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ほろ酔い?ガチ酔い?ノンアルだから無問題れす!
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休日のシーサイドタウンで行われていた、栄養ドリンクの試供品の配布キャンペーン。
たまたまその近くを通りかかった
桐生 唯
は、ほんの偶然でその試供品を手に入れた。
「せっかくですから、ありがたく、頂きますね」
にっこりとして受け取った茶色の瓶の中身を、近くのベンチに腰を下ろしてくぴりと飲む。
飲み終えた唯の顔には――とっても微妙な表情が浮かんだ。
「この味……元気が出るような、出ないような?」
なんて、小さく呟いた唯だったが、
(……あれ? あれあれ?)
じきに、感じたことのない奇妙な浮遊感に小首を傾げることとなる。
「うーん、なんだか、ふわふわするような……?」
最初こそ、突如自分を襲った変化を不思議がっていた唯。けれど、
「……ふふふ、よく分からないけど、楽しくなってきたねぇ」
あっという間に酔いが回って、そんな懸念はどこかへ飛んでいってしまった。
「ふふ、何だかとってもいい気分」
弾む心の赴くままに、唯はベンチからふらり立ち上がると機嫌良く街を歩き出すのだった。
一方、ぶらぶらと街を歩いていた
絢霧 満
。
彼もまた、そのキャンペーンに気づいた。気づいてしまった。
「お、なんか旨そうなもん出してるんよ」
眠たげな瞳が、好奇心にきらりと光る。
試供品にはついつい手を出してみたくなる、そんな性分の満である。
おくれおくれ、とふにゃりとした笑顔でねだれば、手渡される茶色の小瓶。
賑わうキャンペーン会場から少し離れた所で、満は瓶のふたを開けた。
「んぐんぐ……お」
喉を鳴らしてドリンクを喉に流せば、異変はすぐに起こった。
「おぉ? おおー? なんかふわふわするんよ!」
その感覚が面白くて、満はふわふわを味わうように歩を進めてみる。
階段を歩いているみたいな感じだと思う満の足元は、いい感じに覚束ない。
「気持ちいいけど気持ち悪い、そんな感じがするんよ……おおおう」
しばらく面白がって辺りをぐるぐるしていた満だったが、ふと、視界に見覚えのある姿を捉えて足を止めた。
「んー? あれは……」
ぼんやりと曇る頭で、満は思案に首を傾ける。
その間に向こうも満に気がついたようで、ぶんぶかと嬉しそうに手を振って満の元へと駆け寄ってきた。
知った顔を見つけてとんではきたもののブレーキが効かなかったようで、少女――唯は、満に思い切り激突する。
「わぷっ」
「おおおう!?」
運動はそこそこ得意な満だが、なにぶん今は自分の足元さえ確かには定まらない。
唯を受け止めること叶わずに、2人一緒になって街の真ん中に転がることになった。
「いてて……えっと、絢霧くん、だよねぇ。ごめんね、大丈夫?」
先に起き上がった唯に手を貸されて、満もその場に身を起こす。
そうして、舗装された道にしゃがみ込んだままで会話続行。
「んん、平気なんよ。確か同じクラスの……なんだっけ。頭が回らんのよー」
「ふふふ、あまり……というか、話したことないもんねぇ。でも、絢霧くんだぁって思ったら何だか嬉しくて走ってきちゃった。私は唯だよ。名字は桐生」
「おお、そうそう、そうだったんよ。見たところ、唯もふわふわしてるんかなぁ?」
「えへへ、そう、ふわふわだよー。改めて、こんにちは、絢霧くん」
ぺこり、唯が深々と頭を下げるので、「これはご丁寧に、なんよ」と満も軽くそれに応じた。
その頭を、おもむろになでなでする唯。酔っ払いの行動は唐突だ。
「お、おおっ? 唯? どうしたんよ?」
「……絢霧くんって、何だかちょっと猫っぽいよねぇ。私、猫大好きなんだ」
「おー、おーそうかー。猫は俺も好きなんよー、犬も好きだけんども」
「猫っていいよねぇ。私、猫を見つけるの得意なんだよ」
だから絢霧くんも見つけられたのかな? と唯は手を止めないままにくすくすと笑った。
