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ふと気がつくと、
サキリ・デイジーカッター
は不気味な廃墟の中に立っていた。
「ここは……また妙な場所に召喚されたな」
赤い眼差しで、油断なく辺りを見回す。
そして――サキリは、意外な相手の姿を目に留めた。
「ブブ・ベルゼ……」
まさかこんなところで再会するとはと、驚くサキリ。
サキリの視線に気付いたブブ・ベルゼが、サキリを見て緩く笑った。
『これはこれは、あの時の』
「やあ。思ったよりも早く戦う機会が来たね、嬉しいよ」
交わす言葉こそ静かだが、2人の間にはピリピリとした険呑な空気が流れている。
しかし、サキリはそのまま戦闘態勢に入ることはしない。
状況がわからない以上、問答無用というわけにもいかないとの判断だ。
「事情を話してもらえるかな。これもまた悪趣味な魔界の見世物かい?」
『だったら良かったのですが、ワタクシも難儀しておりましてね』
曰く、ベルゼの方もいつの間にかこの謎めいた廃墟へと召喚されていたのだという。
先に対峙した時のように身体にノイズを走らせながら、ベルゼは端正な眉を寄せた。
『今ここにいるワタクシは本体の分身に過ぎませんが……』
――魂の一部を引き剥がされ異界へ置き去りにされては、本体の方もどうなるか。
ベルゼの言葉に、サキリは細く息を吐いた。
(ベルゼが皆に迷惑をかけてないなら、無理に戦う必要も無いか)
それに、自身が脱出する為にもベルゼを《駅舎》に連れて行くしかない。
そのことを、サキリは何となく理解していた。
サキリの胸の内を見透かしたように、ベルゼが言う。
『どうです? ここは、一時休戦というのは』
「……悪魔と手を組むのは気乗りしないけど、脱出する為には仕方ないか」
今回は共闘しよう、とサキリは頷き、同意を示した。
ベルゼが、ゆったりとして笑む。
『では、参りましょうか。……と言いたいところですが、ゴミ掃除が先ですかね』
「ああ、どうやらそのようだね」
ちらり、サキリは廃墟へと再び視線を巡らせた。
廃墟の構成物の一つたる影達が、今や異形の化け物と化して、サキリ達を狙っている。
サキリは、身につけていたダマスカスブレードをすらりと抜き放った。
『おや、いい品をお持ちで』
「純然たる刃物としては、僕のコレクションの中でもこれが最強だよ」
今回は武器を持ち込めているのが救いだねと、サキリは声の中に棘を潜ませる。
ベルゼが、くつりと喉を鳴らした。
『あの時の蛇腹剣の扱いも素晴らしいものでしたよ』
「それは、光栄だな」
言うや、サキリは影達の群れに向かって突進する。
美しくも強靭な武器が、影達を次々に切り裂き、無に帰していった。
「ちなみに、何か知っていることは?」
『残念ながら。貴方は、何か知っているようですね』
「まあね。それがわかっているなら、遅れないようについてきてくれ」
悪魔と心中はごめんだからねと、影をまた、紙切れのように切り落とす。
廃墟の中を、《駅舎》を探して進みながら、サキリはふと気付いた。
「ここは……駅ビルか」
呟いた、その瞬間。
辺りの影達がずるずると嫌な音を立てながらひとところに集まり、巨大に、そして、より醜悪に姿を変える。
サキリは、流れるように武器を構え直した。
「ベルゼ。魔界の商人の実力、今こそ見せて欲しいものだね」
『この姿でできることは限られていますが……まあ、いいでしょう』
影が、自らの一部を触手のように幾らともなく伸ばす。
自分を捕えようとする影の中心へと、サキリは過たず投擲ナイフを投げつけた。
牽制攻撃に、影が怯む。
「ベルゼ!」
『ええ、承知していますよ』
触手が、バチリと音を立てて弾け飛んだ。
その隙を突いて、サキリは脳内に空間を切り裂き、影の下へと迫る。
「――欠片も残さず切り刻む!」
赤く輝く軌跡を残しながら舞い踊る、破壊力を込めた刃。
普段は覗かせない濁流の如き殺意が、歪みの世界の空気を震わせた。
そして――あとには、何も残らない。
強敵を倒して、サキリ達はじきに《駅舎》を見つけ出した。
「今回は共闘出来て良かったけど、もしこの先、敵として現れるなら」
その時は容赦無く切り刻むと、赤い双眸を光らせるサキリ。
『ふふ、楽しみにしていますよ』
《駅舎》へ向かう足を一度だけ止めて、ベルゼは口元に弧を描いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月31日
参加申し込みの期限
2017年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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