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せんせいといっしょ:高野先生編
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●ほっぷ すてっぷ じゃんぷ!
(チャレンジはしてみることが大切、だな)
マットレスを重ねてくるくると巻いてみたり、先生のように四つ折りにして抱えようとしてみたり。
数回の試行錯誤の結果、二つ折りのマットレスを二枚重ねて布団を運ぶように持つのが安定して持てそうだ。
……だからといって、実行できる訳ではないが。
修は筋肉が突っ張った腕を抑え、内心で溜息をつく。
「もう少し、鍛えようか……」
「おー! 修ちゃん頑張ってるのだ!」
そこにひょこっと真央が顔を覗かせる。
二人で協力していたらしく、後ろからトモエもやってきた。
「二枚一緒に運ぶなんて皆できないのだー。有紀ちゃんセンセーだけに許された技なのだ」
「そうかもしれないな……」
「あら、それはどうかしら?」
挑戦的な物言いに、うん? と皆で振り返ると、そこには圭花の姿。
二枚持ってる。
「すごいすごーい! 力持ちなんだねー」
「これぐらい出来て当たり前よ」
ほんの対抗心でやってみたら出来てしまった、というのが正確な所だ。
先生と同じく長い手足、そして持ち前の力強さで可能な荒技らしい。
出来ない人は貧弱なのね、と言い残してどこか威風堂々と圭花は去って行った。
その光景を目の当たりにし、自分は諦めていたとしてもちょっぴり修は落ち込む。
す、と修の横を誰かが通り過ぎた。
真央だ。
両手をぱしぱし払い合わせ、気合い十分といった表情でしゃがみこむ。
その前には修が頑張った跡の、二枚のマットレス。
負けていられない。だって。
「……体育科舐めんなし。うりゃぁあー!」
りゃぁあー……
ぁあー……
館内にエコーした真央の雄叫び。
皆が息をのんで見守る中――ゆっくりとした動作で立ち上がり、良い笑顔を携え振り返る。
「無理なのだ!」
ずこっ。何人かずっこけた。
「そうだよね、マットは重いもんねー」
トモエはうんうんと頷き、真央とマットレスを挟んで反対側へ。
せーのの掛け声で持ち上げる。
「でもほら、二人一緒なら運べるよ! お、重いけど……」
「手伝おう」
真ん中の弛んだ場所を修は持ち上げる。三人ならば、まだ軽い。
「うんうん! 一人でも出来なかったら皆を巻き込んで、無限のパワーの可能性なのだー!」
「……そうだな」
ねー、と可愛らしく顔を見合わせる二人に、微笑ましげに修は笑う。
こういう時は、出来なかったら協力すればいい。皆と一緒にいるのだから。
さらり。風が吹き抜けていく。
爽やかな空気と共に、ジャージ姿の
鏡箕 萌
は校舎の外へと走り出た。
今日は快晴、頭上の青空に加え程いい風も吹いていて、気持ち良く走れる。
昼食も食べ終わり、腹ごなしも兼ねてのランニング。
教室のある南校舎の玄関から一度グラウンドに降り、トラックを一周してから次は校舎の外周を周ろうとグラウンドを出る。
北校舎の裏手に差し掛かると、何やら体育館内が騒がしい。
時折、昼食を早めに終えた生徒が体育館で運動をしている事もあるが、それにしてはこう、騒いでいる感じが違う気がする。
不思議に思った萌は渡り廊下の側の開け放たれていた扉から覗いてみた。
そこには数人の生徒と、高野先生。
「あれ、高野先生」
思わず口に出た、と言った感じで呼び掛けると、手持無沙汰になっていた有紀が振りむく。
「おお、どうした。体育館を使いたいのかい?」
「いえ。ランニングしてたら先生の姿が見えたんで……」
「はは、それで声かけてくれたのか。嬉しいよ。自主トレお疲れさん!」
「ういっす」
返事をし、改めて見回すと体育用具がまばらに館内へ散らばっていた。
跳び箱を思いっきり楽しんでいる姿も見えるが、生徒たちも片付けに協力しているようだ。
「片付けっすか? あたしも手伝いましょうか? 運動しようと思ってた所なので丁度いいですし」
「いいのか? 助かるよ」
よろしくなとにこやかに有紀に迎え入れられ、靴を換えて館内に足を踏み入れた。
「高野ちゃん先生! みてみてっ!」
「はは、余所見してると転ぶぞー?」
対する跳び箱は8段。最後の一跳び。そう気合いを入れて、からんは走り出した。
ちょうど良い歩幅で板を思い切り踏み切り、真新しい布張りに両手をつく。
反動で上がった身体をしなやかなバランスでコントロールして――跳ぶ!
からんの身体は綺麗な弧を描くように流れ、すたっ、と乾いた音と共に綺麗に着地。
両手を体操選手みたいにぴっと伸ばすと、周りから拍手がこぼれた。
「からんちゃん10点満点なのだー」
「身体の先まで伸びてたし、まさに満点って言っていいな」
「すごいにゃあ」
「えへへ! やっぱり跳び箱は楽しいなっ」
「からんちゃん、ハイタッチ!」
「お、うん!」
トモエが上げた手に、躊躇なくハイタッチ。笑顔もこぼれる。
勢いで近くにいた萌にも手を差し出すと、力強く返してくれた。
「跳び箱得意なんだな、いいもの見せてもらったよ。後片付けも手伝う」
「うん、ありがとうだぞっ!」
身体を動かすのは楽しい、めいっぱい楽しんだ姿に皆笑顔を見せてくれた。
それだけでからんの心は嬉しさでいっぱいになっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
片桐 久乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月28日
参加申し込みの期限
2013年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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