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ねこでんの1日。
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8 眠らずにはいられない
(うーん、いい買い物ができたねぇ)
壬生 由貴奈
は今日、鎌倉においしいクッキーを買いに行った。有名な店のソフトクッキーで6種類扱っていて、せっかくだから6種セットを購入して帰途についた。
(いっつも手作りのクッキーだけど、たまにはよそで美味しいクッキー買わないとねぇ)
自分が作る時の参考にもなるし、クッキーそのものも美味しいし、あらゆる意味で美味しい買い物だ。
(でも久々に本土に来たなぁ。自分でクッキー作るときは材料全部星ヶ丘で買えるし。…………うちにしては珍しく、よく歩いたからかな……。すごく眠くなってきちゃった)
クッキーの紙袋を抱いたまま、こくんこくん、と舟を漕ぐ。
(……なんで電車って座ってるとこんなに眠くなるんだろぉ。この心地いい揺れは悪魔のささやきだよねぇ……)
そして、由貴奈は。
ぐー……
と、眠りに落ちてしまった。
♦♦
休日を利用して、
佐藤 英二
は1人で気ままに寝子島内をぶらりと歩いていた。買い物をしたり、散歩をしたり、島の各駅で途中下車して、色々と見回る。
今は、夕方になったこともあり、本日最後の乗車になるであろうねこでんに乗って、彼は乗客ウォッチング……というほどでもないが、暇つぶしに車内の様子を漠然と眺めていた。
(あ、隣のクラスの子が乗ってる……。嬉しそう……に見えるけど、何か気になることでもあるのかな。いつもより元気がないような……)
扉の横の座席には、同じ学校の生徒が座っている。
(風紀委員さんだ。何か、顔を真っ赤にしてるな。学校ではあまり見ない表情かも)
風紀委員――咲は、隣で実に嬉しそうにしている男子に「やっぱり返してくる」とか言っている。恥ずかしそうに腕に抱いているのは、ビニール製のショップバッグだ。
また別の席では、紙袋を膝に乗せた少女が熟睡していた。
(あの紙袋、鎌倉のクッキー専門店のやつだ。あそこのクッキー、美味しいんだよなあ……)
気持ちよさそうに寝ている少女を見ていると、英二も何だか眠くなってきた。ねこでんの中は適度に暖房が効いていて暖かく、規則的でほどよい揺れが英二に眠気を齎していく。
これはこれで気分が良く、彼は素直に眠気に身を任せた。
今日は有意義な1日だった、と思いながら。
♦♦
はっ、と目を覚ました由貴奈は、慌てて周囲を見回してみる。電車に乗った時とは、乗客の顔ぶれが全然違う。
(……ちょっと寝すぎちゃった?)
ねこでんは速度を落とし、ホームへと入っていく。駅に掲げられた看板には『寝子島入口駅』とあった。あれ? と、由貴奈は思う。
この駅、さっき寝る前にも見たような気がする。
(もしかして寝過ごして折り返しちゃったのかなぁ。うーん、やっちゃった)
だが、もう1本分乗っていれば、また寝子島に戻るだろう。
(だいじょぶだいじょぶ)
気楽にそう考えると、また、眠くなってきた。このままでは寝てしまうけれど――
(まぁ、大丈夫かなぁ……折り返して寝子島までまだしばらく時間かかるし……)
もう一度寝る余裕はありそうだ。
再び、由貴奈は眠気に身を任せる。
……ぐごー…………
♦♦
日頃の疲れが出てきたのだろう、少しの眠気と共にうとうととしていたエヴァは、終点のアナウンスを耳にして目を覚ました。隣を見ると、少年があれ、という顔できょろきょろとしている。
(……もしかして2人揃って乗り過ごし?)
微笑ましい気持ちになって、エヴァは茶目っ気を含めた声で彼に言った。
「あら……寝込みを襲われない様に、守っててくれたのかしら?」
すると、ぴた、と動きを止めた少年は誤魔化し笑いを向けてきた。
「あ、あはは……お役に立てたのならいいのですけど」
♦♦
(……はっ)
由貴奈は三度、目を覚ます。
(また寝すぎちゃった)
ねこでんの中は、夕日でオレンジ色に染まっている。いつの間にか、日が沈みかける時間になっていた。
景色の流れていく方向から、電車が今、寝子島に向かっていることが分かる。
「……………………」
トータルで、何往復しただろうか。
(さすがに今度は寝過ごさないようにしなきゃ)
うん、と心の中で頷く。
ぐごー……という寝息は、もう車内に響かなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月24日
参加申し込みの期限
2015年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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