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<宝石人形>紅玉ルヴィア
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【絶対に叶わない】
ルヴィアは自分を少しでも綺麗にしようと話をしている、
桜庭 弓弦
と
御剣 刀
の隙を伺い、物陰へと姿を隠した。
二人の気配が消えたの感じて、そっと様子を伺いながら表に出る。
日が落ち、あたりが闇に包まれた時を肌で感じて、ルヴィアは再び歩き出した。
美奈に見つけて欲しい。しかし、炎を散らしてはならない──
御剣 刀
と会った翌日、同じ事をしようとして止められたのが頭に残る。
でも、こうして“私はここにいる”と訴えなければ、美奈は会ってくれないかも知れない。それ以前に見つけてくれないかも知れない。そう言ったルヴィアに刀は言った。
──自分の気持ちを訴えるのはいい。
だけどその訴えに炎は使うな、誰もお前の訴えを聞いてくれなくなる。
言葉で伝えればいいんだ。言えよ、ちゃんと最後まで聞くから──
今、それを言ってくれた刀はいない。しかし、それだけを信じてルヴィアは歩く。
「御剣が、最後にルヴィアがいなくなったって言っていた情報場所がここか」
「明らかに旧市街に近づいています。明日は無いかもしれません」
「不審火MAPがこれ以上増えないようにしなくちゃねぇ……!」
御剣 刀
から、関係者全員、そして活動されないと言われて来た夕暮れまでの時間を潰して、ルヴィアの探索をして来たが、見つかる様子が一向に無い。
一同に、明確な焦りが訪れる中、ついに夜が訪れた。
そして偶然、その場に居合わせたのは、
風雲児 轟
、
常闇 月
、
曖浜 瑠樹
の3人だった。
今、他の仲間もあちこちを探している。過去の不審火MAPの進行距離を見るに、この辺りからそんなに離れていないのは間違いない。
「相手も人形なら……安心してもらえるかも知れませんね」
そう呟くと、月は旅行トランクを引っ張り物陰へと移動した。
トランクの中はルヴィアと同じくらいのサイズをした1体の人形。踵まである漆黒の髪に、月の出ている今夜に映える艶やかな白い肌。そして闇夜に溶け込むような黒のゴシックドレス。
「【黒曜石(オブシディアン)】」
月は義姉が作成した人形の名を呼んで、そっと口付けた。
かくん、と崩れ落ちる月の身体。
同時に。ゆっくりと開かれた、夜の闇より遥かに黒い瞳。
同時に、向こうも姿を隠したのであろう、顔を合わせた場所よりも遠くで、
「戦衣着装!!」
と、叫ぶ声が聞こえた。
人形の姿で物陰から出た時、轟の姿もろっこんにより、自作のヒーロー“ザ・ストレイト”へと変化する。
二人が現在位置に戻った時には、一人は人外、一人は正体不明のヒーロースーツを着ていたが瑠樹は目を瞬かせても驚く様子は一切無かった。
寝子島ではこの程度で驚いていてはきりが無い。慣れというよりは本人の資質で納得し。
そして、むしろこれから、これ以上の出来事が起るのであろうことをはっきりと意識して、瑠樹は両腕で抱える“ラピちゃん”を抱きしめた。
ふわふわな白うさぎのぬいぐるみに掛けられた胸元についたラピスラズリのペンダントが揺れる。
「アリーセお姉さんの言うとおりなら……会わせてあげたいねぇ」
「そうですね……」
人形でありながらその精密さに瞳の伏せ具合だけで、それがどれだけ難しいことか分かる。
「……無難な方法で、会わせてあげられる事が出来るなら……」
「あ──! 見つけた、きっとあれだ!」
轟のろっこん進化能力、“ザ・ストレイト/バーストトランス”の身体強化能力により、深い闇の中から歩道をゆっくりと歩いていく1体の人形の姿を見出した。
気配に気付いて、ルヴィアは我に返るように後ろを振り返ってその瞳に3人を捉える。
「こんばんは、お人形さん。初めましてぇ。
お名前は何て言うのかねぇ?」
沢山の人が、自分を探している。
3人組を前に、ルヴィアは張り詰めた気配を隠しもしない。
「……ルヴィア……」
深い警戒を混ぜ込んだ声でルヴィアが名乗る。
その様子に、瑠樹が任せるように後ろに下がり、ザ・ストレイトとなった轟と、“黒曜石(オブシディアン)”と名づけられた人形に憑依した月が前に出る形となった。
「こんばんはだ! ルヴィア!
俺はザ・ストレイト。この街のローカルヒーローを目指してる!
そしてこいつが、ミニマムン」
「『ヨロシクー』」
轟が屈んで、ルヴィアの目線に合うように“ミニマムン”と裏声で紹介した、小さなサイズのヒーローを模した人形の腰を持って、ルヴィアの前で手を動かす代わりに小さく振った。
それを、凝視していたルヴィアに、思わず笑みが零れる。
「何それ、ヘンなの!」
「『へんジャナイゾー!』」
怒るようにあわただしくミニマムンを動かす轟が、ルヴィアの笑顔に少し安心した様子に、気付かれないように小さく笑みを浮かべる。
なるべく自然な流れになるように、合間に人形に憑依した月が声を掛けた。
『この姿で失礼します。……【黒曜石】と名乗らせてもらいます』
「まあ。私以外の人形が喋ったわ!
……マスターの所と、同じ気配がする。あなたの製作者は私のマスターと知り合い?」
『同業のよしみとして、色々と交流をはからせて頂いているようです』
「……3体ともおもしろいわっ。ねえっ、もっとお話を聞かせて頂戴!」
その質問に、月は身を正してルヴィアに聞いた。
『その前に──貴方の目的をお聞かせくださいませんか?』
やはり、電話やメールだけで動くには落ち着かない。皆が言う人形に、本当に魂があるのなら、直接その言葉を聞きたい。
義姉の作成する人形を一際見てきた月だからこそ、その本体から話が聞きたくて仕方なかった。
ルヴィアは片手に持ち続けた古ぼけた写真を見せて言った。
「私? 美奈に会いに来たの。
美奈はね。私が幼い頃から見守ってきたの。人は成長するって、聞いていたけれども……この写真とどれだけ違っても。……絶対会えると思っているの。この先の街から、美奈の気配がするもの。
何十年経っても、そしてまた遊んでもらいたいと思っているわ! お着替えさせてもらって、髪をブラシで梳いてもらって……」
うきうきと、そして心から語るルヴィアに。
3人は明確に──それが絶対に叶わぬ思いだと知ってしまった。
──人は、大人になると変わるのだ。絶対に。
それが、押入れの中で時間が止まってしまったルヴィアには、分からない。
そんな最中、人と人形がごったになった空間の端に、こちらを見つめる一人の少女が現れた。
真紅の髪を強めの風に流し、値子電スタジアム前の広場に仁王立ちにも似た様子で、立ってこちらを見つめている。
「ごきげんようルヴィア。
ネミッサは美奈のお友達。
ルヴィア、貴女は捨てられたの!!」
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冬眠
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月30日
参加申し込みの期限
2015年07月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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