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急募! カンタン引越作業未経験OK!
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とまあトラブルに見舞われながらも、なんとかかんとか引越作業も全ての搬入が終わろうといている。時刻は4時半、余裕を持っての任務完了だ。
「よっしゃーこれで終了じゃあ!」
「ぬーん!」
「もう少し……!」
オフィス入ってすぐ横に置く棚を、数人で運びきる。
「おわりー!」
阿寒湖 まりも
がシンセサイザーを叩いて祝福する。
「やったね梅戸君!」
「うん!」
佐藤 英二
と梅戸有留がハイタッチ。
引越先のオフィスは、引越元よりもかなり窮屈だったが、デスクや棚全てを詰め込むことができた。置き場もマニュアル通り。明日になれば従業員が出社し、以前と同じように仕事ができることだろう。
11名、無事にアルバイトをクリア!
「ん、どうした?」
神木 煉
が解せない顔の
八神 修
に気づく。
「いや……なんでもない」
「そういやさっきどっか行ってたみたいけど、なんかあったのか?」
「ああ、あれはちょっとな」
修には珍しく言葉を濁す。
「萩原さんに報告して、バイト代受け取ろー」
恵御納 夏朝
を先頭にしてカラオケ屋へ向かう。その列から逸れて、
旅鴉 月詠
がスマホを取り出した。
「もしもし、本日のオフィス引越のバイトをしている者ですが……そうですシーサイドタウンの。それで、現場監督がバイトを残してカラオケ屋に行ったようなのですが」
バイト先の「Nyago Worker」に連絡を入れ、事の次第を報告する。
「職務放棄かと思われるのですが……ええ……はい?」
電話口からは思ってもみない言葉が返ってきた。
「萩原は現場監督ではない……?」
そこに修が寄ってくる。
「本部に通告しても意味はない」
電話を切り、首を傾げる月詠。
「どういうことだ」
数時間前、萩原が熟睡しているカラオケ屋の個室で、修も本部へ連絡を入れた。
「御社の派遣社員萩原が業務放棄し、アルバイトに対して恐喝行為を行っています。労監や警察に行く前にお電話をと思ったものですから……」
すでにカラオケに興じている写真は撮影済み。最初の説明時の、萩原の恐喝も録音している。これらを材料とし、口止め料として、バイト代を上乗せしてもらおうというのが、修の魂胆だ。
『確かに我が社には萩原という者はおりますが……』
「……えっ?」
いびきをかいて眠る萩原の横で、頓狂な声をあげる修だった。
そしてカラオケ屋の前。
「うむ、大儀であった。まさか本当に17時までにやり遂げるとは」
アルバイターたちに労いの握手を求めながら、あくびを噛み殺す萩原。
「おかげで明日からさっそく『Nyago Worker』は通常業務にとりかかれるよ」
「どういうことだ萩原」
無理やり握ってきた手を引き寄せて、煉が高圧的に尋ねる。
「う、うんまあ要するにだね。『Nyago Worker』はこの引越作業の紹介主であり、依頼主ってことだ。あのちょっと、痛いからギュって握らないで。痛い!」
つまり、今回の引越は、「Nyago Worker」本部の移転だったというわけだ。
「うちも少数精鋭で運営しているものでね。私は今日は休日出勤ですよ。手当て出ないんですよ。だからね、カラオケくらい行かせてもらっても罰当たらないよね、って」
支部に連絡を入れ事情を知っていた月詠と修は、黙って萩原の弁解を聞いている。
「ぬ〜ん。萩原さんも苦労人なんだねぇ」
「無償の休日出勤、お疲れさまじゃああ!」
真辺 伸幸
と
大豪寺 騎刃
が同情する。
「30階建てビルから3階建てビルに引越した理由は……まあ察してくれ。とにかくお前たちには頑張ってもらったから、額面よりも給料を上乗せさせてもらうよ」
こうして無事に、11名全員に給料が支払われた。
「君たちの能力はよく分かったよ。またよろしく! アディオス!」
カラオケを満喫した萩原、陽気に去って行く。
「うーん、なんか納得いかないな」
夏朝が言い、回りも解せない表情でうなずく。
「まあいいじゃないか、給料色付けてくれたんだから。それより腹減ったな。なんか食いに行こうぜ」
あっさり気分を変えて、
御剣 刀
が提案する。
「じゃあいろいろつまみながら、打ち上げ熱唱しよう!」
英二が「本日半額」ののぼりを指差した。
「わーい名案だね!」
飛び跳ねるまりも。全員賛成し、カラオケ屋へと入って行く。
「うーんそれにしても」
ふと気になって、有留が振り返る。
「萩原さんが言っていた『能力』って、なんのことだろう?」
シーサイドタウンの裏路地の一角。カラオケには参加せず、給料を受け取ると即座に輪を離れ行動を別にした者がいた。
草薙 龍八
。仕事あがりを缶コーヒーで済ましている。
彼の行動力は他の追随を許さない。スマホを開くと、ネコ島chに「仕事サボってカラオケ行くバカ」というスレッドを立ち上げ、大まかに職務放棄の流れを書き込んだ。
「クックック……ここの住人は炎上が大好物だからな」
スレッドは速やかに加速した。食いついた住人が、ねこったーやブログにアカウントがないかと、萩原の特定を急いでいる。
「休日出勤だろうがなんだろうが、仕事は仕事だ」
コーヒーを一口。ブラックの苦味が広がる。
「盛り上がりがピークに達したところで、メインディッシュ。音声の公開だ」
録音しておいた萩原の声を、動画サイトへアップする段階へ入る。さらに会社の電話番号やメールアドレスを書き込んで『突撃先』に問い合わせをするように誘導。非の打ち所のない、炎上までのガイド。あとは決定ボタンを押すだけだ。
「これで萩原は社会的に抹殺されたも同然だな」
声を殺して笑う龍八。またコーヒーを一口含もうとするが、
「!?」
腕全体に走る筋肉痛。仕事終わりの充実感。懐には割り増しされた給料。
真面目に働いた一日。そんな日の過ごし方も悪くない、と思うのだった。
「ま、投下はするがな」
決定ボタンをピッ。こうして「Nyago Worker」と萩原はしばらく、ネット住人たちの格好の餌食とされるのだった。
場面は戻りカラオケ屋。団体用の個室はハイテンション。英二がロボットアニメを熱唱し、騎刃が応援し、まりもがシンセサイザーを鳴らす。有留も一緒になって、食べて歌って、笑う。裏では自分たちが関わった会社が大炎上していることなど、知る由もない。
超ブラックな引越作業の疲れを吹っ飛ばす、最高の打ち上げとなりました、とさ。
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あとがき
担当マスター:
小西 秀昭
ファンレターはマスターページから!
引越作業お疲れさまでした!
無事にバイト代は獲得であります。しかもちょっとだけ色を付けてもらえたようです。めでたしめでたしっす!
さて、このアルバイトシナリオは今後シリーズ化できたらな、なんて思っています。
何かまた面白そうなアルバイトを思いついたら、梅戸君にはご登場願いたいと考えています。
そのときはぜひとも、あなたもまたバイト代を稼ぎに来てくださいませ。
ではでは、小西秀昭でした!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月24日
参加申し込みの期限
2013年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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