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ほろ酔い?ガチ酔い?ノンアルだから無問題れす!
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後木 真央
は、ぽっちゃり系召喚三毛猫のがおーと共に、映画館を目指して歩いていた。
……ふらふらよろよろと、確かには定まらない千鳥足で。
「ぬ、抜かったのだ~、ろっこん神魂は場所を選ばなかったのだ……ヒック!」
件の試供品を、効果を知らずに受け取り、口にしてしまった真央。
どうしようもなく火照る顔は、熟れたリンゴのように真っ赤に染まっていた。
「うう、いつ何時でも対処できるようジャージで来るべきだったのだ。真央ちゃん反省なのだ……」
今にも瞼が落ちてしまいそうなほどの眠気に襲われている真央なのだが、久しぶりに映画を観ようと出かけてきたので今日の服装は可愛いワンピース姿。
この格好では、流石に道端で丸くなるのには抵抗がある真央である。
「ぐぬぬ~、ジャージなら、ジャージなら新聞かぶって側溝潜り込む手が使えたのに……この格好でやったら警察呼ばれかねないのだ、はふぅ」
ぐらぐらしながら、やたらと遠くに感じられる目的の映画館を真央は一心に目指した。
「期末ーテストーはーあーっかてんのーきっざっし♪」
洒落た街に、賑やかな歌声が響く。
声の主はドリンクに当てられた酔っ払い――ではなく、素面の
宇佐見 望月
だ。
「にっじゅーよっじっかん闘ーうとっ死ぬっ♪」
歌は続く、まだまだ続く。
「寝子校せーい寝子校せーい♪ おっれさーまはっ、寝子校せーい♪ ……はぁ」
不意に、歌い終えた望月の口からため息が零れた。
彼の目の下には、くっきりと隈が浮かんでいる。
「いくら部活顧問の
こーちゃんセンセ
と約束したとはいえ、赤点回避するため勉強すんのはツラいぜ」
あい、わず、ばっと、はぶあ、すりーぼーるちぇんじだぜ、と呟きを漏らす望月。
なお、英文の記憶しすぎで色々ごちゃごちゃになってしまっている模様。
「うーん、このまま勉強し続けると頭パンクしそうだなぁ」
すっかり凝ってしまった肩を回しながら、望月は2度目のため息を吐いた。
もっとも、そんなことを言いつつ
通い詰めているおもちゃ屋
へと絶賛脱走中の望月なのだが。と、その時。
「んあ?」
望月の視界に、何やら試供品を配っている女性の姿が目に留まった。
明るく声をかけられ、栄養ドリンクだという茶色の小瓶を手渡される望月。
「あざーっす! ……そーいや、ここ数日勉強漬けで疲れてるからなぁ。試しに飲んでみよっかな?」
ぐびぐびと、望月は瓶の中身をためらいなく飲み干した。
「ふあ~」
シーサイドタウンを歩きながら、
水守 流
はあくびを漏らし眠い目をこすった。
眠たげに見られがちながら、常ならばしゃんと頭を働かせている流。
けれど今は、睡眠不足から本物の眠気に襲われていた。
ここしばらく、いわゆる『ネトゲ』にハマりすぎているのがその原因だ。
少し頭をしゃっきりさせようとゲーセンにでも行こうかと思っていたところに、流も偶然、試供品配布のキャンペーンに行き当たってしまった。
「へぇー、栄養ドリンクなんか配ってんだな」
受け取った茶色ガラスの小瓶をしげしげと見つめて、流はそうひとりごちた。
そうして、瓶のふたをきゅっとひねる。
「最近寝不足で疲れ気味だし、一本飲んでみるとするか」
眠気で注意力が散漫になっているせいで、流は街の異変に気づくことなくドリンクを一気にぐいっと飲み干してしまった。結果。
「ん……何だ? 何だか、ふわふわするような……」
何だこのドリンクは? と、いつもの流なら訝しんだかもしれない。
けれど今は、細かいことなんかどうでもいい! と気が大きくなっていて。
