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11名のアルバイターは1階ビルエントランスに集まった。
タイムリミットを3時間と残したところで、無事に15階から1階へ運ぶ作業は完了。ろっこんを効率よく使用した効果は大きかったものの、使用にともなう消耗も尋常ではなかったようだ。
「プシュー」
という音が聞けそうなくらい疲弊して、
大豪寺 騎刃
がうつ伏せで倒れている。彼のろっこんは心身をかなり削るようだ。
「シールの使い回しは……できないんだよなぁ」
恵御納 夏朝
が荷物に貼ったねこシールを剥がしている。それらはどれも破けたり、粘着力を弱めてしまっている。
「私ももう使用はできないようだな」
スケッチブックを閉じる
旅鴉 月詠
。
(ということは、あと引越に役立つろっこんっていえば俺のくらいか……?)
パンパンに張ったももをほぐし、
御剣 刀
は後半戦に備える。
「お待たせー買ってきたよー」
コンビニ袋を両手に提げて、
佐藤 英二
と
梅戸 有留
がビルへと戻ってきた。休憩用に、飲み物と軽食を買ってきたのだ。
11名、しばらくの英気回復。
が、気持ちの面ではやや挫け気味。目の前に山積みとなっている荷物たちを、道路向かいのビル3階へ運ぶ。後半戦のことを考えただけで心が折れそうになった。
……と、そこに流れるポップなミュージック。
「おっ」
全員の注目が
阿寒湖 まりも
に集まる。どこからともなくショルダーシンセサイザーを取り出して、演奏を始めていた。ろっこん「ハンドリングエアー」が発動する。
「音楽につられて、なんだか自分の心も盛り上がってきますね」
有留が胸に手を添えて、まりもの曲にあわせて体を揺らす。
「私の華麗な演奏で、元気を取り戻してね」
ろっこんによって、11名のやる気をアップさせた。
そんな彼らの様子を、ビルの外から見つめる男がいる。
「進捗状況はどんなもんかと見に来てみれば。あいつら……」
プロフェッサー萩原。カラオケ屋を抜けて様子を見に来た。
「楽しそうじゃねぇか……!」
拳で壁を叩く。
「しかし見ていろ……17時に間に合わなければ、給料は全て剥奪だからな。ふふふ……全部俺のものだ」
持ち出したメロンソーダを一気に飲むと、カラオケ屋へ戻る萩原であった。
「……どうかしたか?」
演奏の輪の端で、ビルの外を眺めていた
八神 修
に
草薙 龍八
が声をかける。
「いや、なんでもない」
そう言いながら、頭の回転を早めている修。一つの結論を導くと、
「しばらく離れる。他の者にはうまく言っておいてくれ」
ビルの外へと向かった。
「ふん」
狙いを見透かした龍八は、鼻を一つ鳴らすと、腕組みしてまたまりもの演奏に耳を傾ける。
修はカラオケ屋に裏口から侵入した。
(店員の控え室は……ここか)
誰も休憩していないことを確認し、慎重に中へ。店員用のロッカーを音を立てず開けていく。
その中の一つに、目的の物を見つけた。
(よし)
カラオケ店員用のエプロン。頭に通し紐を結ぶと、今度はドリンクバーへ。適当にコップへ注ぐと、
(萩原の個室はどこだ)
探しながら、不眠防止のために常備している睡眠薬をコップへ入れる。
(ここか)
拳の効いた演歌の聞こえる個室へ入る。
「ん、熱唱中になんだ」
両眉に差をつけて、喧嘩を売るような勢いで萩原。
「こちら、本日のサービスでございます」
飲み物と、英二から受け取った軽食のホットドッグを差し出した。
「ほう、半額な上こんなサービスまで」
「失礼いたします」
つばを飲む萩原を尻目に、個室を出る修。
(また数分したら戻ってこよう。本番はそこからだ)
怪しい笑みをこぼすのだった。
ビルエントランスでは後半戦が開始。
「もう一踏ん張りじゃあ!」
大豪寺 騎刃
が両頬をペシッと叩けば、
「ぬん!」
やや間の抜けた声で、
真辺 伸幸
もデスクを持ち上げる。
「みんな後半も頑張ろー」
演奏で一汗かいたまりもは小休止。
「よいしょっと」
英二もここからは運搬組に参入だ。
「僕はこれを持っていくね」
有留もそれに倣う。
人気のない通りは、ビル風が吹き続けている。
「梅戸君、重くない?」
「大丈夫!」
同属を気遣う英二。対する有留は、肉体労働に似つかわしくない細い腕を太陽にさらし、通りで信号待ちしている。
「だい……じょう……ぶ!?」
ひときわ強いビル風が、重たい物を持ってたださえ安定しない有留のバランスを崩させた。赤信号の歩道へとよろけてしまう。
「危ない!」
温厚で控えめな英二が叫ぶ。車道ではタイミングを居合わせたように、スピードオーバーのトラックが走り抜けようとしていた。
小さな悲鳴をあげ、目を背けるまりもと夏朝。とっさに動こうとするが、明らかに間に合わず、施しようもない事態に表情をこわばらせる月詠と
神木 煉
。
ガツン。
刀のろっこん「加速」の発動。周囲の風景が遅くなる。トラックさえ亀。
(使い惜しみしといてよかったぜ。こりゃ一回きりでヘトヘトだな)
道路に投げ出されながらも、有留はしっかり荷物をつかんでいる。それらに丸ごと、刀はタックルを決めた。
(今日の仕事、終わり……)
ろっこんが解ける。クラクションをオフィス街の隅々まで響かせながら、トラックが走り抜けていった。
反対側の歩道まで吹っ飛ばされた有留は、無傷のまま立ち上がる。「何が何やら?」といった表情のまま、刀のもとへ駆け寄った。
「だ、大丈夫? あの……ごめんなさい」
道路の上で大の字になっている刀。
「うんまあ……ちょっと寝るから、ビルのほうまで連れて行ってくれ」
一時離脱の刀であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月24日
参加申し込みの期限
2013年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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