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白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
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●その幻、険呑につき(2)
湯川 馳夫
と
湯川 ミヨ
は、気付くと小川の近くに立っていた。
「……あれ? ミヨちゃん、どうやらここは目的の場所じゃないみたいじゃないかい?」
「そうですねぇ。馳夫さん、早咲きの紫陽花はまた今度にしますか」
そうだねぇ、と、鷹揚に馳夫が頷く。
それよりもと、ミヨは荷物から手ぬぐいを取り出した。
「馳夫さん、頭が蒸れてしまっていますよ。ほら、風邪を引かないように拭ってくださいな」
「おお、ありがとう、ミヨちゃん」
きゅっきゅっきゅっと頭を3回擦れば、ろっこん発動で頭頂部がピッカピカに輝く。
パックの魔法の効果も合わさって、その眩しさは陽の光の如し! だ。
「これでばっちしだねぇ~。……って、痛、痛、痛たた!」
馳夫の輝き(物理)を目に、とんできたのは白猫の幻達だ。
白猫の幻達は、馳夫の煌めく頭にターゲットを絞った様子。
「あらまあ、困ったいたずら子たちですね。……これは躾が必要かしら」
――聖身、辟除!
ミヨが発動させるは、ウンディーネの魔法。
打ち据えられて、白猫の幻が1匹消えた。
すると今度は、残りの白猫の幻達がミヨを狙って――。
「危ない!!」
叫んだのは、同じく白猫の幻と対峙していた
雨崎 楓香
だ。
(こんなときこそ、目を閉じて集中するの……!!)
脳裏に花びらが舞い散る様子を浮かべれば、念力で、周囲の小石がふわりと宙に浮く。
小石は、ぱっと目を開いた楓香の意のままに、ミヨ達を襲う白猫の幻を過たず捉えた。
「やった! って、今度はあたし!?」
襲い来る白猫の幻達を目に「こないで!!」と手のひらを向ければ、
――ひゅんっ。
風の刃が生まれてそのうちの1匹を切り裂き、残りの個体を撤退させた。
まじまじと、自分の手のひらを見つめる楓香。
「今の……魔法? 風の力を使える妖精さんって、学芸会じゃないんだから……」
はあ、と息を吐いた楓香の元へと、馳夫とミヨが歩み寄る。
「いやあ、助かっ……あれま、楓香ちゃんじゃないか」
「あれ? おじいちゃんにおばあちゃん!?」
これはお小遣いをあげないとねぇ、と、可愛い孫を前に馳夫がデレデレする一方で、
「楓香、怪我はない? 気をしっかりね」
と、ミヨはそっと、楓香の肩を両手で抱く。その温もりに、
「ありがと」
なんて、楓香ははにかみ笑いを零したのだった。
ふらふらと畔を散策する
四十九院 鸞
先生の姿にぎょっとして、
新江 天懸
は、
「先生! 後で綺麗なもん見せるから逃げてくれ!」
と、必死さが滲む声で叫んだ。おっとりとして振り返る四十九院先生に向かって、
「ならば! この私に! 取り憑いてください!」
なんて、ばばん! と両手を広げたのは、
アケーチ・タッマーキ
。
「あら、この夢では、そんな愉快なこともできますの?」
と、楽しげに瞬き一つ、四十九院先生はアケーチへと憑依した。
ほう、と、天懸の唇を安堵のため息が揺らす。
「どうも。助かったっす。……でも、状況が好転したわけじゃねえ、か」
気付けば、天懸とアケーチは小川を背に、白猫の幻に囲まれていた。
ちっ、と舌を打ち、天懸はウンディーネの魔法で、手のひらから水を放射状に放出する。
次いで、爪の先で、右耳に血を滲ませる天懸。
その血がついた手で魔法が生んだ水に触れれば、それは硝子に変じた。
「美人さんの前でかっこつけねえでどうするんだって話だよなあ!」
と、天懸は硝子の鎌を手に握り、応戦の構えを見せる。その時だ。
――ぱっ!
