夜。とある公園にて。
テオが散歩に出ていると、2本足で立っているウサギがせっせとテーブル設営を行っていた。
それはテオが見ているのにも気付かずに、いそいそと嬉しそうにテーブルにレースの敷き物を敷き、その上に透明な袋に包まれた、大きさも色も違うニンジン型の飴を置いていく。
端に置かれた立て看板には、
『食べると、歳、取ります。効果は半日ほど。増える年齢はご相談下さい』
そのあまりに日常がブレイクアウトした光景を見たテオは、見るに見かねて声を掛けた。
「ここはテメェらの世界じゃねぇ。
──2本足で動くなら、もう少し不器用そうに動け」
「へいっ、親分!!」
その言葉に、素直に動きをもたつかせたウサギを見たテオは、
──異常なし。
そう認識して、その場を立ち去った。
置いてある飴も看板に偽りなく、危険物ではなさそうだ。
そして、ウサギが多少喋ったところで……この世界では夢か噂で片付けられる事だろう。
初めまして、こんにちは。この度MSを行わせて頂く事となりました冬眠と申します。
さっそく、状況の説明から行わせて頂きます。
あらまし
▼現状
ほんの少し繋がった世界から、2足でジャンプ移動をするウサギが来ました。
食べると歳を取る、にんじん型の飴を配っています。
大きさはさまざま。同じ効果でも飴の形は違います。
▼時間と場所について
【場所】
場所はシーサイドタウン近く、何気なく皆が普通に通るような小さな公園です。
【時間】
シナリオガイド本文での舞台は夜ですが、時間は翌朝からお昼、夕方までの自由な時間にお楽しみ頂くことが出来ます。
▼どんな飴か
食べると、現在の年齢に追加して、歳を取ります。
※肉体だけ大人になり、精神は大人になりません。
○取りたい歳は、ウサギに言いつけると該当する飴を在庫から出してくれます。
○机の上に並んでいる飴から、ランダムに取ってもらっても大丈夫です。
○味の指定も出来ます。
※アクション内に『追加される年齢』の記載をお願い致します。
飴の色や味はお好みにてご記載下さい。
上記3点のいずれかの記載がない分に関しましては、ランダムにて決定させて頂きます。
歳を取ったら何が出来るのか?
自由です。
小学生が、10年歳を取る飴を舐めて、大人の社交場に足を踏み入れたり、
30年歳を取る飴を舐めて、お父さんやお母さんの気持ちを味わったり、
高校生や大人が、80年歳を取る飴を舐めて、一足早くに老後の身体を味わっておくもよし。
基本的にはフリーとなっております。
▼ウサギについて
おはようからおやすみまでをずっと見守り続ける、ウサギ。
曖昧にしか決まっていない店じまいまで、ずっと同じ場所にいます。
お喋りも楽しめます。
【性別・外見】
男の子。白に薄いチョコレート色の模様が入っています。
違う世界から来た二本足で動くウサギです。
手先は器用ですが、テオにとがめられた為、不器用な振りをしています。
【性格】
面白そうな事には何でもチャレンジしたがる、好奇心旺盛で元気なうさぎです。
人の事も大好きで、構いたがりで構ったほしがりです。
人間の世界特有のアイテムや、お菓子などをあげると非常に喜びます。
【名前】
名前はまだありません。
個別であだ名をつけて呼ぶもよし、皆様で固有の名前をつけてみるもよさそうです。
それでは、皆様の楽しい大人ライフの満喫を、ウサギ1匹が喜んでお待ちしております。