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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ドキドキ？！ 聖シエスタ女学院！
夜：乙女達の休息？
――再び白薔薇寮。
寮へと戻ったサキリ・デイジーカッターは、食事を早めに済ませるとベッドの上で刃物の手入れをしていた。
（はぁ、刃物を振り回さなくて済んだ。あの先輩には感謝だな）
そう思いつつも、１日を振り返る。自分と同じように男性の記憶を持つ面々は何人かおり、それとなく助け合いつつ過ごしてきた。
（やっぱり、女の子も大変なんだな）
そんな事を思い出していると「もう絶許だしっ！」という声が聞こえる。不思議に思って部屋から顔を出すと、隣の部屋の住人である桐野 正美（桐野 正也）だった。
「桐野先輩、どうしたんですか？」
「……サキリちゃん」
正美は少し複雑そうな表情を見せると「大声出してごめんっ！」と手を合わせて謝る。
「なんかちょっと荒れてるというか……。話、聞きますよ？」
「ううん。サキリちゃんに迷惑かけられないし……。大丈夫だから」
正美は「心配かけてゴメン。ありがとね」と付け加えて部屋に戻る。サキリは少し気になったものの……何も言えなかった。
「おかえり」
服部 こう（服部 剛）が声をかけるも、正美は何も言わずベッドに寝転ぶ。そんな様子に、こうは内心で苦笑した。
（さすがに遊びすぎたかなぁ〜。拗ね方、かわええけど……やっぱり無視されっぱなしは堪えるわぁ）
小さくため息をつきながら、こうは小さな冷蔵庫からかわいい箱を取り出す。
「ごめんなぁ。こーちゃん、ちょっと遊びすぎたわ」
「……」
こうの声に、ちらり、と正美が顔を向ける。だが、すぐにふいっ、と顔を枕に埋めてしまう。
「なぁ、ケーキ買うてきたから、機嫌直したって？」
「……」
負けじと話しかけるこう。それに正美は反応しない……と思ったら、ぴょこっ、と＜ケーキ、食べたいなぁ……＞と噴出しが出ていた。彼女のろっこん『思ったー』である。
「食べたい？」
「えっ？！ うそっ！？ なんでわかるのっ！！ ってふきだしがまた出てる！？」
真っ赤になって噴出しを消そうとする正美。こうはそんな彼女が可愛いな、とつい、笑顔になる。「まったく……嫌になるなぁ！」と言いながらベッドを転がる正美に、こうはケーキの箱を見せる。
「ん？ ケーキ食べへんのん？」
「食べる！」
正美は身を起こして挙手し、こうは１つ頷いた。
「ほな、夕食食べたら一緒に食べよ？」
「しょ、しょうがないなぁ。もう。こう、今回は、ケーキに免じて許してあげないことも、ない……かな？」
そんな事を言いながら食堂に向かうこうと正美。この後、自分の分も正美にやる事にしたこうだが、悪ふざけで「『あ～ん』したろか？」と言って打たれかけるのはココだけの話である。
寮に戻ればメイドとお嬢様、という立場に戻る八神 聖良（八神 修）と常闇 月。だが、学生の本分は忘れていない。２人は夕食を済ませると共に宿題に取り掛かる。
（月とは同じ部屋なんだな）
もしかしたら、両親が「可能ならば」と学校側に願ったのかもしれない、と考えながら聖良が問題を解いていると、月が僅かに瞳を細め、「さすがですね」と言った。
「聖良様、そろそろ休憩されませんと」
「あと少しで終わるから。それと……」
そんな会話をしながらも、聖良は少し寂しげに
「二人だけのときは『セイラ』と呼んで頂戴。様づけも嫌よ、月」
とお願いする。これに対し、月は少し考えたが……聖良が望むなら、と肯いた。
「聖良さ……セイラ、そろそろ入浴の時間ですが、いかがなさいます、か？」
少しぎこちなく問いかける月。そんな姿に聖良がくすっと笑えば、彼女は少しもじもじと「いえ、こう名前をお呼びするのも気恥ずかしく……」と頬を僅かに赤くした。
改めて月が問いかけると、聖良は時計を見て「まぁ」と小さく声を漏らした。宿題に夢中になっていて忘れていたらしい。
「もうこんな時間なのね。ねぇ、月。一緒にどう？」
「……お風呂を、でございますか？」
聖良の問いに月は僅かながら戸惑ったものの小さく頷く。聖良は機嫌が良いのか、柔和な笑みを浮かべて月の背を押し、楽しげにお風呂へと向かう。そして背中を互いに流し合ったり、２人で湯船に使っておしゃべりしたり、と実に楽しい時間を過ごた。
