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ミステリ研究会
:名探偵の部屋の再現、理事長室(北校舎3階)
北校舎に向かう途中で強い向かい風が吹いた。
イルマ・サトウ
は帽子が飛ばないように両手で鍔を押さえる。空の色を映したような青い瞳に笑みを作った。
「天候に恵まれました」
肘に提げていた大きめのバスケットを引き上げてきびきびと歩いた。
人の混雑を避けて北校舎に入る。脇目も振らずに三階に上がり、理事長室の扉をノックした。
「イルマね。入っていいわよ」
閉じられた扉の向こうからの声でイルマは恭しく中に入っていった。
「ブリジットお嬢様、今日はよろしくお願い致します」
「今日の私はブリジットではないわ。ミャーロックホームズよ。わかったわね、ドクターミャトソン」
ブリジット・アーチャー
は左腕を自身の胸の下に入れた。その手首の上に右肘を突いて緩やかに波打つ金髪に指を絡めて微笑んだ。
「それとイルマ、男口調は劇が始まってからでいいわよ」
ブリジットは壁際に移動した。暖炉に見立てた背の高い家具の前には猫脚の円卓を挟んで古めかしい椅子が置かれていた。その一つに勢いよく座って足を組む。
近くで本棚の整理をしていた
神野 美野梨
が心配そうな顔を向けてきた。
「部長、理事長から借りた物をあまり手荒に扱わない方がいいのでは」
「太っ腹のあずさのことだから心配いらないわ。それにしても間に合わせの調度品でも並べたら、それなりに見られるようになったわね」
美野梨は困ったように笑って頭に手をやる。尖った耳に触れて手を引っ込めた。思い出したような顔でブリジットに目をやる。
「部長、そろそろ猫耳カチューシャを付けた方がいいわ」
「これも一つの演出よね」
手前の円卓の上には猫耳カチューシャが置かれていた。ブリジットは手を伸ばして頭に装着した。
「イルマも付けるのよ」
「わかりました」
イルマはブリジットの座る椅子の横に立ち、猫耳カチューシャを受け取った。すぐには付けずに手の中でゆっくりと回す。
「どうかしたの?」
「私はどちらかと言えば、灰色の脳細胞の方が好みなのですが、いえ、なんでもございません」
ブリジットの鋭い視線に気付いて言い直した。イルマは手早く猫耳カチューシャを頭部に付ける。その姿で奥まった壁際へと足を急がせた。ロココ調の丸みのある大型ソファーの横には装飾が施された姿見が置いてあった。
イルマは自身の姿を鏡に映す。
「この猫耳は……悪くないです」
持っていたバスケットを木製の衝立の裏に運ぶ。そこには電気ポットが置いてあり、こじんまりとした給湯室の役割を担っていた。
「ボクが最後みたいだね」
新井 すばる
が黒い外套姿で現れた。手にはクーラーボックスを提げている。持つ手を変えて臨時の給湯室に運んでいく。
椅子に座っていたブリジットが立ち上がった。不敵な笑みが浮かぶ。髪を後ろに軽く払い除けた。
「私の美貌に引き寄せられた客達が殺到するわよ。皆、気を引き締めて対処するように!」
「わかりました。善処いたします」
イルマはメイドらしく首を垂れる。すばるは犬耳のカチューシャを付けた姿で竹輪を齧り、よろちくわ、と笑って出てきた。
「何か音が近づいてくるわ」
美野梨の声に全員が口を閉じた。廊下を走るような音が急速に近づいてきた。数秒後、飛び込んできたのは
シダ 美穂戸
であった。髪が乱れて炎を纏っているようだった。
「シンチャオ シダきたぞ ちくわ みのり コスプレか?」
すばるは少し胸を張って言った。
「ここでの私は、あの有名なミャーロックホームズに登場するお馴染みの人物、バウトレード警部なのだよ」
「そうか いいな かわいい」
すばるの自然な対応に美野梨も演技を試みた。
「私はミセスニャドソンです。紅茶や美味しいお菓子を用意していますが、いかがですか」
「もらう シダ お菓子も」
話の展開を予想したイルマは慣れた手付きで紅茶を淹れている。バスケットで持ってきた白いスコーンを皿に二つ、重ねるように乗せた。
美野梨が静かにやってきた。
「ごめんなさい。次は私が淹れるわ」
「気にしないでください。本来はメイドである私が淹れて、お客様のところまで運ぶのが自然な行動なのです。今回は役柄がドクターなので表立っては動けません。こちらこそ、運ぶのをお願いしてもよろしいですか」
「そうね。私も自分の役割を果たすことにするわ」
美野梨は丸いトレイにカップと皿を乗せて運んでいった。シダはソファーに座って音楽を聞くように頭を揺り動かしていた。
「お待たせしました」
