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廊下。
御剣 刀
、
桜庭 円
、
後木 真央
の3人が談笑しながら歩いている。
「刀くんと真央ちゃんもお迎え係だったんだね」
円が後ろを振り向くとウェーブのかかった髪がふわりと揺れた。話しかけられ、真央が買ったばかりのデジカメを誇らしげに掲げる。
「そうなのだ! 真央ちゃんは新聞部の部員として、みんなのお写真を撮るのだ!」
「後木に取材されるのか。緊張するな」
刀がにゃーくんに煮干しをあげながら話す。にゃーくんはごろごろと喉を鳴らしていた。
「いつもどおりでオッケーなのだ。そして、ゆくゆくは真央ちゃんの写真が卒業アルバムに使われるようにしたいのだ。よろしくなのだ!」
「うん。頑張って! にゃーくんの写真撮れたら、後でデータ送ってよ」
円が肩に乗せたにゃーくんの頭をなでながら頼むと、真央はにっこりとほほ笑んだ。
「勿論なのだ! お任せあれなのだ!」
真央が親指をぐっと立てる。円も応じるように親指を立てた。
真央は新聞部所属と言っても、今までは部長・副部長に任せきりでほとんど幽霊部員だった。文章が自分より上手い部員はたくさんいる。今まで記事を書こうなどとはつゆほども思わなかった。
けど。と、真央は口角をあげながら思う。
ねこったーで短いお知らせをアップしているうち、文章の楽しさが少しずつわかってきた。次第に文章に合う写真を撮ってみたいと感じるようになってきた。
今日は真央にとって、少し特別な日。
修にもらった新聞部の腕章が制服の袖に留まっていた。
玄関を出ると校門に園児たちが集まっているのがわかった。思わず早足になる。
「わぁ。みんなちっちゃくてかわいい!」
円の声が弾む。校門に集まっていた園児たちがその声に気づいて振り向いた。真央のカメラとにゃーくんに視線が集まる。カメラと動物は子供たちの人気者だ。
「さ。みんな、お姉さんとお兄さんにご挨拶しようね」
「「「こんにちはー!!!」」」
女性の保育士さんが話しかけると、40人の園児たちが声をそろえて挨拶をした。
「こんにちは! 幼稚園の先生と子供達に、みんなー寝子島高校にようこそ。帰りにクッキーも貰えるよ!今日は楽しんでね!」
「「「わーいっ」」」
円はすぐに子供たちと打ち解けたようだ。にゃーくんも子供たちと握手をして、すぐに仲良くなった。
「こばと幼稚園の先生、後で幼稚園にもデータ送るのだ、今回の交流の写真撮らせてほしいのだ」
「ええ。どうぞどうぞ。今日はみんなすごく楽しみにしていたんです。素敵な笑顔を撮ってくださいね」
「ありがとなのだ! みんなーっ。記事にできるかどうか分からないけど、写真撮らせてほしいのだ!」
「いいよーっ」
「とってーっ」
「ピース」
「わわっ。順番なのだ~!」
真央はどこかで『肖像権』があるから、勝手に撮影してはいけないと聞いていた。許可を貰うと園児たちがわらわらと集まってくる。真央は園児たちの中に埋もれてしまった。
少し離れたところに立っていた刀は、自分も真央たちのように子供の輪の中に入ろうとした。友人の円が子供たちに自己紹介をしているのを見る。なるほど、ああやって仲良くなればいいのだな。
「こんにちは。今日は――」
「ひいぃ」
ひいぃ……!?