「試供品ですか。……えっと、栄養ドリンクか何かです?」
千堂 結
の問いに、試供品を配っていた女性は曇りのない笑顔でYESの返事をした。
結は、境遇のせいで気の強い方ではない。
なので、女性が差し出したのと同じ小瓶を手にした人々が街のあちこちでまるで酔っ払ったようになっているのを知っていながら、それ以上の言葉は紡げずに試供品を受け取った。
受け取った小瓶を手に、道の端っこで「うーん」と小首を傾げる結。
「酔っ払うというのがあんまりよく分からない……けど、ちょっと興味ある……かも!」
いざ瓶を手にしてみると、好奇心もむくりと湧いて出る。
それでも、未だ決断を下せずにいる結の耳に、
「うおー! 千堂発見!」
と、やたらハイテンションな声がとび込んできた。
びっくりして、声の方を見やる。
クラスメイトの
鵙海 甫
が、上機嫌で結の元に駆けてきているところだった。
「も、鵙海くん!?」
甫は、明るいけれどこんなふうにはしゃぐ性質ではない。
驚きに目を丸くする結の肩をぐいと抱いて、甫はにへらと笑った。
「千堂、それってあれじゃん、あれ! 俺が飲んだのと同じやつ!」
「も、鵙海くんもこれを飲んだの? そ、そっか……」
それなら、いつもと違うこの様子にも納得だ。
そんなことを思う結へと、甫は甘い誘惑の言葉を零す。
「な、ぐいっといっちゃえよ、千堂。めちゃくちゃ元気出るぜ」
「そ、そうなんだ……」
「そうなんだよ。ほら、物は試しだって!」
島に慣れようと散歩をしていて、効果を知らずに試供品を口にした甫。
酔っ払った今も、比較的しっかりしている意識のせいか、彼は異常をきちんと感じていた。
そして、原因はドリンクにあると確信に近い疑いを抱いているのだが、
(へへ、構うかよ。だってそのほうが楽しいじゃん)
と、胸の内に思って、心地良い高揚に身を任せ、結にドリンクを勧めて勧めて勧めまくる。
元々ドリンクに興味を惹かれていた結の心は、甫の言葉にぐらりと揺れた。
「そうだよね、うん、鵙海くんの言う通り。折角貰ったんだし……」
「そうそう! 飲まないなんて勿体ないって!」
「じゃ、じゃあやっぱり飲んじゃおうかな。いざ……!」
胸をどきどきさせながらも、結は勧められるままに茶色の小瓶の中身を飲み干した。そして、
「……ふあー、なんか気分いいなー」
あっという間に、結も酔っ払いの仲間入りだ。
その様子に、甫がけらけらと笑い転げる。
「ッハハハハ! 千堂、いい飲みっぷりじゃん! 最ッ高!」
「あははっ! ありがとう鵙海くん! めっちゃいい感じだねぇ!」
ぱしぱしと肩を叩いてくる甫に、結も元気良く応じる。
酔いの力で、結が本来持つ明るい気質が立ち現れていた。
「なんかこう、テンションが凄く上がるというかさぁ! いいねー!!」
どうにも身体が熱いし足元はふらっふらだが、気にならないし気にしない!
「なんだか歌いたい気分だね、本能に従いたい気分だね!!」
「アハハハッ! 歌えー! 歌っちまえー! ……おっ?」
「うん? 鵙海くん、どうしたの?」
「ハト! ハトの群れ!」
甫の視線の先を、結も目で追う。
そこにはなるほど確かに、周囲の騒ぎなど我関せずなハトたちの姿が。
それを結が見留めるのとほぼ同時に、甫はおもむろにハトの群れに向かって突進した。
「どーんっ!」
驚いたハトたちが、バサバサと飛び去っていく。
それを指差しながら、甫は腹を抱えて大笑いをした。
何が何だかわからないがとにかく可笑しくて、結もきゃらきゃらとつられて笑う。と、
「んお?」
ハトたちが飛んでいくその向こうに、甫は街の真ん中にしゃがみ込み何やら話し込んでいる『お仲間』たちを見つけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月02日
参加申し込みの期限
2015年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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