「待ってた シダ」
手前の猫脚のテーブルに紅茶のカップとスコーンを乗せた皿が静かに置かれた。走って喉が渇いているのか。シダはカップを手に取った。息を吹き掛けてから飲んだ。
「いいにおいする ミルク シナモンない でもチャイ 思ったぞ」
子供のような笑みでスコーンの皿を持ち上げる。一個に齧り付いて目を丸くした。
「ンゴーン カリカリ もちもち」
シダの言動で食感まで伝わってきた。
「これは本格的だねー」
三ヶ島 葵
がカメラを構えて入ってきた。堂々とした態度のブリジットにおっとりとした笑みで近づいた。
「非公式新聞部だけど取材は大丈夫かなー。写真も撮るんだけどー」
「構わないわ。あずさの私物だからね。私の美貌をカメラに収める行為も許可するわ」
ブリジットは身体を斜めにしてモデルのような立ち姿となった。葵の目は頭頂の猫耳カチューシャに向けられた。
「その頭の上の耳は何かなー。他の人も同じだよねー」
「登場人物を動物化させたシリーズが昔にあったから、それを真似てみたのよ。あっちは犬だったけどね」
「へー、そんなシリーズがあったんだねー」
葵は持参した手帳にボールペンで書き記す。その後は調度品の数々にカメラを向けてシャッターを切った。
河島 澪
はさっぱりした顔で廊下を歩いていた。前髪が少し湿っていて手櫛を何度も入れる。前方に理事長室の扉が見えてきた。
澪は目に付いた窓ガラスに顔を近づけた。目の周りや頬を気にするような手付きで角度を微妙に変える。
「…どうしたのでしょうか?」
橘 舞
が澪の姿に目を注ぐ。疑問に思うような仕草で近づいてぴたりと足を止めた。焦った表情を澪の背中に向ける。
「ごめんなさい。不用意にあなたの後ろを歩いてしまいました」
「私に言っているのか?」
後ろを振り返った澪が固まる舞に言った。
「あの…コンタクトレンズを落としたのではないのですか?」
「ああ、そういうことか。別の出し物でピエロ役をしていて、メイクが完全に落ちているか気になって調べていたんだ」
「そうなのですね」
舞はほっとした表情で笑った。澪の目が優しくなり、自ずと口が開いた。
「私はミステリ研に行くところだ」
「奇遇ですね。私も友人に会いに行く途中でした」
「そうか」
澪が誘うことはなかった。自然に二人は肩を並べて理事長室の扉を開けて入っていった。
感心したような目で澪が辺りを見回す。
「私はミャーロキアンという程ではないが、それでもわかる。よくここまで再現できたな」
ブリジット・アーチャー
がゆっくりと歩み出る。
「あずさのおかげよ。延いてはミステリ研究会を発足させた私の功績よね。舞も来たのね。どう、十九世紀のイギリスで活躍した名探偵の部屋は?」
「本格的ですね、ブリジット部長、ではなくて同好会だから会長でしょうか?」
「舞の好きな呼び方でいいわ」
「それではブリジットにします」
「それ、いつも通りよね」
ふふ、と舞いは笑って重厚な机の上に軽く手を触れる。
「木目がとても綺麗に浮き出ていますね。この机は最高級に位置するマホガニー製ですよ」
「あずさの家は旧家だからね」
「多趣味な方なのかもしれないですね」
舞とブリジットが話し込んでいる間に澪が歩いて回る。
「妙な物があるな」
視線の先に
三ヶ島 葵
がいた。スキーのゴーグルが極端に厚くなったような物を装着して頭を頻りに動かしている。
「リアルだねー。ロンドンの現地で取材している気分になるねー」
葵は手にした手帳に忙しなく文字を書き込む。その近くには
イルマ・サトウ
がいて二台のパソコンを操作していた。
澪は横から覗き込む。部屋全体がアンティークの調度品で埋め尽くされ、歩き回るような視点で流されていた。
「こんなヴァーチャル世界まで用意されているのか」
「ロンドンのベーカー街221番地B、ミャーロックホームズの部屋の再現になります」
手を休めずにイルマが画面の意味を端的に語る。
その間に
神野 美野梨
は三人分の紅茶とスコーンを手早く用意した。
シダ 美穂戸
がくつろぐソファーの手前のテーブルに速やかに運ぶ。
「心ばかりの用意ができました。こちらでごゆっくりお召し上がりください」
美野梨は三人に声を掛ける。澪と舞がソファーに座った。少し遅れて葵が空いたところに腰を下ろす。
新井 すばる
がブリジットを窺うように目を向ける。自信に溢れた笑みが返ってきた。
ブリジットはソファーに座る四人に向かって言った。
「突然ではありますが、今からミャーロックホームズのミステリ劇を始めます。皆さんは起こる事件を見ていてください」
ソファーに座っていた四人が拍手を送る。落ち着いたところで簡単な配役を伝えて劇は始まった。
