラスを手に取る。
(たまたまだ、たまたま……)
そんなふうに、何度も自分に言い聞かせながら。
「ふあー……」
大きなあくびを一つして、結はむくりと身を起こした。
「あれ、私はいつの間に寝て……え。……あれっ、あれっ……!?」
辺りを見回せば、そこはどう考えても道の真ん中。
しかもすぐ近くには、甫や満、唯が気持ち良さそうに眠っている。
「ま、まって、あの……なんでここで寝て、あれっ……」
混乱して真っ赤になる結。
このメンバーで楽しく話をしていた記憶はあるのだ。
けれど、何で自分がこんな所で眠ってしまったのかが判然としない。
(なな、なにがなんだか……酔うって、なんだか……怖い……)
しばし呆然とする結だったが、恥ずかしいとか思ってる場合じゃない! と慌てて皆を起こしにかかる。
最初に目を覚ました唯は、「……あれ? ええと……ええと?」と首を傾げた。
いい気分だった気はするのだが、ドリンクを飲んでからの記憶が曖昧な唯である。
けれどもともかく、地べたに寝ている男性陣を起こした方がいいだろうことは分かった。
「絢霧くん、起きてください。風邪引いちゃいますよ」
「ん……もう食べられないんよ……あれ?」
「も、鵙海くん、起きて!」
「う、ん……って、千堂?」
すっかり酔いのさめた状態で起き出した4人は、胸に思うことはそれぞれながら、一様に顔を見合わせることになるのだった。
「……んあ?」
ぱちと目を覚まして、真央はむくりと身を起こした。
路地裏の建物に切り取られた空は、すっかり夜の色に染まっている。
「うあ、やべぇのだ星出てるのだ!? もう今日は映画諦めて帰るのだめそりなのだ~」
隣を見れば、壁に背を預けたまま、すうすうと眠っている望月の姿。
「もっちゃんセンパイ起きるのだ、真央ちゃんは
うさぎ屋
でゴハンするのだ~」
空腹を訴えながら、真央は望月の肩をゆさゆさと揺さぶるのだった。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
今回のリアクションでは、色んなPC様のご縁を賑やかに紡がせていただきました。
これをきっかけにご縁が生まれたり深まったりすることがありましたら幸いです。
ダイアリーでご報告などいただけましたら天までとび上がります。ぴょーん。
また、複数のページに登場シーンが分かれている方もいらっしゃいますので、
お手数ですがご自身の登場シーンをぱらぱらと探していただければと思います。
PC様にとっても皆様にとっても、楽しい酔っ払いタイムになりましたでしょうか?
そうであれば、こんなにも嬉しいことはございません。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ほろ酔い?ガチ酔い?ノンアルだから無問題れす!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月02日
参加申し込みの期限
2015年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!