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氷の森『クリスタルフォレスト』(2)
桐野 正也
は、生唾ごくり。
「……ヤバイなぁこれ……」
「……うん。これは、すごいな……」
佐藤 英二
もほんのり頬を赤くして、照れくさそうにそう言った。
白い翼で浮かび上がりながらにふたりが眺めているのは、大きい……あまりにも大きい、豊満なバストであった。
石の欠片は、冬の神さまが丹精込めて作り上げた氷像の、よりにもよって胸の谷間に落ちているのだ。お年頃の男子高校生たちにとっては、少々目の毒だったことだろう。
「くっ、なんてド迫力……! 鼻血が出ちまいそうだぜ……」
「それにすごく精密で、脆そうだ。まだ飛ぶのにも慣れてないし、ヘタに近づくと、壊してしまいそうだね……」
「と言っても、このままほっとくわけにもいかねーしなぁ」
ふたりは器用に翼を使って宙に浮いてはいるものの、自在に、正確に飛べるほどには至っていない。
「とりあえず、一回挑戦してみるか?」
「そうだね、試しに……でも、慎重にね」
おっかなびっくり、なるべく小さく羽ばたくことを心掛けつつ、ふたりは氷像の真正面へ。細やかなパーツで構成された氷像は、うっかりどこかへ触れてしまっただけで、ぽきりと折れたり砕けてしまいそうだ。
「よし……い、いくぞ……!」
相変わらず照れながらに、まずは英二が、胸の谷間……黒く艶めいて輝く石の欠片へと、手を伸ばす。
正也は上からそれを見下ろしながら、ナビゲート。
「お、いいぞ、その調子その調子! ゆっくりと……あ、ヤバイ! そっち、羽が当たる! マズイマズイ!」
ちり、とかすかに翼の先端が接触し、慌てて英二が手を引っ込めると、ぐらぐら。氷像は氷が軋む嫌な音を立てて揺れたものの、ひとまず崩れることは無かった。
タッチ交代、英二のナビを頼りに、正也も挑戦してはみたものの、
「そう、そのまま、そのまま……もっと飛行を安定させて、あ! そっちはダメだ、ぶつかる! ぶつかる!」
「む、難しいぜこれ……!」
彼もまたうっかり、細長く飛び出した氷像の装飾にぶつかりそうになり、すぐさま身を引いた。
あの胸の谷間へ手を突っ込み、石をひとつ取り上げるだけ。言葉にすれば簡単ながら、ぶれずに安定して飛ぶことの難しさに加えて、直視するにはどうにも気恥ずかしい、この光景……なかなかに、ハードルは高い。
高校生たちですらそうなのだから、ましてや中学生や小学生男子にとっては、あまりに刺激が強かったことだろう。続いて挑戦する
フィリップ・ヨソナラ
、
双葉 由貴
もまた、どこかいたたまれない様子で、ぽっと頬を赤く染めている。
「ち、近くで見ると……うう、大きい……恥ずかしい、ですね……」
「こ、これは欠片を手に入れるためだから! 見たり、む、む、胸の中に、手突っ込んだり……仕方ないんだ! な、フィリップ!」
と、どこか必死にその行いを正当化しようと試みている由貴にうなずき、まずはフィリップが、胸元へ手を伸ばす。
「おーい、頑張れよー」
「気を付けて、慎重にね」
正也と英二も、少し離れた上空から見守りながらに声をかける。由貴は近くに待機、何かあった時にはフォローに入る構えだ。
「は、はいっ、頑張ります……ううっ、やっぱり大きい……」
どうにか飛行を安定させて手を伸ばしつつも、ともすれば、中学生が真正面から見つめるにはやっぱり恥ずかしい、氷像の迫力ボディが目に入る。うっかり、ついと視線を外してしまおうものなら、
「うわ、わ、わ……!?」
途端に身体は揺れて、ばさり、翼が氷像の精緻な装飾や、丸みを帯びた胸部の表面へ接触してしまう。
「フィリップ、危ない!」
「ち、ち、違います! いいえ! 自分で、自分から、違いますー!」
慌てるあまりいささか言語不明瞭になりつつ、フィリップは飛び退いた。
ひとまず交代、今度は由貴の挑戦だ。
「あ……僕、ユキさんと手、繋いでますか?」
「手?」
不意にフィリップが申し出たのを聞くに、ひとりで飛ぶよりふたりで連なって飛ぶほうが、いくらか飛行が安定するのでは、とのことだ。
「よし、やってみるか」
と、由貴はフィリップの伸ばした手をきゅっと握って、翼をぱたぱた。飛ぶのは未だ慣れないが、確かにこれなら、上手くいくかもしれない。
「いくぞ、フィリップ……!」
「はい、ユキさん!」
ゆらゆらと宙を漂いながら、どうにかふらつきを抑えつつ、フィリップが支える手を頼りに、由貴は手を伸ばす。
「そのまま……そのまま、です……!」
「よし、このまま……あと少し、もう少し…………うわ!?」
が、残念。あとほんの1メートル足らずというところで、由貴の翼が氷像に触れてぐらぐら、慌ててふたりは身を引いた。
「くっそー、これでもダメかぁ」
「いや、もう少しだったよ」
「手を繋ぐってのは、良いかもなー」
降下してきた英二と正也が、そう言ってうなずく。
難しいチャレンジだが、少なくとも、希望は見えてきたようだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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