ここは図書室だ。
北校舎(特別教室棟・3階建て)の3階に位置するため見晴らしもいい。
生徒数に見合って図書室も広く本も豊富なようだな…。長机で勉強するのもいいだろう。
図書室では静かにな。
ん・・・・あぁ、お前か
(ポッキーをぽりぽりとかじっていると足音が聞こえたので隠そうとするが、相手の顔を確認すると隠すのをやめて手をひらひらする)
・・・・・・・・・・
(昴さんに少し遅れて入室すると、いつも通りの気だるげな様子で本棚には見向きもせず教えてもらった席へと向かう/昼寝をする気らしい
(小さく欠伸をしながら扉を開いて現れ、辺りを見渡してから奥へ歩いていく)
なんか久しぶりな気がすんな・・・それにこう、みんなえらく表情豊かになった感じがするな
(よくわからん独り言を言いつついつもの場所にたどり着き、椅子に腰掛ける)
時刻表、時刻表、交〇公社の時刻表♪
う~ん、ここにもないねぇ…
(静かに鼻歌を歌いつつ、いまだにウロウロ探している。
どうやら男子二人の背後にある棚にはまだ気づいていない)
あ、ああ、……悪い
(がしがし頭を掻きながら、こいつ目付き悪いな、とか自分を棚に上げながら失礼な事を考えていた)
なるほど、な。俺なら面倒臭くて敬遠するところだが──孝行なんだな
(無愛想な相好を僅かに崩しつつ、)
>坂井
……不可抗力って事にしておいてやる。
(落ち着かない様子を、それとなくフォローしつつ、先ほど書いた手紙を仕舞った封筒に目を落とす)
手紙ってのは便利だ。口に出す必要が無い…メールと違って返答も直ぐには来ねぇ。一方的だ。
(無表情。友人や知り合いなら多少なりとも狼狽しただろうが、知らない奴ならまぁいいだろう、と)
>十
(などとそっけないやり取りをしてる男子二人。背後に時刻表の棚があったりするかもしれない)
ヤダ・・・お菓子作りのための本が少なイワ・・・
ここならタダで見放題だと思ったのニ・・・
帰りに本屋に寄るかナー!
(いそいそと廊下へ出ていく)
むぅ、時刻表が見つからない。
参考図書の棚か旅行関係の棚にあると思ったんだけど…
こりゃ図書室を片っ端から眺めていくしかないかな?
あ、──あー、いや、(はっとした様子で、手紙から如月さんに視線を移し)
今時紙媒体なんて珍しいな、と思ってな。それだけだ。……勝手に覗いて悪かったな
(無意識に漏れた独白に強い後悔を覚えながら、落ち着かない様子で答え)
(便箋を封筒に仕舞い、封を閉じる。ふと、視線と独り言。軽く首を動かしてその方を見る)
……ぁ?
(何か用か?と言いたげに無表情。独り言はよく聞き取れなかったようだ)
(如月さんの座った席を通過しようとするがふと便箋が眼に入って、何と無しに視線を走らせる)
(今時紙媒体なんて珍しいな──などと思いながら、無意識に独り言を漏らし)──名前、何て読むんだろ
(図書室の片隅、閲覧机に角封筒と便箋。実家宛に手紙を書いている)
………。
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ジジイへ
とりあえずめんどくせぇ入学式が終わった。変な入学式だったが。
言われた通り、猫鳴館に入ったが酷ぇボロ屋だった。
それと、バイトも決まった。
なんとか自立出来そうだ。仕送りはいらねぇ。
おかしな島だが、悪い所じゃないと思う。適当にやっていくつもりだ。
俺の近況はこんな所だ。気が向いたらまた手紙を送る。またな。
庚より
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……。
『追伸 病気や怪我に気を付けろよ』
(ペンを置いて一息つく。電話するのも何やら照れくさい。故に、手紙。
手紙は便利だ。言葉に出さず、一方的にこちらの意志を伝える事が出来る)
時刻表、時刻表、交〇公社の時刻表…
辞書の類の棚だろか?旅行関係の棚だろか?
(軽く鼻歌を呻りつつ最新号の時刻表を探しに来館)
>間宮さん
『どんな本、ですか…気になったものから手に取って読んでいくので、結構色々と読んでる事になると思います。
最近はミステリーものを読む機会も多いですね。』
『私は桜花寮で暮らしてますが、穏やかな時間は割と多い方ですね。
間宮先輩はどの寮でお暮しに?』
>御影さん
(可愛らしい方だなあと内心思いつつ、間宮さんとの会話に耳を傾け)
『コーヒーに絵が描けるって凄いですよ。でもあれって難しそうですが…』
>浅山さん
あら、そうなの?(嬉しそうに少し笑みを浮かべて)
浅山さんはどんな本を読むのかしら?
ええ、うちの寮はとてもじゃないけど勉強が出来る状態じゃないのよね…
そうね(頷いて)
>御影
そういうの確か、ラテアート…って言うんだったかしら?
私も一度そのお店に遊びに行きたいわ。
>和穂ちゃん
(涙目で頷き、和穂ちゃんの問いにVサインを出して)
「うん、ちゃんと頑張ってるもん!コーヒーにお絵描きするのが仕事!」
>浅山さん
(先輩、という単語に目を輝かせ)
「うん、よろしくお願いします!」
>間宮さん
『そうなんですか?私も本を読むのは好きなんです。
確かに寮によっては集中して勉強には取り組めないかもですね…落ち着いて勉強に励める場所というのも限られますし(苦笑)』
>御影
…はい、頑張りましょうね(その様子にふっと笑みを浮かべながら)
そういえばバイトの方は順調なのかしら?
>浅山さん
ええ(その言葉に頷いて)本を読むのが好きなの
後はテスト期間中に勉強をしに来たりもするわね。
寮だと騒がしくて勉強に集中できないから…(苦笑いを浮かべて
>間宮さん
『間宮先輩ですね。改めてよろしくお願いします。
お詳しいようでしたが、よく図書館には来られるのですか?』
>御影さん
(御影さんの話し方に少しだけ目を見開いた後、小さく微笑み)
『はい、よろしくお願いします。御影先輩』
>和穂ちゃん
「ううう...、頑張ります」
(しょぼんっとして項垂れ)