目の前の白猫の幻が不意に消えて、「は?」と天懸は目を瞠った。
「おや? これは……」
何かに気付いて――アケーチは、口元に緩く弧を描く。
白猫の幻が消えた箇所には、『穴が開いて』いた。
「何これ楽しい! ……じゃなくて、皆、無事か!?」
パックの魔法で落とし穴を生み出したのは、
卯木 衛
。
光が散るような声を耳に、「頼もしい援軍の登場ですね」とアケーチは微笑した。
「それにしても……あぁ、私、その素敵な笑顔の前に蕩けてしまいそうです……!」
「いやもうほんとこれ楽しくって!」
「って、んな場合じゃねえだろ!」
「それはわかってるって!」
天懸のツッコミを耳に、爪先で地面を軽く蹴って、大ジャンプで別の1匹の攻撃を避ける衛。
「だから――どんどん行くぞ!」
ぽんぽんと、白猫の幻達が落とし穴の中に落ちていく。
何とか穴から跳び出してきた白猫の幻達は、
「ったく、調子が狂うが……悔しいことにやりやすいな」
と、天懸の硝子の鎌に引き裂かれ、倒されていった。
ふふ……! と、アケーチが笑みを漏らす。
「私も負けていられませんね……悪戯な猫さん、大人しくしていていただけますか?」
放たれたのは、ウンディーネの魔法。
ぬるぬるとねばついた水の玉が、白猫の幻達を捉えていく。
ぺたぺたと身体に纏わりつく嫌悪感に、白猫の幻達は己の身体を舐めずにはいられない!
それを、衛が「まだまだ!」とぽこぽこ穴に落としていけば、
「……なんか、緊張感がねえなあ……」
と、天懸がぽそりと零す。
「イタズラって、何でこんなにワクワクするんだろ!」
衛の明るく元気な声が、小川の畔にきらきらとして響き渡った。
白猫の幻達が全て消えた後のこと。
「さあ、疲れた人はクッキーをどうぞ!」
恵御納 理沙
が手作りのクッキーを配って回る横、天懸は約束通り、
「ほら、小石がガラスに……」
と、四十九院先生に『綺麗なもん』を見せていた。
「あらあら、素敵!」
「あ、危ないから、触らない方がいいっすよ」
「そうですの? それにしても、水晶といい、夢なのが惜しいくらいですわねぇ」
無邪気な笑顔を前に、密か、細く息を吐く天懸。
四十九院先生の姿を目に、馳夫は、孫の楓香にこそっと耳打ちをする。
「楓香ちゃん、あそこにいるべっぴんさん、知り合いかい?」
「ああ、あれは四十九院先生。あたし達の入学したのと同じ春に来た寝子高の先生だよ」
「そうかい。それじゃあ、ご挨拶に行かないとだねぇ」
祖父らしいことを言ってはみるものの、わかりやすくデレデレしている馳夫。
「馳夫さん、駄目ですよ?」
それをぴしゃりと制したのは、妻のミヨだ。
そうしてミヨは、毅然とした顔をして、四十九院先生の方へと向かっていく。
「ミヨちゃん、どうしたんだろうねぇ」
「おじいちゃんが四十九院先生に見惚れてたから、怒ったんじゃないの?」
馳夫と楓香の会話が耳に届いたが、ミヨは足を止めない。
すっく、と四十九院先生の前に立って、
「先生は、何故そこまで天然の水晶にご執心で……?」
と、いつになく鋭い眼差しをして問うた。
顔を上げた四十九院先生が、ふわりと微笑む。
「美しい物が好きなんですの。あなたは、そうではありませんこと?」
応じ、問い返す以上の反応はない。
サキリ・デイジーカッター
もまた、四十九院先生へと問いを投げた。
「先生、クローネという名に聞き覚えはありますか?」
「いえ……知らない名前ですわねぇ」
四十九院先生が首を傾げるのを余所に、
キュルビス・ラムズイヤー
は水晶へと手を伸ばす。
「今度こそ持って帰りやがるデスヨ! って、ななな、何デス!?」
水晶からとび出したのは、今度は悪しき幻ではなく、白い光。
それは皆が見守る前で、ちょこんと、キュルビスの手の中に収まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月24日
参加申し込みの期限
2018年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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