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「「「「悪事はそこまでだ!」」」」
舞台に
新井 すばる
扮するウルトラチクワ、
冴木 竜司
のリュウレンジャー、
姫神 絵梨菜
のマジカルプリンセス☆エリーナ、
風雲児 轟
のザ・クエスターが現れた。
「いたいけな園児のみんなをさらうなんて、愛と正義の美少女戦士『マジカルプリンセス☆エリーナ』が
許さないんだから! 醜い心の怪人さんには、美の女神の天罰を下してあげる!」
エリーナが武器であるバトンをビシィッとシュウ大元帥に向ける。エリーナはチア部のユニフォームを組み合わせた衣装をまとっていた。純白のレオタードに深紅のフレアスカート。長手袋にブーツを身に着け、頭にはおもちゃのティアラを乗せている。
「『正義』、か。気に入らないな。自分が認めないものは悪というわけか」
八神博士が一歩前に出る。腕に装着した機械をいじると、八神博士たちを守るように約20体のキャットロイドが現れた。自立AIを搭載したロボは自己判断で自在に動くことが可能。ジェイドキャットの部下として作られた本格設計……という設定で、もちろん『中の人』が入っている。ヒーローショーには味のある戦闘員が欠かせないのだ。
「子供をさらうのは悪だろう! 司会のお姉さんだって嫌がってるじゃねえか!」
ザ・クエスターが牢屋を指さしながら叫ぶ。ザ・クエスターは黒を基調としたゴツさのあるスーツに、ライオンを模したヘルメット姿だ。見ようによっては悪役のようだ。
「そうだそうだ。いくら子供がかわいいからってさらっちまうのはNGだ。待ってろ、リュウレンジャーがすぐに助けてやっからな!」
リュウレンジャーが園児たちの前で決めポーズをしながら話しかける。そんなリュウレンジャーにウルトラチクワがやれやれと呆れたように首を振った。
「おいおい。そんなこと言って、君も結構危険人物じゃないかい?」
「どいひー!? ちょちょっ。俺は、天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪から子供たちを守るリュウレンジャー。正義の味方だぜ!」
「ハハハハ」
「目が笑ってない!?」
ウルトラチクワの乾いた笑い。リュウレンジャーは思わず小指を立てて白目をむいて、少女マンガのような表情になった。
「はいはい。コントはそこまでです」
怪人鳥バードがステッキで、こつ、と床を叩く。
「強いものが正しい。それでいいでしょう。さ、かかっていらっしゃい。シュウ大元帥の手を煩わせはしませんよ」
「ククク。まずは幹部の作ったキャットロイドを味わうのだな」
シュウ大元帥が不敵に笑うと、風が吹いてもいないのにマントがはためいた。
近くにいたキャットロイドの1匹が、赤いリボンのかかった箱をうやうやしくシュウ大元帥に献上する。
「……プレゼントか? 台本にはない流れだが……まあ、いい! 受け取ってやろうではないか!」
不思議に思いながらもリボンをほどく大元帥。箱の中には『私を食べて元気100倍☆』というメッセージカードと、ちょっぴりヤバめなキノコが入っていた。
「シュウ大元帥。流石に生はどうかと……こちらは後程、ディナーにて」
怪人鳥バードがさりげなく箱を取り上げようとする。
が、先ほど箱を渡したキャットロイドの1匹が執拗にキノコを大元帥に食べさせようとする。
「……このキャットロイド、怪しいにゃ! ねこぱーんち!」
「おおっと。危ないよぃ」
ジェイドキャットの攻撃をキャットロイドはひらりと避けた。こちらもまた、台本にはない展開。
「喜劇には隠し味が必要だと、あっしは思うのさぁ」
「何を言うにゃー!」
「待て! 追うなジェイドキャット、今は戦力を分散させる時ではない!」
「う。博士が言うならそうするけどにゃぁ……」
八神博士にたしなめられてジェイドキャットが耳をぺこりと倒す。
結局、あれはいったいだれだったのだろう?
