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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●残された二枚の巻物
「行った……ようですね」
「そのようです」
洞穴からわずかに離れた緑の椿の葉の影から、
ナタリア・シシロヴァ
と
佐々良 縁
が顔を覗かせる。
彼女たちは巻物を守るべく、クローネや他の人々の隙をついて駆け抜け、洞穴の外に退去していた。
ナタリアはエアガンを、縁は鉄砲の形に作っていた手をおろし、ようやく緊張を解く。護衛役として何かあればいつでもナタリアの<アゴーニ>と縁の<ハンドピース>を発動させるつもりだった。
「力というのは」ナタリアが言う。
「使わずに済む事に意味があることもあります。今回はそのケースですね」
「はあ……っ、緊張しましたー!」
見つからないようずっと息を詰めていた縁は肩の荷の下りる思いで、椿の根本に隠れていた
李 小麗
、そして
黒依 アリーセ
を見た。守るべき友人たちは無事だ。そして、小麗の口の中に隠していた二枚の巻物も!
小麗は膨れた口を開き、巻物を取り出す。口の中にもかかわらず涎にまみれないというのがこのろっこんのよいところだった。ナタリア、縁、小麗、アリーセの四人は、固く手を握り合う。
「三枚の巻物のうち二枚は守り切りましたね」
◇
この世界にいられるのはあとどれくらいなのだろう。時間は、わずかしかないのかもしれない。
それに一度去ったクローネが、残りの二枚も求めて再び現れないとも限らない。
浅山 小淋
と
花菱 朱音
に抱えられながら戻った
笹森 清真
から三枚目の巻物が燃やされたと伝えられると、巻物解読に興味を示していた幾人かは、念の為、小麗たちが隠れていた椿の木陰に場所を変え、残された二枚から何か手がかりは得られないか調べることにした。
「テオ、貴方なら読めるのでしょう。差し支えない範囲でよいのでお願いします」
ナタリアがテオに水を向ける。がしかし。
「『神である』ってことと『万能である』ってことはイコールじゃねえ。俺だって読めねぇよ。付け加えて言うなら、俺は読めなくても一向に構わない。クローネの奴が気づく前に、残りの二枚も破棄するぞ」
そういうとテオは牙を剥き、巻物を引き裂こうと爪の光る前足を振るう。
「だめーっ!!」
その前足にぎゅっとしがみついたのは
橘 明里
だった。
「破っちゃだめなの。みんな頑張ったの! 守ったものの正体を知りたいのなの!」
明里は心に決めていた。みんなを、そして何より、天使と称する自分を助けてくれた人を守るのだと。
そんな明里の純真な瞳にほだされた、といったらテオは怒るだろうか。チッと舌打ちすると低く答える。
「勝手にしろ。……たしかに俺も、この中に何が書かれているのか多少興味はある」
書かれているのは守るべき秘密なのか、それとも今もれいびたちが知って差し支えないことなのか。
それすらもテオは知らない。
「ヤバいと判断したら容赦なく引き裂くからな。ま、そもそも読めればの話だが」
そっぽを向いたテオに、明里はぱあっと表情を明るくする。
「テオくんほんとはやさしいのなの。これあげるの!」
差し出されたのは未開封のプリン。明里同様縮んでいるので極小である。
「……小さすぎだろ」
テオは困惑したが、明里の期待に満ちた視線に耐えきれず爪でぷちっと穴をあけ中身を啜った。
嬉しそうに微笑んだ明里は、今度はそのルビーみたいに輝く大きな瞳を
音海 なぎさ
に向ける。
「巻物を読むのは、きっとせんぱいが何とかしてくれるの。あかりはだめっこ天使だけど、せんぱいは不思議な力を持ったすごい天使だから」
「天使うんぬんはおいといて……」
明里の大切で大好きな「せんぱい」であるところのなぎさは、彼女の頭をよしよしと撫でる。
「三つ揃わないと読めない、とは、どういうことだろうってずっと考えていたんだ。
一枚では読めない、ってことはもうわかっている。
となると、横につなぐ、縦につなぐ、いろいろあるだろうけど――僕は、開いて重ねてみたい」
他に術もなく、みんなはなぎさの言葉に従い、二枚のかさかさした半透明の蛇の皮の端を持って広げてみる。
灰色がかった細やかな模様。一枚だけ赤く染められた鱗。
巻物どうしをそっと重ねる。細かな模様が、スクリーントーンを重ねたときにできるモアレのように一枚ずつでは見えなかった文様を描き出す。が、それに意味があるようにはみえない。何かもどかしい。正解のルートを辿っているはずなのに、あとひとつ大事なピースが足りていないような、そんな……。
「せんぱい、あかりは気になるの。どうして一枚だけ赤い鱗があるんだろうって」
「あかりん! いいところに気づいてくれたね、それだよ! きっとその赤い鱗が『印』なんだ。
みんな、その赤い鱗がぴったり重なるように巻物をずらしてみて!」
「あ……なにか、文字のようなものが見えてきました」
綾辻 綾花
が見やすいように巻物の下から灯りを翳すと、そこにはたしかに、あちこち欠けてはいるものの、漢字のような文字列が浮かび上がっているではないか――!
「正解、でしたね」
綾花となぎさ、そして明里がハイタッチを交し合う。
「でも……古文書な上に文字も欠けてるとなると、解読に時間がかかりそうですぅ」
北原 みゆき
がそういうと、綾花は眼鏡を取り出し微笑んだ。
「私に任せていただけますか。三枚目の巻物が欠けているのでうまく行くか分かりませんが、読んでみます」
綾花のろっこんは眼鏡をかけて読んだものの内容を理解できるのだ。
「お願いしますぅ」
綾花は頷くと眼鏡を掛け、<読破>を発動した。
「序文があります……だいたいですが、こんなことが書かれているようです。
『神は記憶に残ることを望むが、記録に残ることを望まぬようだ。
私は後世の我らねず一族のために、私が見た混乱を書き残し、密かに守り伝えんとす』
――どうやらこれは、大昔に落神が寝子島に落ちた当時のねずの日記のようですね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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