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ちゃよなら、寝子祭!~響く花の音~
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【"ほし"におねがい】
花厳 望春
は製菓部の部員として講習に参加していたところで神魂現象に巻き込まれた。
「……しらないひとがたくさん」
ぽそり、と呟いた小さくなった望春もまた記憶を失ってしまっていた。
記憶を失い、精神年齢も相応の状態になっていた望春は、もともとの中性的な容姿も手伝って、ほとんど女の子にしか見えなかった。
そこに突然
チャラい
幼児が現れた。
「ロケットばびゅーん!」
「……っ!?」
おもむろに後ろにまわりこんでナニカをしようとしてくる幼児――
南波 太陽
に、望春はとっさに振り返って反応することで事無きを得た。
「……あー、おしかったっすねー」
太陽はまるで悪びれる様子もなくにへらっと笑うと、また「ロケットばびゅーん!」とどこかに走っていた。
「…………」
望春はそんな太陽の背中をしばし呆然と見送っていた。わけがわからなかったが、アレは苦手なタイプだということはわかった。
さっさとどこかへ行ってくれて、望春はほんの少しだけほっとする。
しかし、ひとりぼっちになると、それはそれでまた不安な気分になってくる。
と、そのとき。
「……なあ、ここどこかわかるか?」
どこか聞き覚えのある声にそう呼ばれて、望春はハッと声の主の方を振り返った。
* * *
篠崎 響也
は友人である
花厳 望春
に用があって、家庭科室を訪れていたところで神魂の影響を受けた。
「……なんだよ、ここ? ……とうさん……かあさん……どこ……?」
響也もまた幼児化と同時に記憶を失っていた。
つまり彼にとってそこは知らない場所で、まわりにいるのは知らない人間ばかりということだった。
響也にとって幸運だったのは、彼が不安に呑み込まれてしまうより先に、視界の端にどこかで見覚えのあるような気がする女の子の姿を見つけたことだった。
それは実際には男の子で、つまりは響也と同じく幼児化した
花厳 望春
の姿にほかならなかったのだが、記憶を失った響也がそれに気づかないことは無理からぬことだった。
「……なあ、ここどこかわかるか?」
響也はてちてちと歩いて、その女の子にしか見えない望春に声をかけた。
「……え? きみは……?」
望春は響也の声に驚いてはいるようだったが、どこかホッとしているようにも見えた。
どうやら小さくなった望春は響也のことはなんとなく憶えているようだった。
そして、それは響也にとっても同じだった。
互いに簡単に自己紹介をして、行動をともにすることにする。
みはる、という名前を聞いてもやはり響也は小さくなった望春が男の子だということに気づくことはできなかった。
望春と話していると、響也は、少しずつではあるけれど、不安が和らいでいくのを感じることができた。
「ねぇ、きょーやくん」
と、そこで響也は望春は袖にくいくいと引っ張られる。
「いっしょにクッキーつくろうよ」
「……え?」
望春に誘われて、響也は椅子によじのぼって調理台の上に放置されたクッキー生地といろいろな形状のクッキー型を見やる。
「ぼく、おかあさんといっしょにクッキーつくったことある。きょーやくんいっしょにかたぬきやろう。どの"かた"がいい?」
「……ああ。そうだな。じゃあこれで」
響也が手にしたのは星の形をしたクッキー型だった。
「"ほし"か。おほしさま、きれいだよね」
そう言って、望春はにっこり笑った。
屈託のないその笑みに響也も思わず笑みをこぼす。
実のところ、小さくなった響也にはクッキーの作り方などよくわからなかったが、望春に誘ってもらえたことが嬉しかった。
そんな自分に気づいて、幼いなりに照れを感じたらしい響也が慌てて一言付け加える。
「でも、そのまえに、まずてをあらわないとな」
「あ」
大事なことを失念していたというように小さな望春はぽかんと口を開けて、それに響也が笑って、つられるように望春も笑う。
たとえ記憶を失ってもやっぱり二人は"ともだち"同士なのであった。
* * *
恵御納 夏朝
は五歳児ぐらいの姿に戻っていた。彼女もまた記憶を失い、何が何だかわからない状態になっていた。
「……"ほし"?」
それでも自分が文化祭のクラスの出し物のための講習に参加するためにここに来て、その出し物で星形のクッキーやゼリーを出そうという案があったことはおぼろげながらに憶えていた。
「……そうだ。ほしがたのぜりーとかくっきーをつくらなきゃ……!」
自らの役目を何となく思い出して、夏朝は何やら星形のクッキーについて話しているらしい二人の子供のところに近づいていく。
「……あのね、ぼくも"ほし"がたのくっきーとかつくりたいんだけど」
夏朝が声をかけると二人の子供――
篠崎 響也
と
花厳 望春
は少し驚いたような顔をしてこちら振り向いた。
二人は夏朝の姿を見て、一瞬互いに顔を見あわせると、
「ああ、いいぜ」
「うん、いっしょにやろう」
と言って頷いてくれた。
「うん、ありがとう」
夏朝は微笑んだ。
すると、さらにそこに
サキリ・デイジーカッター
も現れて、
「ぼくもてつだおう。"はもの"のあつかいにはじしんがある。とりあえず、もとにもどるためにも、すなおにりょうりをするほうがよさそうだし」
と言ってくれた。
「……もとにもどる?」
もとにもどる、という言葉の意味は小さくなった夏朝にはよくわからなかった。が、彼が好意で手伝おうと言ってくれていることは彼女にもよくわかった。
「うん、ありがとう。あ、それと"ほし"がたのぜりーやくだものもつくってみたいんだけど」
夏朝が言うと、三人はまた顔を見あわせて、
「……ぜりー、か。みはる、つくりかたわかるか?」
「ううん。きみは?」
「ぼくもわからないな」
それぞれに首をふるふると振る。
それに夏朝は
「だいじょうぶ」
と言って、
「ぼく、しってる。まず"ぜらちん"を"おみず"に溶かして――」
そうして四人のおこちゃまシェフによる"くっきんぐ"が幕を開ける。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月07日
参加申し込みの期限
2015年08月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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