円卓を挟んだ二人が向かい合わせで椅子に座っていた。一人はミャーロックホームズを演じるブリジット。手には愛用のパイプを握っている。もう一人はバウトレード警部役のすばるであった。ホームズの友人のドクターミャトソンはイルマが引き受けた。窓際に立って話を聞きながらメモを取る。
「事件に関しては以上になります。ホームズさん、何か気付いたことはありましたかな」
「そうですね。特に気になることがない点が気になると言いますか。私にはとても単純な事件に思えるのです。問題は犯人の逃走経路、この一点だけでしょう」
「そうは言いますがホームズさん、今回ばかりはこの私共もお手上げでして……」
微笑したホームズはパイプを咥えた。少しの間を空ける。
「毎度のことです」
「これは手厳しい」
そこにミセスニャドソンである、美野梨がトレイで紅茶を運んできた。バウトレード警部は目を細めた。
「ミセスニャドソン、今日もお美しいですな」
「警部さんは今日もお口が上手ですね」
「こちらも手厳しい」
上機嫌となった警部は談笑を続けると思いきや、苦しげな顔で喉を掻き毟るようにして椅子から転げ落ちた。俯せに倒れた姿で必死に頭を上げる。
「まだらの湯たんぽ……」
警部は力尽きるようにして動きを止めた。そこにドクターが駆け寄って脈を調べる。悲しそうな顔で頭を左右に振った。
「チョーイ オーイ ナンダ ちくわ 死んだか?」
シダは大きな声を上げて立ち上がる。俯せに倒れた警部に駆け寄り、オキロ、と背中に蹴りを浴びせた。驚いたミセスとドクターが間に入って、蹴らないで、と口々に訴えた。
「蹴っちゃだめか? わかった シダ」
シダはソファーに戻った。中断していた劇が始まる。
ホームズは倒れた警部の側にしゃがんだ。検分するような目のあと、ソファーに座る四人の方に向いた。
「バウトレード警部は突然に亡くなりました。『まだらの湯たんぽ』という言葉を残し、手には一本の竹輪が握られていました。ダイイングメッセージなのでしょうか。私には事件の全容が見えました。皆さんにはこの不可解な事件の謎が解けますか?」
ホームズは口元に笑みを湛えて四人に向かって指差した。
「第二のミャーロックホームズはあなたです!」
シダは小難しい顔になった。
「まだら 湯たんぽ? ここあるか?」
頭で考えるよりも行動に起こす。シダは走り回って目的の物を探した。衝立の向こうまで入り込む。
「ポットしかないぞ まだら なんだ? 魚のタラか タラ鍋に毒あったか いつ食べた? シダもタラ鍋 食べたい」
スコーンを平らげたシダは自身の腹部を切ない表情で摩った。
澪はソファーに座った状態で口を閉ざす。思考を巡らせているようだった。隣には舞がいて展開の早さに翻弄されていた。
「なんということでしょう。バウトレード警部がお亡くなりになるなんて。最期の、まだらのユタンポ…ユタンポ……」
声が深く沈んでいく。浮上するように立ち上がると舞はホームズに声を掛けた。
「ブリジッ、ではなくてホームズさんに聞きたいことがあるのですが」
「答え以外のことなら私に何でも聞いてください」
「あの、初歩的な質問かもしれないけど…その、ユタンポって何でしょうか?」
「湯たんぽを知らない? 私も使ったことはないけど、ほら、楕円形の平たい水筒みたいな物よ」
意表を突いた質問の影響でホームズは完全にブリジットに戻っていた。舞は熱心な説明をにこやかに聞きながら徐々に頭を傾けていった。
「……そうか、そういうことか」
澪はソファーを離れて現場に目をやる。バウトレード警部が握っていた竹輪に注目する。先が少し欠けていた。
待機していたドクターが澪に近づく。
「事件の全容は見えましたか」
「まだらの紐がヒントだな」
澪は相手の顔色を窺う。隠す必要がないと踏んだのか。ドクターは明るい表情で言った。
「爬虫類が苦手な人は多いです。そこで湯たんぽになりました。まさか、知らない人がいるとは思ってもいませんでした」
「私も湯たんぽに馴染みはないな。そろそろ私なりの答えを明かすか。『まだらの湯たんぽ』とは斑模様の猫のことだ、違うか」
そこにホームズが透かさず口を挟む。
「正解ですが、それでは不十分ですね。バウトレード警部が亡くなった経緯を教えてくれますか」
「そうだな。猫は日頃から竹輪を餌に貰っていた。たぶん、面倒見の良いミセスニャドソンが与えていたのだろう」
澪の視線に、そうです、とミセスは答えた。
「そのことを知らないバウトレード警部が自分で食べるつもりで竹輪を取り出した。猫は餌と勘違いして跳び付く。竹輪の先が少し欠けているのは猫の噛み跡だろう」
