this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
せんせいといっしょ:高野先生編
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
●ごはんのあとは
「そういえば……」
「ん?」
といきがふと呟く。
「高野先生てよくうちの担任の浅井先生とお話してますよねぇ。浅井先生ってぇ女の人の前だとなんかキョドってる事が多いんですけど、先生の前ではどうなんですかあ?」
「浅井先生? そりゃどうしてまた」
「仲良しさんみたいじゃないですかっ」
そうだなー……と先ほど貰った、たこさんウインナーが刺さった爪楊枝を弄る。
「手のかかる弟みたいなもんだよ」
「弟、なんですか?」
「あいつの熱血っぷりは時々から回るが、その度に生徒達との絆が深まってるんじゃないかと思うよ。それは才能だな。本人は生徒に舐められてるって思ってるみたいだが……教師も生徒から教わることは数えきれない程あるし、私もそこから教わったりするし。良い関係を築けてるんじゃないかと私は思ってるよ」
まあまだ全然頼りないけどな? と有紀はカカカカッと豪快に笑った。
その瞳は優しく、見守る色だ。
「ふうん……ありがとうございます」
思ったよりも真面目な答え。
残念さは少しだけあったが、これが先生たちの関係なのだろう。
「先生」
お茶の入った紙コップを片手に萌は手を上げる。
ちなみに頂いたおにぎりはラップしてもらってある。
「あたし水泳部なんすけど、水泳用の筋トレとか良いのありませんかね? 普通の筋トレとか走ったりは毎日してるんすけど」
「そうだな……その腹筋が基本的なものなら、クランチに変えてみて良いかもな」
クランチは腹筋と似ているが、背中を丸めながら上体を起こす所が少し異なる。
他にも幾つか教えてもらえた。
「これは水泳用の筋トレって決まってる訳じゃない。普段使いも出来るトレーニングだよ」
「そうなんすか……わかりました、ありがとうございます」
飲み終わったコップを置いて立ち上がる。
中庭にある時計を見ると、まだ時間はありそうだ。
その場で軽く体を伸ばす。
「じゃー残りの時間走ってきますんで。ありがとうございました」
「おう、こっちこそありがとうな!」
「ばいばーい!」
そう言って萌は再びランニングを始める。
教わった筋トレを早速実践してみようと思うと、少し胸が弾んだ。
「……高野先生。どうしたら頭と体が連動するようになるのでしょうか」
いささか深刻な面持ちで修がそう聞いてくる。
「頭ではわかってても動けない、って奴か」
「はい」
どう動けばいいのか理屈では分かっている。
でも、身体がそれについて行かないことは多々経験してきた。
先ほど引っ張られた時がそうだ。
「そうだな……」
紅玉から貰ったのか、何という名前か良くわからないけれど美味しそうな食べ物を頬張りながら考える。
「今は早朝少し走っていて。たまに買い物にも徒歩で、自分で行くようにもなりました」
「自分で行かない時がある……だと……」
「? ああ、家にいた時は雇っていた者が行っていたな」
「お金持ちだぞっ!」
「え、普通じゃない?」
「ここにもいたー!」
「ぶるじょあじゃのう」
修を見て、紅玉を見て、といきを見て俄かに騒ぎ始める。やはり、お金持ちの生活って何かちょっと違う。
「運動の他に、自分を信じることも大切かもな」
「信じる……」
「咄嗟に動けない時って、頭でわかってても『果たして自分にできるのか』って身体が固まってしまう時もあるからな」
だから自分なら動ける! と自信を付けることも大事かもしれない。
なるほど、精神面も確かに関係ありそうだ。
「そうですね……ありがとうございます」
「なあ先生。後でストレッチやろうと思ってるんだけど、それを見てもらう事って可能か?」
「ん、ああもちろん!」
博美が問うと、かなりの勢いで米を消費していく有紀が少し止まった。
おかしいな。先ほどあったおにぎりの山がもう数えるほどになっている。
体育科恐るべし、とひっそり修は思う。
「奈良橋は空手部だったな」
「うん。そうだけど、まあそれとはちょっと違うと言うか。うちは古武術の家で」
それは空手だけに収まらない。
「最新の技術を練習に取り入れるのは俺自身は必要だと思っててさ」
だから先生に見てもらおうとしたんだ、と博美は続ける。
文武両道でしっかりした体力と思考を身につければ、いつか後継ぎになっていいと己の師でもある親に言ってもらえるかもしれない。
その日を目指して。
「そうか、私で良いなら協力させてもらうよ」
「高野せんせー、運動に関して何でも知ってそうだしね」
「この後運動するのか? からんも行きたいぞっ」
「うん、皆も来てくれよ」
博美が見回すと、まだ動き足りない人は喜んで頷き、遠慮した人はもう少し雑談を続けるようだ。
「それじゃ、俺も参加させてもらおうかな」
「信じられない。まだ動くの?」
焼きそばパンをとっくに食べ終わり、先生のおにぎりを持った圭花は呆れ気味に息を零す。
「行かないのか?」
「……誰が行かないって言ったの」
「カカカカッ! それじゃ飯食い終わったらまた体育館へ行こうか!」
「はーい!」
「おー!」
青空の下に元気な声が響き渡る。
お手伝いから始まった時間は、もう少し楽しい事が続きそうだ。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
片桐 久乃
ファンレターはマスターページから!
高野先生との時間はいかがだったでしょうか。
こんなお昼の風景があればきっと楽しいでしょうね。
10人という人数、アクションを隅々まで反映しようと頑張ってみました。
拾いきれなかった所があればすみません…より精進させて頂きます。
ご参加頂き、また読んで頂きありがとうございました!
再びお会いできれば幸いです。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
せんせいといっしょ:高野先生編
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
片桐 久乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月28日
参加申し込みの期限
2013年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!