身長148cm、喋り方は男性の印象。なんとなく7月7日生まれの気がした。
「さて、気を取り直して……行けっ。かわいい部下どもよ!」
シュウ大元帥が手を振るとキャットロイドがいっせいにリュウレンジャーたちに襲いかかった。
「いくら数がいたって問題ないわ!」
エリーナが先陣を切って敵を倒していく。チアリーディングの動きを入れながらアクロバティックな動き。訓練したのだろう。キャットロイドと見事な殺陣を演じていた。
「うなれ。超ちくわパンチ! 轟け怒濤の超魂ちくわ稲妻キック!」
「ぎゃーぎゃーぎゃー!」
ウルトラチクワは大きな動きで1体ずつキャットロイドを倒している。リュウレンジャーは舞台上を駆け回り、キャットロイドたちを混乱させていた。どうやらリュウレンジャーは弱い設定のキャラクターらしい。
「危ないぜ。リュウレンジャー!」
背中を狙われたリュウレンジャーを必殺技のクエスター・コンプリートで助け、ザ・クエスターが園児たちにサムズアップした。
「助かったぜ、ザ・クエスター。しかし、猫型ロボットの奴手ごわいな。戦力は同じはずなのに」
「はあ、はあ。本当に……。どうしてこんなに強いのかしら?」
リュウレンジャーたちはキャットロイドによって舞台の端に追い詰められてしまった。すると、舞台の上の方から何者かの声が降ってきた。
『そりゃー、チームワークの問題だよぃ。協力を忘れたヒーローたちが、悪に勝つわけないんだよぃ』
「なんだとー!? てめー、姿を見せやがれ!」
『あっしはマジカル☆ペテン師ソギィ。面白いほうの味方だよぃ』
ザ・クエスターが天井に叫ぶが、返ってくるのは
骨削 瓢
こと、ソギィの笑い声だけだった。ウルトラチクワはソギィの言葉にうーんとうなり、一理ある。と考える。
「確かに困った時は協力しなきゃな。ひとりの力じゃ限界があるよ」
「そうね。でも、どうすればいいのかしら?」
「あっしにいい案があるよ~」
「ぎゃーっ。何、さりげなく混ざってるんだー!」
ヒーローたちの輪の中に、いつの間にかにソギィが混ざっていた。びびったリュウレンジャーが大げさなリアクションで園児たちを笑わせる。
「いいから耳を貸すんだよぃ。ごにょごにょごにょ……」
「面白そうね。やってみましょう!」
「ザ・クエスターも協力するぜ!」
ヒーローたちはソギィから作戦を聞くと顔をキリリとひきしめた。
「相談は終わったか、愚民ども。クハハ! 正義の力とやらのなんたる弱いこと!」
「今度は違うぜ。行け、エリーナ!」
「ええ!」
「何……!?」
リュウレンジャー、ザ・クエスター、ウルトラチクワの3人は互いの腕で土台を作った。助走をつけたエリーナが飛ぶ。3人の腕にエリーナの足がかかった。
「「「飛べぇぇぇ……!!!」」」
エリーナは天井近くまで跳躍。ハート形の飾りやラメがライトを反射してキラキラと光る。
「いっくよー! 必殺、マジカル・ラブリィ・ビーム!!」
武器のバトンを八神博士の腕に向かって勢いよく投げる。派手な効果音がして博士の腕にある、キャットロイドを操る機械が爆発した。キャットロイドたちががくりと膝をつく。
「くっ。メインマシンが壊れたことで一時的にフリーズしたようだ。自立AIが復活するまで時間がかかる!」
苦虫をかみつぶしたような八神博士。しばし沈黙したあと、バードマンに視線を向ける。
「バードマン。シュウ大元帥を任せたぞ」
「御意。おまかせください」
バードマンが深々と頭を下げる。ふざけた口調とは裏腹に少し寂しそうでもあった。
「ジェイドキャット。ヒーローを倒せ。大元帥が逃げるまで時間を稼ぐんだ」
「おい、待てと言われて待つ馬鹿いねーぜ!」
ザ・クエスターが叫ぶと、バードマンが牢屋から子供と碧緒を出して冷たい声で応じた。
「近づいてごらんなさい。人質の命は保証しませんよ」
「卑怯だぞー! 大体、そこの緑の猫。お前はそれでいいのか! 今ならまだ間に合うぞ!」
ウルトラチクワに話しかけられ、ジェイドキャットの耳がぴくりと動く。八神博士に上半身だけ振り向いた。
「博士はみんなと行かないにゃ?」
「行かない。大元帥を守ると決めた。あの人だけは俺と、俺の作品を認めてくれたんだ」
「博士は弱いにゃ。あたしが負けたらヒーローにやられて死んじゃうよ?」
「お前も俺の作品だ。負けたら一緒に自爆してやる」
「博士……。あたし、博士に改造してもらえてよかったにゃ」
キャットロイドのほほを光るものが伝った。
「さあ、ヒーローども! かかってこい!」
目元をぬぐうとキャットロイドが構えを取った。
「……ねえ、鳥のお兄ちゃん。あのお姉ちゃんは死んじゃうの?」
捕虜の園児・チアキがラッセルに話しかける。ラッセルは小声で苦笑した。
「そうだなー。悪はいつの時代も栄えないから」
「サカエナイ?」
「んー。うまくいかないってこと」
「……そんなの、かわいそうだよ」
「そーだなー……って、え?」
ぽつりと呟くと、チアキはラッセルの腕をすり抜けて舞台の中央に走ってしまった。
「ぜい、ぜい……博士。もう、この体も限界にゃ」
満身創痍のジェイドキャット。八神博士は小さく頷いて白衣のポケットから赤いボタンのついたリモコンを取り出した。
「ネコさんしんじゃだめー!」
「にゃ……!? え。この子……なんで!?」
「みんななかよくしよーよー!」
捕虜の子供が両手広げてジェイドキャットを庇う。台本にはない展開だ。舞台の時が一瞬止まる。
「……クク、フワーッハッハッハ!!」
静寂を打ち払うかのようにシュウ大元帥の高笑いが響いた。大股で舞台中央に向かい、園児の頭に手を乗せる。
「ヒーローたちよ。私はこの子供の勇気に感動したぞ。世界征服は中止だ! かわいい部下が減るのも寂しいからな!」
「おじさん……!」
「おじさんではない! ……子供、名を何という?」
「チアキ」
「そうか。良い名前だな」
シュウ大元帥はマントから手製のクマのぬいぐるみを出した。首に赤いリボンが巻かれている。
「仲よしのしるしにこれをやろう。大事にするのだぞ」
「うん……!」
チアキは大きく頷いて飛び切りの笑顔を見せた。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月27日
参加申し込みの期限
2013年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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