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みかんを駆逐せよ
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5 みんなでわいわいみかん狩り
「うわーっ……」
果樹園では、みかん狩りに来た
羽生 碧南
が豊富に実ったたくさんのみかんを前に感嘆の声を上げていた。みかん大好きな碧南としては、みかん狩りは外せない。今日は秋物のパーカーの下に、ロックでレインボーなTシャツを着こんでいる。作業のしやすい服装を選んだ結果だ。みかん狩りに臨む為の準備はばっちりである。
「これだけたくさんあったら狩り応え満点だなー」
更に、口の中に入れたら弾ける果肉と溢れる果汁、口内に広がる甘酸っぱい風味を想像する。それだけで涎が出そうだ。というか、既に何か顔が弛緩している。
「竹籠からこぼれなければいいんだよね」
碧南は籠を抱え直すと、期待に満ちた顔でみかん狩りを開始した。
∞
そして、
小島 海美
もまた、みかん果樹園を前に目をきらきらさせていた。
「みかんってこんなふうに木になってるんだ! わたししらなかったけど、おとうさんはしってた?」
海美は今日、父の
小島 陸
、母の
小島 美空
と一緒にみかん狩りに来た。陸は、はしゃぐ海美を見て目を細める。やはり、家族サービスというのは大事だ。
美味しいみかんを、大切な家族と一緒に味わう――これほどの幸せはあるだろうか。
「フフ、海美。近所の渡辺さんのお家の木もあんな感じじゃなかったかな?」
「あっそっか、きんじょのおうちのなつみかん、木だったっけ! それとおんなじだ!」
「海美はお利口さんだね、よしよし」
陸が頭を優しく撫でると、海美は「えへへー」と嬉しそうにした。
「さて、海美。みかん狩りにもマナーはあるんだよ。枝は折ってはいけないし、一度取ったものは捨ててもいけない。マナーを守るからこそ、楽しいみかん狩りなんだよ。わかったね?」
「うん!」
「それから、あんまり遠くに行っちゃだめだよ」
「はーい!」
海美は元気に返事をすると、籠を持ってとてとてと走り出した。
「おいしそうなみかんをさがしにゴーゴー!」
陸と美空は、ゆっくりと彼女についていく。
「どこかなー!」
海美は頭上で色づくみかんを見上げてきょろきょろしながら、美味しそうなみかんを探し始めた。
(あんまりたく山たべすぎると体がきいろくなるからダメっていわれてるし、1ばんおいしそうなのを見つけるのが大じ!)
でも、どのみかんもおいしそうに見えて、どれを選べばいいかわからない。
「おとうさん、おかあさん、おいしそうなみかんって、どういうのかなあ?」
陸と美空は顔を見合わせ、それぞれにちょっと考えるようにしてから、陸が言った。
「皆の案内をしているみかん宇宙人がいるだろう? あの頭の色が、甘いみかんの色だよ」
「あの色かー!」
海美は、みかん宇宙人に「こんにちは!」と挨拶した時のことを思い出す。ちなみに、サンマさんやらマグロさんやらちくわくんやらで見慣れているので、海美はみかん宇宙人を見ても怖がらなかった。
(ああ、無邪気な笑顔で反応するうちの娘が可愛い……本当に癒されるな……)
ヒントを知った娘の笑顔に、陸の頬はつい緩む。
みかんを改めて見上げ、海美はみかん宇宙人の頭の色を思い出しながらみかんを探し始めた。なんだか、宝探しみたいだ。
「私達も始めようか」
陸も美空と2人、デート気分でみかん狩りを楽しむ。みかんを籠に入れ合いながらも、陸はどんどん先へ行く海美の背を見て少し心配になる。
「迷子になったり、変な人に声を掛けられないだろうか……。うちの子は可愛いからな……」
とか。
「やはり、もう少し近寄って見守った方がいいのでは……」
とか、ついそわそわしてしまう。
(おとうさん、どうしたんだろう?)
陸が美空に叱られているのを見て不思議に思いつつ、海美はみかん狩りを楽しんでいた。1個2個とみかんを籠に入れていく中で、彼女は樹の高い所に甘そうなみかんが生っているのを見つけた。手を伸ばしても、とても届きそうにない。
どうしようかと思っていると、背の高いお姉さんが近くでみかん狩りをしていた。そうだ! と海美はお姉さんに声を掛ける。
「こんにちは! ね子小1-1、
小島 海美
です! あの、たかいとこにあるみかんとってくれませんか?」
「ん? どれ?」
声を掛けられた碧南は、「あれです!」と指差された、他よりも少し色が濃いみかんに目を止めた。無理せず手の届く高さにあるそれをもぎ、碧南は海美に「はい」と渡す。
「ありがとうございます!」
にこにこ顔の海美の近くでみかん狩りを続けながら、碧南は突然「ハッ!?」という顔をした。背丈の違う2人がみかん狩りで出会うというシチュエーションから、今攻略中の乙女ゲームの内容を突如として思い出したのだ。
(こ、これは……! もしかしてもしかすると!)
乙女ゲームの「四季恋歌(キセツノコイウタ)」の浅葉静都ルートのヒロインと彼との出会いは、秋のみかん畑でのみかん狩りでのことだった。ヒロインは高身長で、彼は身長169センチで『かわいい』と呼ばれることに強いコンプレックスを持っている。コンプレックスを持つ者同士の胸キュン展開が、碧南の頭の中で鮮明に蘇ってくる。攻略済ルートの為、2人が結ばれる最後まで。
甘い妄想にトリップして、にへらと怪しい笑いを浮かべたり、自分を抱きしめたりしている碧南を見て、陸は先程より更におろおろした。
「な、なんだろうあの子は……大丈夫なのかな?」
碧南は、女子バスケ選手として中学時代に全国大会出場経験を持っている。今も
高校1年ながら、早くも木天蓼大学へのスポーツ推薦の話が来ている
有力選手だ。だが、陸の目に映る彼女からそれらをイメージするのは困難だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月08日
参加申し込みの期限
2015年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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