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来島 アカリ
は、甘いストロベリーソーダ色の空を見上げて、眉を下げた。
「むー……どこだ、ここ? いつもの寝子島じゃない……よな」
おかしいのは、空のピンクだけではない。
絵に描いたようなパステルカラーの小花や、宝石を思わせる植物。
それに混じるようにしてところどころに寝子島を思わせる箇所もあるが、辺りはまるで、
「クローネの世界を思い出す、な……」
という具合の様相なのだった。と、その時。
「!? あれって……」
アカリは、奇妙な風景の中に懐かしい生き物の姿を見留めて声を漏らした。
「ライ、だよな……? なんでここに……?」
影達がむくりと起き上がったのは、アカリがそう呟いたのとほぼ同時。
「なんだこいつら……!」
険呑なその様子に、アカリは一歩たじろいだ。
見れば、先ほど姿を見留めた翼獣ライもまた、影達に囲まれようとしている。
「ライ!? くそっ、やめろ、どけって!」
ぱちりと、片目を瞑るアカリ。
発動したろっこんが、辺りに火花のようなエフェクトを飛ばす。
生まれた隙を突き、アカリは影達の間を縫うようにしてライの許へと走った。
「っ、とりあえず逃げるぞ、ライ! 話はその後だ!」
言って、ひらりとその背に跨れば、それ以上何を言わずとも、ライが力強く翼をはためかせる。
風が生まれ、ライはアカリを乗せて、ぶわりと空へ舞い上がった。
影達を置き去りにして、アカリとライは宝石でできたような木立の陰へと身を潜める。
「えと、ライ……久しぶり? 元気……だったか?」
改めて再会の挨拶を告げれば――ライは思い切りよく、アカリの腹に頭突きを食らわせた。
「うわっ!? ライ、お前なー! 痛いっつーの!」
口では文句を言いながらも、アカリはもふもふとライの背を撫でる。
先のアタックが、ライなりの愛情表現だとわかっているから。
痛いけど嬉しいとそっと口元を緩めて、
「……でも、その調子なら元気そう、だな」
と、アカリは柔らかく音を紡いだ。そうして、改めてライの目を見つめる。
「なあ、お前、なんでこんなとこにいるんだ?」
問いに、戸惑いを表情に乗せるライ。
「あの後、ちゃんと元の世界に戻れたんだよな……?」
くるる、と応じるようにその喉が鳴った。ならば。
「俺と一緒で、気付いたらここにいた……のか?」
腹に、今度は軽く、頭が押し当てられる。どうやら、当たりのようだ。
触れる温度が、こんな時だというのにアカリの胸にあたたかいものを注ぎ込んでいく。
「な、元の世界はどうだ? 綺麗なとこなんだろ?」
くくる、と喉を鳴らすライは、どこか誇らしげな顔だ。
その様子に、アカリは思わずくすりと笑った。
「俺たちさ、元の世界に戻って、色々調べたりしてたんだ。……また、ライに会えないかな、って」
「そのおかげかはわかんねーけど……またこうして会えて嬉しいよ」
面映ゆげに、けれど真っ直ぐに想いを伝えた後で、
「……またアタックしてくんじゃねーぞ?」
なんて、アカリは半分は照れ隠しのように言いながら、ライをぎゅうと抱き締める。
それは、一瞬のような、永遠のような抱擁だった。
「……そろそろ行くか。どっちに行けばいいかわかるよな、ライ?」
そっと身を離して、問い掛ける。
送り届けるべきだということはわかっている。あとは、どこへ行くか、だ。
ライが、勿論知っているというふうに顔を上げて、背中に乗るようにアカリへと促す。
その背に、アカリはもう一度とび乗った。
そしてじきに、アカリ達は《駅舎》へと辿り着く。
ライの毛並みをさわさわと撫でてやりながら、アカリはぽつと零した。
「俺、あの時お前に会えて、少しは強くなれたと思う」
瞼を閉じる。出会いを、あの日の冒険を思い出す。それから、ライとの思い出も、沢山。
「お前と一緒に頑張れたから、一人でも頑張れるって思うんだ」
ぽす、と、腹にまた優しい一撃。
それはまるで、ずっと傍に居るとでも言っているかのようで。
アカリは目を開くと、くすぐったいように目元をふんわりとさせた。
「ありがとう、ライ……じゃあ、またな」
遠い世界に生きていても、共に繋いだ『強さ』は、互いの心の中に確かにある。
そのことを確かめて、アカリは笑顔で、ライを《駅舎》へと送り出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月31日
参加申し込みの期限
2017年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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