「っははは、何だこれ気持ちいいぞ!」
何がというわけでもないが可笑しくて楽しくて、自然と笑いが込み上げてくる。と、
「そこのオニーサンかぁっこいいにぇぇ!」
背後から聞こえた完全に呂律の回っていない大声にゆるり振り向くと、次の瞬間には、流は正面からがばりと抱きつかれていた。
相手は、こちらもぐでんぐでんに酔っ払ってしまった望月である。
「あっははは! 何で急に抱きついてくんだよ! おっかしいだろ!」
割と異常事態なのだが、今の流には面白くて仕方がない。
ぺしぺしと相手の背中を叩けば、望月もけらけらと笑った。
「にゃはは! もしかひて、オニーサンも寝子校生? 俺さみゃはぁ、現役寝子校生!」
「ん? そうそう、俺も寝子校生だけど」
「おおー! いえー、ナカーみゃナカーみゃ!」
流をしっかりハグしたままその背をぱしぱしする望月、「仲間仲間!」と言いたいらしい。
「くっ……ぜ、全然しゃべれてねーし……! っふふ……!」
すっかり笑い上戸と化した流、望月の舌足らずのしゃべりがツボにハマってぷるぷるする。
そうして、2人はあっという間に意気投合した。
「ふえ? もっちゃんセンパイ? なんれこんな所で抱き合ってるのら?」
そこにやってきたのは、おぼつかない足取りでふらふらと映画館を目指していた真央だ。
真っ赤な顔で首を傾げる真央に気づくや否や、
「あー、真央ちゃんみっけー」
と、望月の表情がにかーっと輝く。
やっと流をハグから解放すると、その手を引いて真央の元へと駆け寄る望月。
「真央ちゃん、こいつ、流っていうんら。俺さみゃのマブダチマブダチ!」
「ども……って、ふは、いつの間にかマブダチに……っくく」
「ん、そうなのら? どうなのら? とにかく、真央ひゃんは真央ひゃんなのら~」
すっかり呂律も回らなくなってしまった真央が、望月と流それぞれの反応を不思議がりつつもぺこりと頭を下げる。
その頭に、望月はおもむろに手を伸ばした。そして始まるなでなで攻撃!
「かわいーにゃーかわいーにゃー。なーんでこんあにぃかわいーんだろーにゃー」
ふにゃふにゃ笑顔で割と力強く真央の頭をわしゃわしゃする望月。
ますますふらふらした真央の身体が、ぐらりとよろめいた。
そして、望月の隣に立っていた流の胸にぽふりと収まる。
立っているのもやっとだった真央、そのまま流に体重を預けた。
「お、だいじょーぶか?」
「うう、らいじょーぶじゃないのら、もう限界なのら……」
流にもたれかかったままで、真央はゆるゆると言葉を紡ぐ。
「もっちゃんセンパイと流ひゃんにお願いがあるのら、真央ひゃんをどこか路地裏に連れていってほしいのら……」
「路地裏?」
「真央ひゃんはとっても眠いのら。れも、下手に駅ビル内で寝ると警備員さんに声をかけられてしまうのら~」
つまり、路地裏で寝てしまおうということらしい。
頭が回らないなりに「さすがにそれは危ないような気も?」と寸の間思う流だったが、
「よーっし! 真央ちゃん、俺さみゃに任せとけ! 真央ちゃんのためなら、俺さみゃ、一肌でも二肌でも脱ぐぜ!」
「お願いするのら、もっちゃんセンパイ頼りになるのら~」
というやり取りを経て、真央の手を引いたやる気満々の望月が歩き出してしまった。
(……まあ、いいか)
酔いのせいで、かなり大ざっぱになってしまっている流。
思考の定まらない頭でぼんやりと結論づけて、彼もまた、2人の後を何とはなしに追うのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月02日
参加申し込みの期限
2015年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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