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猫鳴館、笑うべからず黒猫の狂嵐
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● かくして猫鳴館は今日もまた
約10分後……。
厚い胸板をパツンパツンのメイド服の下に収めた永遠がいた。
憮然とした顏の永遠の傍には、デコピンの刑を受けておでこを押さえた彩と、まるまると着ぶくれた綾花がクロワのおなかに顔をうずめて笑っている。
「すみません、せっかく庇っていただいたのに……」
「先輩、普段とのギャップがすごくて……」
結果的にアウトになった二人だが、その心に後悔はない。
いつも気難しくて怖そうな先輩の、意外な一面が見れたのだから。
通りがかったサキリもまた、永遠たちの和やかそうな様子に、思わずクスッと笑ってしまった。
「サキリはん、アウトー!」
黒猫サンがビシッとサキリを取り締まる。
「ま、いいさ。ここに来る前は荒んだ生活をしていたんで、この光景が何よりも楽しく思えるよ」
鷹揚に罰ゲームを受ける覚悟を決めたサキリであったが、その内容が、台所の古い包丁を処分するものだと知ると、断固拒否の構えをとった。
「やめてくれ! まだ使える刃物を処分するなんて! 僕には辛すぎる」
「だからこその罰ゲームよ!」
「研げば使える。彼らはまだ使えるんだッ。頼む、処分する前に僕に研がせてくれ!」
◇
その様子を物陰から見つめる影がある。
真央とがおーである。
「黒猫サンは中身がない精霊さんなのか? それとも代々受け継がれてきた先輩方による申し送りなのか? これはNMR(寝子島ミステリーレポート)の題材にして良い案件だと思うのだ……っていうかぶっちゃけ、目の前に吊り下げられた困難を見ると滾る漲る燃え上がるのだ~黒猫サンを捕獲するのだ!」
真央の言葉になうんと頷くように返事をするがおー。
くだんの黒猫サンは、サキリへ台所の包丁をすべて研ぎなおすという罰ゲームを申し付け――サキリにとってはご褒美かもしれないが――、すっかり油断した足取りで真央のほうへ歩いてくる。
真央は雑巾を絞っては床拭き掃除のふりをしていたが、黒猫サンが通りかかるタイミングで、洗剤を多めにいれたバケツをひっくり返した。
黒猫サンがぬめる洗剤に足を取られてひっくり返る。
真央はこのチャンスを狙っていた!
「黒猫サン、確保ーーっ!!!」
空になったバケツを黒猫サンの頭にかぶせる。黒猫サンの頭の方がバケツより大きくて、まるで雪だるまの帽子みたいになってしまったが、確保は確保だ。真央はもがく黒猫サンをロープでふん縛ろうと格闘し、がおーはつぎあてだらけの顔を自慢の爪でひっかきまくる。
しかし黒猫サンも必死。
もがきもがいて抵抗し、うまく真央の手から逃れると、廊下を全速力で走って、角の行き止まりの部屋に飛び込んだ。
『邪神の部屋』と呼ばれ畏れられている部屋だった。部屋主は代々、おどろおどろしい邪神像を崇め、床に描かれた魔法陣や、緞帳のような黒い布のかかった祭壇を大事に守ってきたらしい。そのうち入っただけで具合が悪くなるという噂がたち、呪われたいわくつきの部屋として人が住みつかなくなってしまった。
黒猫サンはそんな邪神の部屋に逃げ場を求めたのだが、それも束の間、浦島太郎にでもなったかのように真っ白になって部屋から飛び出してきた。
白くなった黒猫さんを追いかけるように、真っ白な煙と、ゴキブリたちが部屋から出てくる。
数刻前、この部屋にゴキブリ駆除のための置き型殺虫剤をセットしたのが黒猫サン自身であったのを、本人も忘れていたのだ。
黒猫サンはバチンと後ろ手に扉を閉める。だが、前方にはロープを持った真央が待ち構えている。
「こうなったら……」
逃げ場を失った黒猫サンは、おもむろに取り出したマッチを擦って、邪神の部屋の中に投げ込んだ。
「着火ーーー!!!」
「それダメなヤツなのだ……っ!」
真央が叫ぶ。
だが次の瞬間。
ドッカーーーン!!!
粉塵の舞う空間で起こった爆発が、邪神の部屋の扉を黒猫サンごと吹っ飛ばした。
廊下を白い煙が竜の如く速く駆け抜ける。
ビチビチ顔に当たる痛いものはゴキブリさんか。
「逃げろーッ!」
「館の外に退避ーーッ!!!」
猫鳴館生は口々に叫びながら外に飛び出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月26日
参加申し込みの期限
2017年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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