雨の日、秋の日、フツウの日？｜リアクション

雨の日、秋の日、フツウの日？

　その日は朝から雨が降っていた。
　見上げれば薄ぐもりで、ぼやっと輝いた空から幾つもの雫が落ちてきて。
　雨音に、今日は街も少し静かだった。
　時折、変なうわさ話も聞いたれど……
　今日は何の変哲もない、普通の日だった。
　おそらく、すぐ忘れてしまうような一日。

「ふぅ……あったかい」
　温泉宿「白桜」。東雲人里は、雨の中濡れた身体を湯で温める。
　雨の中、光る球体を追いかけていたせいで、服がびしょ濡れだ。
　幸いにも替えの私服を持っていたので、それに着替える。暖かくなった身体に、人里は満足そうな笑みを浮かべた。
「ホッとしますね」
　しかし、なぜ都合よく替えの私服を持っていたのだろう……？
「あっ、バイト急がなくちゃ！」
　人里が、慌ただしく宿を後にする。

　あなたにとって、今日はどんな日でしたか？

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あとがき

担当マスター：叶エイジャ
ファンレターはマスターページから！

　こんにちは。叶エイジャです。リアクション提出をさせていただきます。
　今回は雨の日の出来事ということで、ろっこん絡みや神魂の関わっているらしき事件、友情や恋愛などの人間関係など、様々なシチュエーションを扱わせて戴いた、という気持ちです。
　提出形式としては、ほぼ各グループ＝1シナリオという扱いで、ページ独立となりました。そのため、時系列順には並んでいません。あえて時間帯を不明瞭にした場面もあります。
　同じ一日に起きた出来事なので、ほんの一部ですが重ねた部分もあります。同じ朝、昼、晩でも、別の場所ではあんなことが起こっていた……みたいな感じで読んでみるのも、楽しいかなって思います。
　また、今回は初めて扱うことになったNPCも多く、皆様とのこれまでの交流を拝読させていただくことで、寝子島に生きている皆様のことをより深く知ることができたと思います。
　今回は参加いただき、ありがとうございました。
　ご縁がありましたら、今後も皆様と作品を作り上げていければと思います。
　それでは、失礼いたします。

※
今回の提出において、大幅な遅延が生じましたことをお詫びします。
私の計画性の甘さにより、提出まで多くの時間をかけてしまいました。
参加してくださった皆様には、弁解の余地もありません。ごめんなさい。

今後の活動としては、（ガイドを出した場合）参加人数が少人数のものにする予定です。
皆様にとって良きマスターであるよう、今後も精進を続けていければと思います。
申し訳ありませんでした。

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