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ふわりふる真珠、月の都の異邦人
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本当はもう少し後で上納しようと思ったのだが、一応確認しておこうと、真央は少し心配になりつつ問いかける。
「もしかして、白虎族ってマタタビってだけで酔いやすくなるのだ?」
「我ら白虎族の中でも特に男性が、その特性を持つ。だが、マタタビ茶は休日やらこのような祭でしか飲まない。気にしないでくれ。ありがとう」
白鋼は笑顔で受け取り、後から宮で働く人々に振舞おう、と穏やかに言った。これを皮切りに、次々に声をかける者が現れる。
「このお茶は、とても美味しいね。僕は幼い頃、紅茶党でね。昔は母によく淹れてもらっていたんだ」
「紅茶も、確かに美味しい。こちらでは青龍族や玄武族の者たちが好んで飲んでいる。特に寒い地方に暮らす青龍族は牛や山羊のミルクで茶葉と香草を炊いて飲むが、実に美味しいぞ」
サキリが懐かしそうにそう言うと、白鋼が穏やかに相槌を打って紹介してくれる。ここで出た別の種族の名に、サキリだけではなく他の者たちも興味を示す。「その青龍族や玄武族についても知りたい」と言えば白鋼は簡単に説明してくれた。
寝子島からみれば異世界にあたる月の世界には、大小幾つかの国があり、虎になれる白虎族のほか赤い翼を持つ朱雀族、結界を操る玄武族、角を持ち王族だけが龍になれる青龍族、治癒能力を持つ麒麟族という人々が暮らしているそうだ。
「ここは神酒ノ国って言っていたけど、お酒が特産品だったりするの?」
「そのとおりだ。月に暮らす人々はたくさんの神々を信仰していてな、その神様たちに捧げる酒を主に造っていたから、そのまま名前になったのだよ」
円の問いに白鋼は静かに頷いて答える。他の国も色々と名産品や特徴があり、そこから名前が来ているのだとか。
「白鋼さん、この間は資料をありがとう。とても参考になったよ」
月は先日の遣り取りの後、衣装についての資料をもらっていた。それを元に描いた彼女のデザイン画を見せると、白鋼や円たちはその華やかさに目を輝かせた。
「これはすばらしい。是非、纏ってみたいものだ。つばめ姫にはこちらが似合うかな……」
(白鋼はあきらめていないみたいだねぇ)
円はそんな様子をみて僅かに目を細め、くすっ、と笑う。
「この生地は、シルクかな……。ここでしか手に入らないもの?」
「そうだな……砂地で取れるサンドシルクの樹皮を繊維状にしたものだ。良かったら少し布を分けようか?」
月の言葉に白鋼は少し考えながら提案。月は後からその布を見せてもらう事にした。
次に声をかけたのは、此方である。美味しいお菓子とお茶でふんわりした気持ちになっていたのだが、やはり白鋼の恋について気になっていたらしい。
「白鋼は、まだつばめ先生の事……好き?」
「あぁ。つばめ姫の事はあきらめきれぬ」
白鋼はしっかりとした声で言う。けれども、その頬はほんわりと赤くなっている。すると、円が穏やかに口を開いた。
「ボク、地球の流儀を教えるって言ったけど中々まとまらなくてさ。変な話、君の世界とは真逆なのさ」
円は少しお茶を飲んで一息つき、言葉を続ける。
「決まりごとも確証もなくて、ただ、双方同意の上二人の気持ちで成り立つのが地球というか、日本の恋愛の流儀なのかなって思うよ」
その言葉を白鋼は真面目な顔で聞く。いつの間にか筆と紙を用意し、メモを取っていた。円の言葉を聞きながら、此方もまた相槌を打っていた。
「好きって気持ちが本当だったら頑張り続ければ届くんじゃないかしら? 届かないかもしれないけど、好きなら行動するのは大事だよ。……もう貴方はあの時のようにつばめ先生の気持ちを考えないなんてこと、しないと思うし」
「アドバイスするとしたらだよ。白鋼くん自身の気持ちを、つばめ先生の気持ちを、そして、つばめ先生に助けられた思い出を大事にしつつ誠実に向き合う事が大事だとボクは思っちゃうかも」
円が茶目っ気交じりにそういい、此方と共に笑いかける。2人の言葉を素直に受け止めたらしい白鋼は、ありがとう、と深々と頭を下げたのだった。
色々な菓子や料理を食べ、幸せそうにお茶を飲んでいた宙太郎であったが、ここで白鋼へと言葉をかける。王様、と呼びかけてから他人行儀かと思い、白鋼と呼びなおす。
「えーっと、前回はちょっと手荒な真似をしちまって悪かったな」
「気にしてはおらぬ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
月夜に囚われし姫君を救え
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月25日
参加申し込みの期限
2016年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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