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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●伝説、鈴島、封印、牛
神の手にすら簡単に落ちぬよう趣向を凝らされた過去の記録。
鮫ノ口 礼二郎
はポケットに入っていたガムを噛み<脳内ビデオガム>を発動させると、綾花が語る様子、そして2枚重ねた巻物の様子を余すことなく脳内に録画してゆく。
序文を読み終えた綾花は、先の長さにふぅとひとつため息をつくとこういった。
「できれば順に全部読みたいところですが、それだと大変そうなので優先度をつけていきましょう。なにか……そう、キーワードのようなものを探して、その周囲から読んでみましょうか。気になる言葉がある方はいらっしゃいますか?」
するとみゆきがおずおずと手を上げた。
「クローネは鈴島の牛を手に入れて、それから今回のことが起こった……きっと無関係じゃないです。
だから……『鈴島、封印、牛』というのは?」
それを聞くと綾花は素早く目を走らせ、巻物の中ほどにある『牛』らしき文字に着目する。
『九夜山に落神が現れて三月あまり……島は新たな混乱に襲われた。
人々が次々と倒れ、記憶の一部を失ったのだ。
神の魂を好んで喰らい、白い乳を流すという化け物の仕業で、
その姿はまるで愛らしい牝牛のごとし。
われらはそれをこう呼んだ――
<タマクライのミル>
と』
「――それだわ」
黒依 アリーセ
が小さく叫ぶ。
「それこそ鈴島の牛の正体よ。タマクライのミル……『魂喰らい』のミル、かしら。――ああ、もしかして!」
アリーセの脳裏に閃きが灯る。
「『神の魂を好んで喰らい、白い乳を流す』『記憶の一部を失う』
……それって、
神魂を喰らって記憶を取り込み、牛乳として抽出する
、ということ?」
「それが鈴島の牛の能力なのだ?」
李 小麗
が小首を傾げると、アリーセはテオを見上げる。
「そうじゃない? 違う?」
「……人間の『閃き』ってやつには敬意の念を抱かざるをえないな」
「やっぱり鈴島の牛のこと知ってたのね」
アリーセは軽くテオを睨む。だが今はそのことを責めたって仕方ない。
「何故今回の件が起こったのか。説明……してくれる気はない、のよね」
「俺は不親切な神だそうだからな。ってわけでおまえら、推理してみりゃいいじゃねえか」
これは、不器用なテオの挑発。答えはもう見える所にあると言っているのだ。
だからアリーセは敢えてこの挑発に乗る。
「そうね……推理、してみるわ。
事の起こりはそう。やっぱり
鈴島の牛の封印が解かれたこと
だったんだわ。
クローネに持ち去られたのは、<タマクライのミル>。
――神魂を喰らい、それがもつ記憶を牛乳として抽出することができる魔物……あるいは神の道具。
鈴島の封印を前にしてクローネはこう言っていた。『封印の中は溜め込んだ神魂でパンパン、いまにもはじけ飛んで鈴島どころか寝子島まで吹き飛ばしそうだ』って。
……それはこういうことだったんじゃないかしら。<タマクライのミル>は封じられる前、お腹いっぱいに神魂を喰らっていた。それはもうはじけ飛びそうなくらいに。
だとしたらミルを手に入れたクローネがまずした事って何かしら」
佐々良 縁
が想像力を働かせる。
「え、えと……私なら、溜まっていた神魂を牛乳として抽出して、
昔の記憶を手に入れようとする、でしょうか……。
だって、みなさんの話を聞くと、クローネは何かを探しているんですよね?」
「そうね。クローネは神だけど、テオが言うとおり『神である』ということと『万能である』ということがイコールでないのなら、なにか彼女が知らないことがあるのだわ。
ミルを手に入れたクローネは、まず牛乳を抽出した。
そして、大昔のねずがこの隠れ里に何かを隠したという情報を手に入れた。
それが、自分が探しているものに繋がる情報じゃないか、と考えたクローネは、隠れ里を探すことにした。
そのとき何か――もしかしたら手違いのようなことがあって、
私たち寝子島の民も、この隠れ里に吸い込まれてしまった……」
ここで小麗がぴょんと手を上げた。
「ちょっと待つのだ、アリーセ。しゃおりーはもうひとつ気になることがあるのだ」
「なにかしら?」
「確かしゃおりー達は他でもウシに会った事あるのだ。それも学校で」
小麗が言っているのは、
寝子高七不思議のひとつ、存在しない教室に巻き込まれたときのこと
だ。
「あのときのウシと、この<タマクライのミル>は同じものなのだ?」
「一概にそうとは言えないんじゃないか」
そう言ったのは
八神 修
だ。
「俺たちは津止先生に鈴島の桑の木を使って作ったという琵琶の話を聞いた。あのとき俺は、封印された神魂の上にあった木を使って作った琵琶なら、何かしら神魂の影響を受けていてもおかしくはない、と思った。いまここまでの話を聞いてなお、そう思う」
修とともに琵琶の話を聞いた
御剣 刀
が話に加わる。
「そうだな。<タマクライのミル>の姿を、琵琶の元となった木に宿っていた神魂が写しとった……あまりに偶然が過ぎるかもしれないが、そんなこともあるかもしれない」
そこまで言って首を振る。
「いや、本当のところはわからない。何もかも想像だからな」
礼二郎が綾花に尋ねる。
「他にはなにか書いてないのか」
「……このあとは文字の欠けが激しくて……あ、『鈴島』と『封印』っぽい字があります。ここは読めそう」
『神の火を授かりし者たちは、
灰色の猫神と力を合わせてそれを鈴島に封印すると、
悪しき者の手に落ちることがないよう、迷宮を作り守ることにした』
一同は顔を見合わせる。
「これって……当時のもれいびと……」
恵御納 夏朝
は思い出していた。
鈴島のレリーフに猫が描かれていたことを。
「……テオなの?」
しかしいつの間にかテオはその場から姿を消していた。
◇
「……世界を守る、か……」
世界を見渡せる高い梢の上で、テオは呟く。
「人望、だと……はは、笑っちまうな。俺の知ってる限り、親切な神ほどロクでもないもんはないぜ……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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