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せんせいといっしょ:高野先生編
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●せんせい、あのね
マットレスを体育館一階にある倉庫へ運び入れ、整理をする。
博美、紅玉の9組学級委員コンビが指揮を取って、運ぶのと整理するのとちょうど良い感覚で綺麗にマットレスを並べていった。
後は跳び箱だけとなり、有紀は一足先に倉庫内を見に行った。
すると、もう一人。有紀が悩んでいる所に圭花が顔を出す。
「ああ、桃川。ちょっと倉庫の整理を手伝ってくれないか? 跳び箱を入れるのに幅がちょっと足りなそうで、そっちのボール類を動かしたいんだ」
「……」
「桃川?」
返らぬ答えに振り向き、もう一度名前を呼ぶ。
「なんだ、桃川も腹が減って力が出ないのか」
「……先生」
「ん、どうした?」
「何で、普通に接してくれるの?」
有紀は驚いて目を開く。
彼女が言わんとしている事は、恐らく先日のあるやりとり。
あの時確かに、敵意を露わにしてしまったのに。
圭花は続ける。
「私も先生みたいだったらよかったのに」
視線を落とし呟く。そこに乗せられているのは羨望と、濁ったものが入り混じった何か。
「だってここのみんな、先生を慕って集まってきたわけでしょ? それって先生が、まっすぐで、かっこよくて、キラキラしてるからよ」
だから、先生の周りにはいつも人が沢山いる。
傍から見ると明るくて羨ましくて。
でも自分から近付くには眩しすぎて。
こうやって先生の好意を目の当たりにすると、どうしようもなくて。
「でもきっと、そう言われてもピンとこないでしょ? 先生にはそれが当たり前だもんね。……私みたいのに、そうなれるコツぐらい教えてくれたっていいじゃない」
心の内を吐き捨てるように、精いっぱいの言葉を紡ぐ。
倉庫内に静寂が走る。
外ではわいわいと賑やかな声が聞こえるが、そことは全然空気が違って。
とん。有紀が一歩踏み出した。
下を向いている圭花は、先生がどんな表情なのかわからない。
片付けの為に後ろで一纏めにした髪が首にあたって、うざったい。
目の前に有紀の足が来た。
何か言いなさいよ、と奥歯を噛みしめた時――わしゃわしゃと頭を撫でられた。
「な、何よ。子ども扱いしないで」
「んーいや。何となく撫でたくなった」
「何それ。……意味わかんない」
ちらと視線を上げて見た有紀は、いつもの快活な笑顔ではなく。
どこか微笑ましげに眼を細めていた。
「そうだな。私が何も言わなかったのは、酷い事をされたと思ってないからさ」
あれは勝負ごとだったしな。と続けてから照れたように頭を掻く。
「何かすごい褒められた気がするんだが……恥ずかしいなこれは。ありがとう」
「~っ!」
「でも、結構必死な所もあるんだよ。私も中学の時に世話になった先生がいて。ずっとその人みたいな先生になりたいって思ってたんだ」
圭花は目を瞬かせる。この先生にも、憧れの存在が居た?
「それにしても、桃川は良い奴だな!」
こうして真正面から言葉も思いもぶつけに来てくれたし。
「な、何言って……ああもう!」
耐えきれなくなったのか脇を通り過ぎ、先ほど有紀がいた場所でボールの片付けを始める。
その後ろから有紀も追いついて、一緒に整理を開始した。
「手伝いありがとうな」
「お礼なんて要らないわよ。私がやりたくてやってるんだから」
「はは、そうかそうか」
その後は会話らしい会話はなかったが。少しだけこの先生の事がわかった気がする。
少しだけ、だけれど。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
片桐 久乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月28日
参加申し込みの期限
2013年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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