酷く荒れ果てた礼拝堂。
争いの跡が色濃く残されており
床には割れたステンドグラスの破片が散乱している。
教壇の下には隠し扉があり
そこから地下室へと降りられる様だ。
中央にぽつりと佇む薄汚れた天使像は
どこか泣いている様にも見える…。
(口元に笑みを浮かべ、荒れ果てた祈りの家へと足を踏み入れ)
あらあらまあ…。
これはまた無惨な光景ですこと。
一体此処で何が起きたのやら。
うふふ。心躍りますわね。
(くすりくすりと楽しげに笑い、足元に散らばる硝子を一つ
その手に拾い上げては光へ翳す。)