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過去と今、夢と現、そして影
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歪みの世界を、通った道を確かに頭に記憶しながら駆ける、駆ける。
そうするうちに、
八神 修
は、見知った顔に遭遇した。
「風間、なのか……?」
「……修様?」
互いに互いの名前だってしかとわかるけれども、2人の声には困惑の色が滲んでいる。
修に『風間』と呼ばれた男は、修から見た現実世界の彼の姿よりも、幾らも若々しかった。
「……驚いた。俺と同じ高校生くらいかな」
「修様は、随分と凛々しく成長したお姿で。……それとも、修、と呼んだ方がいいか?」
「ああ、それで頼むよ」
修の答えに、修の運転手兼秘書、そして将来の腹心たる風間大地はふっと口元を緩める。
進学に際し八神家から赴任した風間は、修の世界では二十代の精悍な青年だ。
けれども今、修の目の前にいる高校生ほどの姿の彼も、
(――幼い頃から知っている笑い方だ。それに、俺との約束もちゃんと把握している)
約束というのは、『2人きりの時は呼び捨てのタメ口で』というものだ。
目の前にいる風間は、どうやら違いなく本物であるらしい。ならば。
「……時間軸がずれている、ということか」
「同感だが……今、本物かどうか疑っただろう」
「思いつく限りの可能性を検討しただけだよ」
兄のように慕う相手にからかうようにそう言われて、修は軽く肩を竦めた。
切れ者であるところは、今も昔も変わらないなと思いながら。
「修、ここまで進んできたルートは?」
「勿論、覚えてるさ。そっちは?」
修の問いに、問題ない、と風間が頷く。
互いの進んできた道について共有し合って、
「よし、一緒に《駅舎》を目指そう」
と、2人はこつん、と拳を合わせた。
「そうだ、風間……いや、今日は大地って呼んで良いか? 年の頃もそう変わらないし」
「修がそうしたいなら、そうするといい」
「わかった。じゃあ、行こう、大地!」
そうして修達は、互いが持つ情報を突き合わせた上で導き出したルートへと歩を進める。
ハンドサインや遮蔽物を駆使し辿り着いた路地裏から、通りを覗き込む2人。
そこは、何とも雑多な様子だった。
影達がうろつく道のあちこちには、ゴミ捨て場のように様々の物が折り重なっている。
「使えそうだが……拾いに行けるか?」
「行くしかない。ここは任せておけ」
影との遭遇は極力避ける方針を共有しているが、通りに出なくては先に進めない。
任を請け負った風間が、体育会系らしいバネの効いた身のこなしで、敵陣へと切り込んでいく。
その手が落ちている物の中から素早くバットを選び取り、すぐさまそれを修へと投げて寄越した。
しかし――生まれたほんの僅かな隙を突いて、影が風間へと躍り掛からんとする。
「っ、大地!」
バットを手に、修は風間の元へと走り込んだ。
手にした武器で、影の一撃を受け止める。バットが、ばきりと折れた。
「修!」
「大丈夫だ。走るぞ、大地!」
2人の読みが正しければ、この道の先にこそ《駅舎》があるはずだった。
先ほどの影に追われて駆けながら、風間が苦く笑う。
「射撃の腕を生かせる機があれば良かったんだが」
「大いに同意せざるを得ないな……だけど、やれるだけのことをやるさ」
応じて、修は足元の傘を拾い上げ、向かってくる影へと向き直った。
「さあ、来い!」
影の懐にとび込み、胸元へと、傘を刃の如くに突き立てる。
耳障りな悲鳴を上げて、影はその場でどろどろと溶け消えた。
修の背後を守るようにして構えていた風間が、呆れたような声を出す。
「流石というか、無茶をするというか……」
「不可抗力だ、前者で頼むよ。――ほら、《駅舎》が見えてきた」
目的地に向かって、2人は走った。
風間の横顔をちらと見遣って、修はふっと笑みを漏らす。
「……何だ?」
「いや……こんな時に言うのも変だが、大地と会えて良かったよ」
「――絶対に現実に戻ろう」
噛み締めるような修の言葉に、当たり前だと風間は口の端を上げた。
そうして2人は、歪みの世界の出口――《駅舎》へと辿り着く。
「……全てが束ねられた特異点、それが《駅舎》なのかな」
偶発的な発生か、はたまた、人為的な生成か。
手掛かりはないかと鋭く目を走らせる修だったが、およそ答えらしきものは見つからなかった。
「残念だけど、大地との再会は楽しみだな。あっちの俺によろしく」
「ああ。じゃあ、また」
「そうだな。また会おう、大地」
再会を誓い合い、2人はひと時の邂逅を閉じたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月31日
参加申し込みの期限
2017年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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