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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●反逆
白と黒。
相対するザ・ストレイトたちとクローネ。
神話の行く末を見守る者、テオやクローネに因縁のある者、多くの者たちがそれを取り囲んでいる。
神たちの睨みあいによってじりじりと過ぎる時間。
「このまま仲間たちが巻物を解読するまでクローネを足止めできれば……」
暴走させられ疲労の激しい
風雲児 轟
がそう言葉を振り絞ったとき。
人垣を割って、白でも黒でもない少女がすうっと進み出た。
「残念だけど。巻物は破壊したよ」
凛と声を響かせたのは
維都月 茉菜
。彼女は敢えて言わなかった。「三つ目の」とは。
茉菜はテオとクローネのまさに中間地点に歩を進める。
「でもデータはある、ここに。ちゃんと質問に答えてくれるならテオ、あなたにあげる。でも、そうじゃないならクローネに渡す」
茉菜がスマホを掲げる。仲間たちの中でその勇気にエールを送っているのは
後木 真央
だけだ。他のメンバーは、もし自分たちに不都合なことをするようならいつでも対処するつもりで、油断なく見守っている。この行動は仲間と図ったものではなく、茉菜の独断だった。混乱の使者たちは、一枚岩ではないのだ。
クローネは唐突に始まった寸劇を観客として楽しむつもりのようで、愉快げだ。
茉菜はきつくテオを睨みつける。
「テオはらっかみ。どうせ、巻物に載ってる落神伝説の事も全部知っているんでしょ?
なのにあなたはいつも私たちに命令するだけ。
大事なのに皆に話してない事、あるよね。全部話して。
あなたが知っていること、全部!」
「最初の質問に対する答えはたぶんイエスだろうな。だがその次の要望に対する答えはノーだぜ」
「どうして!」
「どうして、だと? 知りたい――ああそうだろうさ。謎があれば解きたい。隠されたものは見たい。自然だな、まったく自然だ。だが知るということは不可逆なんだ。知ってしまったら、『知らない』には戻れないんだぜ? だから――ああ、だから敢えて。『それ』について俺は語らない。少なくとも今はまだ」
神には、神にしか与り知らぬことがあるのだろう。テオはテオなりに誠実に答えたつもりなのだ。
しかしその高みから見下ろすかのような物言いに、茉菜は唇を噛むと決意した。
「……テオってほんと傲慢で不親切なカミサマだよね。結局何も教えてくれない。
そんなカミサマの何に協力しろと言うの? そんなカミサマの世界だなんてたかが知れてる」
そして、クローネの側に立つ。
その場にいた一同が色めき立った。
「クローネは悪いことを企んでるのかもしれないです!」
北原 みゆき
が茉菜に呼びかける。
「今ここにいるみんなを敵に回したっていいことないです。私……そんなことになったら悲しいですぅ……」
みゆきの呼びかけにしかし、茉菜は寂しそうに首を振る。
「ごめんね。どうしてもテオを、信じられないんだ……」
「維都月はんもそっち側かい。あっしも自分を楽しませ続けてくれる方につくよぃ」
骨削 瓢
もひょいとクローネの側に。
凶行に走るふたりを力尽くで止めるしかないのか。
そう思われたとき、
エレノア・エインズワース
の声が場を割った。
「お待ちなさい。私たちの行動を安易に敵対と捉えて欲しくないですね。むしろ逆です。スマホやデジカメで撮影した以上、テオドロスの肉球やクローネの翼じゃ画像は見られない。つまり私たちが主導権を握ってるわけです。私たちが決められるんですよ、未来を。誰かの言いなりではなく、私たちは自分で選ぶべきなのです。……貴方は人望に自信があります? テオドロス?」
テオはしばし黙り込み、低い声でこう漏らした。
「俺はこの世界を……フツウを守るだけだ」
エレノアは酷薄な笑みを滲ませる。
「すばらしい覚悟ですね。何ならクローネに情報を渡さないよう維都月さんと骨削さんへとりなしてあげましょうか? ……テオが私の靴を舐めるのならね、あははっ!」
人々の心は揺れた。
このままテオについていていいのか、実はクローネのほうに理があるのか。
エレノアの言葉には棘があるが、ある意味真理をついてもいた。
神はたしかに強い力を持っている。とても敵わないだろう。
けれど、自分自身の主導権を握るのは自分だ、ということをエレノアは体現してみせたのだ。
じわりと広がるすぐには答えの出ない戸惑い。それを破ったのは、エレノアの頬を鋭く掠め飛ぶ鳥だった。
「……」
エレノアは思わず頬を抑え、掌についた赤い沁みに歪んだ笑みを浮かべる。
それは豆粒ほどの黄色いカナリア――<黄色いピヨコ>で変身していた
桜井 ラッセル
だった。
ラッセルは金の髪の少年に戻ると声を張り上げる。
「みんな落ち着け! 判断するのは話を聞いてからでも遅くねえ」
人の輪の中から
宮祀 智瑜
も駆け出る。
「私は知りたいです。クローネの本当の目的を。巻物を見たい、というのは何かのための手段ですよね」
「そうだ、クローネ。テオはフツウを守ると言ってる。お前はどうなんだ! わかる様に説明しろ!
お前らは何をどう変えようとしてる? 何を望んでるんだ?
楽しいからとかじゃなくて『最終的にどうなる世界を』望んでんだよ!
抽象的じゃなくて……今からかけ離れる物になるのか……?」
ラッセルの問いに呼応するように、智瑜は祈る思いでクローネをまっすぐ見つめる。
「あなたの本当の想いを、知りたいです」
「あらそう……」
ザ・ストレイトたちをいとも簡単に跳ね除け、クローネは立ち上がった。
「じゃあ、あんたたちにも分かるようにこうしようかしらぁ~っ?」
クローネの羽根が智瑜の胸元に突き刺さり、無意識に発動しかけていた智瑜の<想い見る>が暴走する!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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