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白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
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●切り株の庭は猫だらけ!(2)
テオ
を捕まえて(?)、
桜庭 円
は赤の双眸をきらきら。
「ねえねえ、あの猫くん、テオになんか用事でもあったのかな?」
弾む声で問うも、テオはふかふかのキノコの上でごろごろしている。
だが、そんなことで円はめげないのだ!
「あの子、テオのお友達ー? 女の子っぽい気はしたけど、彼女さんとか、いいなずけとか?」
おでこを指でぐりぐりしながら更に問いを重ねてみれば、
『私も気になる!』
と、灰色猫にそっと降ろしてもらって、
小山内 海
もスケッチブックをずずい! とテオの前へ。
それを見た円が、「ね! やっぱ気になるよね!」と声を益々明るくした。
こくこくと頷き、新しい頁を開く海。
『やっぱりいい感じの関係なのかな?』
「っぽいよね! ていうかそうだったら面白……げふんげふん」
『それか、慕ってくれてる後輩とか?』
「あー、成る程ー」
円と海の会話は盛り上がる一方だが、肝心のテオは、キノコの上で大あくび。
「ねえ、実際どうなのー?」
『……妖精は、難しいことはわからねえ』
ぷい、とそっぽを向くテオの反応に、
「うん! 全然わからないけどわかった! とにかく、さすがのモテメンですなぁ」
なんて、円はテオのお腹をわしゃわしゃわしゃ~!
普段なら中々させてくれない経験だが、妖精テオはふくふくと気持ち良さそう。なお、
『テオも隅におけないなー』
と、海さんも、真相はわからないけれど、とりあえずテオを冷やかしておりました。
円によるわしゃわしゃわしゃ~! があまりに長く続いたので、
「わ! テオ、どうしたんですか!?」
テオは、妖精の翅でぱたぱた飛んで、
綾辻 綾花
の足元へと避難(?)した。
くるりと目を丸くしたあとで、「丁度よかった」と、綾花はふんわかと破顔する。
「今、にゃんこ達に煮干しをあげるところなんですよ。テオにもあげますから待ってくださいね」
大好きな猫達に囲まれて、綾花は、水の魔法で妖精サイズの煮干しを戻しているところなのだった。
適度に戻った煮干しを差し出せば猫達は喜んでそれにぱくつき、
――もぐもぐもぐ。
頭の中まで妖精化しているテオも、滅多に見られないほっこり顔で綾花が千切った煮干しを食べる。
「ふふ、お水もすぐに準備しますね」
と、葉っぱのお皿(テオのは小さめサイズだ)にもお水を入れてやって、皆がそれをぺしゃぺしゃと飲めば、
「喉渇いてたんだね。どんどん飲んでね」
と、綾花の笑顔は益々解ける。
綾花は、満足顔のテオを、そっと抱き上げて優しくもふもふした。
(……戻っても、テオが憶えててくれると良いな)
なんて願いを、胸の底にふわりと沈めて。
テオが皆に構われている様子を、
恵御納 夏朝
はあたたかな眼差しで見守っていた。
そうして想うのは、あの、白猫のこと。
(白猫さんも、らっかみ……なのかな。白い光は……白猫さんの欠片?)
いずれにせよ、元の姿に戻った時にテオに何かあれば、白猫はきっと悲しむだろう、と夏朝は考える。
(だから僕は、白猫さんの為にもテオ君を守りたい)
強い決意を胸に秘める夏朝の傍らでは、
遠野 まほろ
が、
「猫さんがいっぱい……!」
と、構ってほしそうに寄ってきた青い瞳の黒猫に、恐る恐る手を伸ばしていた。
なぜ恐る恐るかというと、サイズが大きいからちょっと怖いのだ。でも。
――ふわっ。
そっと触れて撫でてやれば、黒猫はとても嬉しそうに目を細めた。猫の笑顔の柔らかさに、
「きっと……優しい猫さんだね」
なんて零して、まほろは口元をふんわりと和らげる。
そして、黒猫との時間を楽しみながらも、まほろもまた、テオの傍を離れないよう心掛けていた。
お腹がいっぱいになった妖精テオが、満ち足りた顔でふよふよと夏朝とまほろの方へ飛んでくる。
夏朝は、まほろへと視線を遣って、少し悪戯っぽい調子で声をかけた。
「ねえ、遠野さん。テオ君達と一緒に遊んでみない?」
「テオと?」
「うん。それから、その黒猫さんや……他の猫さん達も一緒に」
言うや、夏朝はまほろの手を取ってふわり、宙へと舞い上がる。
まほろも、誘われるままに夏朝に倣った。
「大丈夫。今の僕は、空を飛ぶのが得意だから」
夏朝の魔法は、飛行を補助するシルフの魔法。
夏朝が手を引いて、2人は、ひらひらふわふわと、猫達を誘うように宙を舞った。
猫達が、ぷにぷにの肉球でじゃれついてくる。
妖精テオも、ほわほわと夏朝とまほろに付いてきて、2人の周りを飛び回った。
「猫さん、やっぱり可愛いね……テオも、可愛い」
まほろが小さく微笑んだ、その時。
「オイオイオイ、なんだぁ、超面白いじゃあないか!」
声を上げたのは、今しがた切り株の庭に足を踏み入れたらしい
伊賀 解理
だ。
「本当にテオなのかってレベルだな……でも、これはチャンスだ!」
眼鏡の向こう側、黒の双眸を怪しく光らせて、解理はスチャッ! とスマートフォンを取り出した!
そうして、今は楽しげに他の猫達とじゃれ合っているテオを写真に収める。
その連写っぷりたるや、なんかもう達人の域である。
存分に撮影を終えて、解理は「フフーフ」と堪え切れない笑みを漏らした。
「君が後で悶え苦しむ姿が目に浮かぶようだ」
特に悪いことはしていないのに悪役みたいな台詞を口にして、解理はパックの魔法を使う。
すると、猫達の頭上に、なんと猫じゃらしが現れた!
猫達が沸く! 今は頭の中まで妖精さんになってしまっているテオも沸く!
「ほ~れ、取れるものなら取ってみるがいい! 僕は、君らの頑張る姿を撮らせてもらうからさぁ!」
高笑いをしながらシャッターを切りまくる解理を目に、まほろはふと我に返って、
「嵐……みたいだね」
と、ぽつり、感想を漏らした。
なお、件の写真はテオだけが何故か少しぶれていたが、かの灰白猫に渋い顔をさせるには十分なものだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月24日
参加申し込みの期限
2018年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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