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その鐘を鳴らせ ~異空間脱出~
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破:目指す場所は遠く、されど希望は見失わず
派手な音がする方へ向かう
天動 記士郎
と
兵藤 雅也
は、途中青い影が倒れて動かない人間の傍を通り過ぎるのを目撃した。
(相手は、動いた人間にしか反応しないのかもしれませんね)
雅也にそれを伝えようとしたとき、更に派手な音がした。
「あっちの方だ!」
「戦っているんですか……?」
雅也と記士郎が音の方へ走っていくと、ちょうど
ジュスト・ランベール
と
本居 陽毬
が影と対峙していた。建物を背にし、ジュストが身構える。雅也は咄嗟にバットを握り締めていた。
「っ?!」
「弱いものいじめしてんじゃねえぞコラァ!」
影の腹部へフルスイングする雅也。だが、いつの間にか別の影が襲い掛かろうとしている。
(素手で殴るよりかは……少しはマシですかね)
普段殴るような事はしない記士郎だが、今は緊急事態だ。落ちていた金属の板を噛み付こうとした影の口に押し込み、言葉か何かを発するか耳を澄ます。だが聞こえてくるのは暴風のような唸り声だけである。ちらり、と雅也を見ればバットで応戦し続けており、ジュストが「BANG!!」と叫んで何かで跳ね飛ばしていた。
もう一体別の影が現れ、それを陽毬が跳ねて避ける。牛若丸のように細い柱のような物の上に乗ると影がそれを倒そうと体当たり。揺れる柱からまた、陽毬は跳ねて回避する。
派手な音に影が気を取られている隙に、記士郎は思いっきり頭を殴りつけて倒すと、影は音もなく消えた。顔を上げた時、雅也がバットを三度振るって影を倒し、陽毬を狙っていた影もジュストが力を使って倒していた。
「っと、怪我はねぇか、ガキども?」
雅也がそう問うと、ジュストと陽毬は二人とも頷いた。雅也も怪我をしていない事を確認した記士郎は、何気なく落ちた金属の板を拾い上げて少し考える。
(あの影は、確かに……音に反応していましたね。という事は……音でおびき出される可能性、ありますね)
この閃きが後にファインプレーを生み出す事になろうとは知る良しも無い記士郎であったが、この時はここに敵が来る気がして気を引き締めなおしていた。
「今の戦いで派手な音が出ています。……移動して休める場所を探しましょう」
「そうですね……」
陽毬は額の汗を拭い頷く。4人はとりあえず一旦休める場所を探す事にした。だが、建物が派手に倒壊し、青い影がうろつく中で休めそうな場所はなかなか見つからない。途中で再び影と出くさぬよう瓦礫などに隠れてやり過ごしていたので中々進まなかった。
だが暫くして、元は店だっただろう場所が奇跡的に原形を留めていた。それにジュストが安堵の息をつく。初めてろっこんを使用したのと、なれない環境で少し疲れているようだ。
「皆、疲れてねぇか?」
雅也がそう問うが、3人とも大丈夫だ、と頷いた。記士郎はふぅ、とため息をつきながら外を見る。相変わらず霧は晴れず、視界が悪い。
「そういえば落ち着いて自己紹介とかできなかったね。僕はジュストだよ」
「わ、私は本居陽毬です」
「では、私も……。私は天動記士郎といいます」
其々が名乗り、雅也もまた笑顔で親指を自分に向け、
「俺は兵藤雅也ってんだ。よろしくな」
彼がにっ、と笑うと釣られてジュストも笑う。陽毬と記士郎も微笑み、少しだけ空気が明るくなった所で一同はちらり、とモールがあるであろう場所を見る。
「何がどうなってんのかわからねぇ。けど……皆で生き残るぞ」
そう言いながら雅也の脳裏に浮かんだのは、愛犬のイチの事だった。
(こんなトコで野垂れ死ぬ訳いかねーだろ? 俺がくたばっちまったらイチがまた一人ぼっちになっちまう……)
雅也の言葉に3人が頷く。そして、ジュストと目が合った。初めて会ったかもしれないのに、阿吽の呼吸で影と対峙できた相手である。2人は互いに親近感を持っていた。
「よろしく頼むよ、相棒!」
「おう!」
2人は硬く握手をする。記士郎は微笑ましく思ったのか「青春ですかね」と呟いた。
その様子を見つつも、陽毬は思う。自分は何が出来るだろうか、と。
(私のろっこんは、ジャンプ力が上がる物だし……)
武術の心得など持っていない。それに策が練れるわけでもない。それでも、自分に出来る事で皆と生き残ろう、と心に強く思う陽毬なのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月01日
参加申し込みの期限
2015年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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