外国の血が混じっているのだろうか。輪から外れた気弱そうな子供に話しかけると、思いっきり怯えた目をされた。
正直へこむ。
「……」
傷ついちゃう。しょんぼりしちゃう。
「わぁ。刀くん、怖がられてる!」
「……仕方ないな。目つき悪いし。雰囲気も馴染みのないものだろうし」
「向き不向きは誰にでもあるよね。よしっ、後は任せて!」
「……助かる。後は頼んだ。俺、家庭科室に連絡してくるから」
刀は家庭科室にとぼとぼと歩き出した。途中で一度振り向く。真央のまわりでは元気な子供たちがしきりに話しかけている。円は子供たちと手をつないで歩いていた。
「あの年の子供に泣かれると、結構来る……」
御剣 刀
、今年で16歳。不器用なお年頃。
家庭科室のドアを開けると友人のブリジットと目が合った。ブリジットはクッキーを作り終わりお茶の時間を楽しんでいる。家庭科室はすっかりお茶会ムードだった。
「あら、刀。円は一緒じゃないの? 子供たちを体育館に送るって聞いたけど。雰囲気暗いわよ。何かあったの」
「……送ろうとした。でも泣かれたから戻ってきた」
「は?」
「同じことを2度言いたくない」
刀がぼそぼそと喋る。漫画なら『ずーん』という文字が頭に乗っかっていそうだ。
「ぷっ、あははははは。ごめんごめん、いやでもそれは仕方ないわよ。 子供は正直だから」
「……」
「ひー。お腹いたーい……っ」
「お嬢様、言いすぎですよ」
イルマがローズヒップティーを入れながら主をたしなめる。刀のために用意したティーカップにお茶を注いだ。
「お疲れ様でした、刀様。お疲れでしょう。おくつろぎくださいませ」
「あ、ありがとう。そうさせてもらいます」
つられて敬語になりながら会釈をする。笑いすぎたのを反省したのだろうか、ブリジットはお茶をひとくち飲むとクッキーの皿を刀に寄せた。
「ほら、このクッキーあげるから元気出しなさい。私の手作りなんだから、感謝して味わうのよ」
「アーチャー……」
刀はクッキーをひとつつまみあげると、じっとブリジットの青い瞳を見つめた。
「な。なによ。味なら問題ないわよ。だってイルマが一緒に作ってくれたんだもの」
見つめられ、ブリジットの頬が軽く染まる。思わず目をそらしてしまった。刀は再び視線をクッキーに戻し――。
「これ、なんだ? しゃもじ?」
と、実に不思議そうに尋ねた。
「しゃ……しゃも!?」
「刀様。それは『魚』でございます。私はお止めしたのですが、お嬢様が大層気に入ったご様子でしたので」
「ああ。魚か。だったら、目の部分に穴とかあけてもよかったかもな。もしくは鱗とか……って、アーチャー? どうしたふるえて。体調悪いのか」
念のため言っておくと、刀に悪気はミジンコほどもありはしないのだ。ただ、思ったことをそのまま口にしまうだけ……。
「あ。これ、うまいぞ。クッキーなんて作れるんだな」
「そっちを先に言いなさーい!!!!」
お嬢様のご機嫌がなおるのには、ずいぶん時間がかかりましたわ。『にゃーくんのために作った』魚のクッキーは円様に確かにお渡しいたしました。
……と、後にイルマが言っていた。
瑠奈たちがクッキーを届けに行ってくれたので、誉の班と美咲紀の班はお先にお茶の時間を楽しんでいた。
「はい、どうぞ。育てたカモミールをハーブティーにしてみたの。蜂蜜も入れるととってもおいしいのよ」
美咲紀が金色のお茶をみんなにふるまう。家庭科は苦手な美咲紀だが、お茶の淹れ方にはこだわりがあるようだ。
「椿、ありがとう。体に優しそうないい香りがするな」
誉がカップを持ち上げながら礼を言う。優梨乃もカップに鼻を近づけて、ほう、と息を吐いた。
「本当にいい香り。リラックス効果がありそう」
「その指摘は正しい。カモミールはギリシャ語で大地のリンゴを意味し、4000年以上前から薬草として利用されていた。神経を沈めて気持ちを落ちつかせる薬草だ」
「そうなの? 月詠ちゃんは物知りね」
「それほどでも」
月詠が優梨乃にこともなげに返事をする。視線は先ほどからスケッチブックに注がれたままだ。お茶の風景をデッサンしている。おそらく、帰宅後にクッキーを作っている風景も描くのではないか。
「夕弥さん。クッキーの型、ありがとうございました。かわいいのがいっぱいでとっても助かりました」
人里が夕弥に微笑みかける。夕弥は『いーのいーの』と右手をパタパタと振ってこたえる。
「使ってくれてうれしいよ。今日はいろんな人と話ができて楽しいな」
「ふふ。そうですね」
ほんわかとした空気が流れる。
やがてブリジットや小淋達の班も合流。クッキーを渡す時間まで楽しいお茶会が続いた。
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担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月27日
参加申し込みの期限
2013年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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