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【10】寝子島神社にて
就寝前、
宮祀 智瑜
は部屋の窓を開け、寝子島神社に向かって「お父さんとお母さんに会えますように」と三回唱えた。
その手には、家族写真が握られている。
家族写真といっても、彼女が小さいころのものだ。両親は、彼女が小学生の時に、車の事故で亡くなっていた。
だから、夢の噂を聞いて、会いたいと思ったのだ。
彼女は唱え終わると、写真を枕の下に入れて眠りに就いた。
ふと気づくと、智瑜は寝子島神社の前に立っていた。あたりは夜だが、月の光のせいか、けっこう明るい。
「智瑜」
呼ばれてふり返ると、そこには両親がいた。
「智瑜、久しぶりね」
そう言って、母が智瑜を抱きしめて来る。母が離れると、父も彼女を抱きしめた。
まるで、離れてくらしている家族が、久しぶりに再会したかのようだが――実際、智瑜はこれまでも夢や不思議な世界で何度か彼らに会っていて、その点ではたしかに「久しぶり」なのだった。
ちなみに智瑜は、眠った時と同じ、パジャマ姿だった。
三人で鳥居をくぐって社殿へ向かうと、智瑜は賽銭は持っていないが、とりあえず本殿の前で柏手を打つ。
(私、こんな恰好で外にいて、全然寒くないなんて……やっぱり夢なんですね)
なんとなくそんなことを思いながら、同じくお参りする両親を見ていたら、まだ彼らが生きていたころの正月を思い出した。
(私は、着物を着せてもらって、二人に手を引かれて――)
などと考えていると、ふいにパジャマは着物に変わった。髪もちゃんと整えられ、足には足袋と履物をはいている。
「え?」
驚いて声を上げる彼女に、両親もそちらを見やって目を見張る。
「七五三を思い出すなぁ」
ぽつりと呟いたのは、父だ。
「七五三って……私、もう高校生ですよ?」
子供扱いされたことに少しだけ呆れて、智瑜はちょっとだけ拗ねて見せる。
「高校生のお嬢さんに、七五三はひどいわね」
母の言葉に、父は「すまんすまん」と頭を掻いた。
その仕草がおかしくて、智瑜は思わず笑い出す。
笑い声に目覚めると、窓の外が少しだけ明るくなっていた。
ベッドの上に起き上がり、「夢……ですよね?」と智瑜は首をひねる。
だが、抱きしめられたぬくもりは、はっきり覚えていた。まだ、その感触と父母の匂いが残っている気がする。
「噂は、嘘ではなかったってことですよね」
呟くと、彼女はベッドから出てカーテンを開けた。窓から見える寝子島神社に小さく頭を下げる。
「ありがとうございました」
そして、夢の内容を思い返しながら、明けそめた空を見上げた。
(また、お父さんとお母さんに会えたらいいな)
その胸には、そんな思いが浮かんでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月05日
参加申し込みの期限
2015年08月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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