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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●さよなら隠れ里
普堂 しおり
は猫に乗って自然豊かなこの世界を満喫していた。
アケビや葡萄を取ったり、猿酒を探したり、猫の雪像を作ったり。
「1369年前の落神様もこういう所にいたのかな」
いまは、仲良くなった猫と一緒に川の傍でたき火を焚いて暖を取っている。
昔話なら、桃やらお椀やらが流れてくる局面だ。川上から何か流れてきたら掬おうと、Y字の枝に蔦を張って玉網を作っていると、なんと、大きな蛇が流れてきた。しかもその上に人が乗っているではないか。
「助けてぇぇ~」
美崎 岬
だ。蛇が川の流れに浮き沈みするので、今にも溺れそうになっている。
しおりは玉網をめいっぱい差し出して、岬を掬い上げた。
「大丈夫?」
「ええ。助かったわ。……あ、蛇さん……!」
蛇はそのまま川下へと流れてゆく。少し首をもたげて振り返り、岬に礼を言った気もした。
濡れた身体を乾かしながら岬はこれまでの話をしてくれた。しおりはそれを聞き感慨深げにこういった。
「この川、洞穴から続いてたんだね。あの蛇、きっと今までと違う世界を生きてゆくに違いないよ」
猫の友人は目を細め、なあん、と顔を摺り寄せた。
◇
「神魂について前から疑問に思っていた事がある。もし一人の人間に神魂が2つ以上宿った場合どうなるのか? 俺の予想は3パターン。『特に変化はない』『何かしらの変化がある』『野々本来の意志が強くなりに乗っ取られる』。テオに訊いたが答えはなかった。ならクローネに訊こうと思って」
相変わらず熊皮を被ってうろついていた
邪衣 士
の現状を、
八城 昌也
はずばり言い当てる。
「道に迷った、と」
士が昌也に会えたのはラッキーだった。昌也もクローネを探していたのだ。
ふたりは見通しの悪い岩場に出た。
とそこに、
骨削 瓢
の身体がどすんと落ちてきた。
続いて
エレノア・エインズワース
と
維都月 茉菜
も。二人は気を失っている。
怒りの混じった激しい羽音。瓢の上に舞い降りた鋭い鉤爪。クローネだ。
「よくも騙してくれたわね。あんたたちの情報、ものの役にも立たないじゃないのッ!」
クローネは知らなかったのだ。巻物は3枚ないと読み解けない、ということを。瓢はせせら笑う。
「そいつぁ言いがかりだよぃ。あっしらは約束通り情報を渡したろ? そいつを読み解けないのはあっしらのせいじゃないさぁ。それともおたくが望むなら、もうひとっ走りしようかい?」
しかし怒り心頭のクローネは今にも瓢を引き裂きそうな勢いだ。
昌也がクローネに駆け寄り宥める。
「まあまあ。
この前はキミのお蔭で助かったよ
。会えた事に感謝しないとね。
あ、そうだ! もしかしてお腹空いてない?」
昌也が差し出したのはクラッカー。
烏の習性か、クローネがそれを摘まんだ隙に、瓢は身を捩らせて鉤爪から逃れる。
瓢を庇うように士も前に出た。
「俺も手土産がある。鮭トバ、好きだろこういう酒に合う物?」
鮭トバも摘まもうと、クローネが嘴を突きだしたその時だ。
士が、クローネの嘴に、キスをした!
恋心からではない。神魂を吸い取れないかと思ったのだ。
「さすがに無理か。だが、
この前
の仕返しだ」
「!!!!!!!!」
大きく瞳を見開くと、クローネは士を横殴りに吹っ飛ばした。
「なにするのよこのクマァァァア!!!!」
クローネは鬼の形相で士に幾筋も羽を撃ち込む。
世界はにわかにかき曇り、稲光が天を走る。かと思うと降って来たのは蛙、蛙、蛙の雨!
士のろっこんがまたしても暴走させられたのだ。
「ひゃあっはあ! やるねぇ邪衣はん!」
蛙にまみれながら瓢は叫ぶ。この混沌の中で楽しげに。
◇
祭壇に捧げられた花を無心に食べていたボス猫が、風が変わったのを感じたのか顔をあげた。
「空模様が急に怪しくなりましたね。何かあったのでしょうか」
森 蓮
も空を見上げる。ボス猫が大らかなのをいいことに、ふかふかの背中で昼寝と洒落こんでいた
壬生 由貴奈
が寝ぼけまなこを擦りながらいった。
「あー本題忘れてた。元の身体と世界に戻らないとだったねぇ。んで、どうやったら戻れるようになるのぉ?」
まだ花を食もうとするボス猫の毛を、笑顔の
日向 透
が後ろ手で抜く。
「そろそろお願いしますよ。どうやら俺たちも帰り時のようなので」
ボス猫はぶにゃっと鳴いてあたりを見回した。
みんなはボス猫を囲むように輪になって、その動向を見守っている。
「私たちを、元の世界に返していただけませんか?」
蓮が礼儀正しく頼むと、ボス猫は一息おおきく吸い込み、天に向かって鳴き声をあげた。
ぶにゃああああごおおおおぉぉぉ!!
その途端、ここに来たときと同じように大風が吹いた。
誰も彼もふわりと浮き、稲妻のなか渦巻く天の一点へ向かって吸い込まれてゆく。
◇
「きゃっ、まだ全部読み終えてないのに」
綾辻 綾花
ら巻物を読んでいた一同も、元の世界に戻ろうとする力の渦に巻き込まれつつあった。
この世界のものは、この世界に留まろうとする力が働くのだろうか。宙に浮かぶ彼女たちの手から、巻物がすり抜けてゆく。スクープを狙い様子を伺っていた
雨垂 ミゾレ
が飛び出してきた。
「うおおッ! 届け、俺の指!」
あの巻物を、何としても持ち帰りたい! その一心で腕を伸ばす。
巻物の端を摘まむ。
「獲った!」
そう思った瞬間、巻物が千切れた。ミゾレの手に残ったのは、ほんの小さな欠片のみ。
「おおおおおぉぉぉ!」
意識は急速に遠のき、そして――。
まるで、真夏の昼の夢を見ていたかのように、人びとは、寝子島で目を覚ます。
気付けば
法仙 怜悧
、
毒島 虹子
の手には、黒い羽根が握られていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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