「それが死因になるのですか」
ホームズの指摘に澪は白い歯を見せて笑った。
「極度の猫アレルギーと考えれば死因になり得る。過去に窒息死の事例もあるからな」
ホームズは納得した表情で澪に握手を求めた。
「あなたが第二のミャーロックホームズです。おめでとう!」
出し物に参加した者達が集まって大いに澪を祝福した。その流れで締め括りの言葉も任された。
「Q・E・D! 楽しい時間をありがとう! 楽しませて貰ったよ」
澪はウインクして爽やかに立ち去った。
空いた時間を利用して
ブリジット・アーチャー
と
橘 舞
は北校舎を出て南校舎に訪れた。
舞は歩きながらブリジットに聞いた。
「ミステリ研究会にも紅茶とスコーンがありましたよね」
「あれは客用よ。会の代表の私が食べるのは、ちょっとね。それに舞は妹の千歳、と言っても双子だから年齢は同じだけど、気になるのよね?」
「そうですね。可愛い妹ですから」
二人は1年1組の教室に着いた。ホラー喫茶には目もくれず、普通の喫茶店へと入っていく。
近くにいた
土方 伊織
がポニーテールを振って駆け付けた。
「いらっしゃいませ~なのです。こちらにいらしてくださいなのですよ」
先頭で歩き出した矢先に転びそうになる。伊織は後ろを振り向いて、心配ないのですぅ、と恥ずかしそうな顔で言った。
「気を付けて歩いてくださいね」
舞の言葉に頷いて歩き出す。テーブルの目前で再び平らな床に躓いた。背中が小刻みに震えている。
「こ、こちらになるのです」
二人に背中を向けた姿のまま、テーブルを掌で指し示す。
「私はこちらに座るから舞は窓側ね」
ブリジットが座ったあと、舞も椅子に着いた。
「劇で疲れたからサンドイッチもいいわね」
「私はクッキーですね。紅茶は向こうでいただいたので」
テーブルのメニューを見ていた二人が顔を上げた。伊織は小走りで別のテーブルに向かっていた。
「どうしましょう」
舞は困ったように頬に手を添えた。横手から一人の人物が通り過ぎる。ボサボサの髪で白いシャツにソムリエエプロンを着用していた。
舞は急いで呼び掛ける。
「注文をよろしいでしょうか」
「はい、どのようなご注文、舞か」
振り返った姿は
御剣 刀
であった。気付いた舞は口元を綻ばせた。
「御剣さんではありませんか。シャツにエプロン姿、とてもお似合いですよ」
「ありがとう。ご注文を聞いてもよろしいですか」
先にブリジットがサンドイッチとホットコーヒーを頼んだ。舞はクッキーを注文してそわそわと周囲を窺う。
気付いた刀が声を潜めて聞いた。
「舞、どうかしたのか?」
「千歳の姿が見えないのですが」
「仕切りの向こうの調理場にいるから、ここからだと見えないと思うよ」
「それは残念ですね」
その様子を
橘 千歳
は偶然に目撃した。調理場にしゃがむと片目でつぶさに見ている。表情には焦りのようなものが浮かび、目は訝るように鋭くなった。
なんで姉さんと刀君が……。客と接客係が話をするのは普通な訳だけど……。
目が離せない状態で千歳は左胸の辺りに掌を押し当てる。激しい心臓の動きを静めているようにも見えた。
でも、何故かしら? 二人を見ていると気分が落ち着かない。
突然に刀が踵を返す。千歳は慌てて引っ込んで持ち場に就いた。平然を装って刀の注文を聞いて調理を始めた。
窓際に座っていた舞が視線を上げる。
「ブリジット、猫耳は外さないのですか」
「ああ、これね。また付けるのが面倒だからこのままでいいわ」
「見た目が可愛いから、そのままでもいいかもしれませんね」
程なくして刀が注文の品々を運んできた。舞はテーブルに置かれたクッキーを摘まんで口に入れた。
「このクッキーは美味しいです。妹が作ったものですよね」
「その通りだけど、よくわかったな」
刀の驚いた口調に舞は微笑む。
「もちろん、わかりますよ。姉妹ですから」
「あ、このクッキー、本当に美味しいわね」
摘まんで食べたブリジットの感想に舞は満面の笑みを浮かべた。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
145人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月22日
参加申し込みの期限
2015年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月29日 11時00分
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