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【うさぎのお姫さま】
二本足で立ち続けるうさぎは、両足を揃えてジャンプするのが良いのか、それとも片方ずつ出して歩くのが良いのか思案していた為、来客に気づくのが少し遅れた。
テーブルの向かいから、
久良木 優菜
がその様子をじっと見つめていたのだ。
「あ、いらっしゃい、いらっしゃい。こんにちは、ここでは飴を配っているよ」
立て看板を見つめながら優菜が呟く。
「これは何か、夢……じゃなくて神魂的なものなのでしょうか」
一人心地に呟く傍らで、うさぎのつぶらな瞳が優菜をじぃっと見つめる。
優菜は恥ずかしさを隠すように、一匹のうさぎのぬいぐるみを取り出してそちらに目線を落とした。
「こんにちは。
こちらのぬいぐるみは私のお友達の黒兎のジャックです。
よろしくお願いしますね」
それを見たうさぎは、幸せそうに癒された様子で、両手で挟むようにジャックの手を取って握手した。
「人間界の飴も美味しいねぇ」
うさぎは優菜から厚意でもらった飴を、幸せそうに口にもごもごさせながら。
その飴を堪能しつつ、いつもの調子で尋ね掛ける。
「何歳位になりたいかな。1歳単位から受け付けているよ」
「大人の自分……。
あまり想像もつきませんが……
そうですね、今から更に30歳まで歳を取ったらどうなるのか、気になります」
「30歳だね、ちょっと待ってね」
うさぎがトランクから、抹茶色をした、それでもきちんとニンジン型の飴を出してくる。
「その……変に老けてないといいのですが……
老け込んでいると、可愛いロリータ服が着れなくなりそうで」
「大丈夫だよ。可愛い女の子は大人になっても可愛いお洋服をいつまででも着れるんだ」
「そうだと……良いのですが……」
優菜はうさぎの手から渡されたにんじん飴を恐る恐る口に入れた。一気に口の中に広がる抹茶の深いお茶の味。
「あら、少し渋い味がしますね」
飴を舐めた優菜は、身長の変化等はあまり違和感は無く、代わりに体全体が僅かに重たくなるのを感じた。
きょろきょろする優菜に、うさぎが慌てて手鏡を渡す。
「これが……私……」
鏡に映った自分の顔に優菜は驚きをあらわにしつつも、その驚きと繋がるように変わる表情に、それが自分のものである事を認識する。
「……わぁ、大人になるとこういった感じになるのでしょうか。
肌の手入れはしていたみたいで、思ったよりきれいな肌をしていますが……」
「うん、僕としては今でも十分に可愛いと思うんだ。
やっぱり人は歳には左右されないイキモノなんだね」
「あ、ありがとうございます……恥ずかしいです……
ですが──困りました、もう白髪が。お父様の会社を継いで……大人になると苦労があるのかもしれません……」
「人間は大変だね。僕いつも思うんだよ」
うさぎがしみじみと同意した。
「やはり……少女をモチーフにした今のお洋服、少し浮いていますね」
「大人になると体型変わっちゃう人沢山いるけれども、きみは大丈夫だね」
「……恐らく、だいぶ努力をしていたのだと思います……
ですが、やはりお洋服……」
しょんぼりと肩を落とす優菜にうさぎはあわてて声を掛けた。
「だ、大丈夫だよ! ねぇ、ジャック。
歳を取った時に合わせて、沢山のお洋服を用意してあるんだ。是非来て行って」
そう言ってうさぎが取り出したのは、キャラクターものではなく、今の洋服より僅かにシックな、セピア気味の色調をした花をモチーフにした服を、机の下のトランクからぽんぽんぽんぽん取り出した。
「凄い……うさぎさんは何でも持っているのですね。
では、さっそく──」
「あ。今、すぐにお着替え室を出すよ」
そう言うとうさぎは、傍の地面2m程に円を書くようにぴょんぴょん飛び跳ね回る。
そして、最後の1歩を踏むと、ぽむっと上空へと煙が昇り、その円の中にはいつの間にやら、立派な鏡のついた更衣室が建っていた。
「うさぎさん、凄い……!
早速着替えてきますね」
そう告げて中に入っていった優菜から、呟きが聞こえてくる。
「花のモチーフで……スカートの膨らみは今より抑えて、丈も少し長めに。
あら、これはこれでいいかもしれませんね」
優菜は、予想以上に上手く収まったコーディネートに胸を高鳴らせて、全身を見ようと少し勢い良く、鏡の前で思わずクルリとスカートの裾を広げて時計回りに小さくジャンプして。
意識していなかった自分のろっこんが思い切り発動してしまった。
「あ……!」
発動条件:鏡の前で時計回りに回転しながらジャンプ
能力:白ウサギに変身する
……こうして、優菜は姿を変えて、着替えた外見年齢も分からず、うさぎのまま、しおしおと更衣室から出てきた。
それを見たうさぎは大して驚く事はなく、優菜は黒兎の縫いぐるみのジャックを隣に置いて、ろっこんが解けるまでの間、3匹でにんじん柄のレジャーシートの上でお話をして過ごす事にした。
しかし、確かに予想外の出来事ではあったが、3匹の空間は何故だかとても、ほんわかとした優しい空気に包まれた。
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担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月26日
参加申し込みの期限
2015年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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