それが終われば互いに髪を乾かしあい、ゆっくりと紅茶を飲んでいたら就寝時間。２人はゆっくり休もう、と今日は一緒のベッドで眠る事に。元々この寮のベッドは１人分にしてはちょっと大きい。だから２人が一緒に眠って丁度いいかもしれなかった。
「セイラとこうして、一緒に眠ったりできるなんて……嬉しいですね」
「これからも、仲良くして欲しいの。……いいかしら？」
聖良の言葉に、月は小さくこくん、と頷いた。
――再び白薔薇寮。
寮へと戻ったサキリ・デイジーカッターは、食事を早めに済ませるとベッドの上で刃物の手入れをしていた。
（はぁ、刃物を振り回さなくて済んだ。あの先輩には感謝だな）
そう思いつつも、１日を振り返る。自分と同じように男性の記憶を持つ面々は何人かおり、それとなく助け合いつつ過ごしてきた。
（やっぱり、女の子も大変なんだな）
そんな事を思い出していると「もう絶許だしっ！」という声が聞こえる。不思議に思って部屋から顔を出すと、隣の部屋の住人である桐野 正美（桐野 正也）だった。
「桐野先輩、どうしたんですか？」
「……サキリちゃん」
正美は少し複雑そうな表情を見せると「大声出してごめんっ！」と手を合わせて謝る。
「なんかちょっと荒れてるというか……。話、聞きますよ？」
「ううん。サキリちゃんに迷惑かけられないし……。大丈夫だから」
正美は「心配かけてゴメン。ありがとね」と付け加えて部屋に戻る。サキリは少し気になったものの……何も言えなかった。
「おかえり」
服部 こう（服部 剛）が声をかけるも、正美は何も言わずベッドに寝転ぶ。そんな様子に、こうは内心で苦笑した。
（さすがに遊びすぎたかなぁ〜。拗ね方、かわええけど……やっぱり無視されっぱなしは堪えるわぁ）
小さくため息をつきながら、こうは小さな冷蔵庫からかわいい箱を取り出す。
「ごめんなぁ。こーちゃん、ちょっと遊びすぎたわ」
「……」
こうの声に、ちらり、と正美が顔を向ける。だが、すぐにふいっ、と顔を枕に埋めてしまう。
「なぁ、ケーキ買うてきたから、機嫌直したって？」
「……」
負けじと話しかけるこう。それに正美は反応しない……と思ったら、ぴょこっ、と＜ケーキ、食べたいなぁ……＞と噴出しが出ていた。彼女のろっこん『思ったー』である。
「食べたい？」
「えっ？！ うそっ！？ なんでわかるのっ！！ ってふきだしがまた出てる！？」
真っ赤になって噴出しを消そうとする正美。こうはそんな彼女が可愛いな、とつい、笑顔になる。「まったく……嫌になるなぁ！」と言いながらベッドを転がる正美に、こうはケーキの箱を見せる。
「ん？ ケーキ食べへんのん？」
「食べる！」
正美は身を起こして挙手し、こうは１つ頷いた。
「ほな、夕食食べたら一緒に食べよ？」
「しょ、しょうがないなぁ。もう。こう、今回は、ケーキに免じて許してあげないことも、ない……かな？」
そんな事を言いながら食堂に向かうこうと正美。この後、自分の分も正美にやる事にしたこうだが、悪ふざけで「『あ～ん』したろか？」と言って打たれかけるのはココだけの話である。
寮に戻ればメイドとお嬢様、という立場に戻る八神 聖良（八神 修）と常闇 月。だが、学生の本分は忘れていない。２人は夕食を済ませると共に宿題に取り掛かる。
（月とは同じ部屋なんだな）
もしかしたら、両親が「可能ならば」と学校側に願ったのかもしれない、と考えながら聖良が問題を解いていると、月が僅かに瞳を細め、「さすがですね」と言った。
「聖良様、そろそろ休憩されませんと」
「あと少しで終わるから。それと……」
そんな会話をしながらも、聖良は少し寂しげに
「二人だけのときは『セイラ』と呼んで頂戴。様づけも嫌よ、月」
とお願いする。これに対し、月は少し考えたが……聖良が望むなら、と肯いた。
「聖良さ……セイラ、そろそろ入浴の時間ですが、いかがなさいます、か？」
少しぎこちなく問いかける月。そんな姿に聖良がくすっと笑えば、彼女は少しもじもじと「いえ、こう名前をお呼びするのも気恥ずかしく……」と頬を僅かに赤くした。
改めて月が問いかけると、聖良は時計を見て「まぁ」と小さく声を漏らした。宿題に夢中になっていて忘れていたらしい。
「もうこんな時間なのね。ねぇ、月。一緒にどう？」
「……お風呂を、でございますか？」
聖良の問いに月は僅かながら戸惑ったものの小さく頷く。聖良は機嫌が良いのか、柔和な笑みを浮かべて月の背を押し、楽しげにお風呂へと向かう。そして背中を互いに流し合ったり、２人で湯船に使っておしゃべりしたり、と実に楽しい時間を過ごた。
それが終われば互いに髪を乾かしあい、ゆっくりと紅茶を飲んでいたら就寝時間。２人はゆっくり休もう、と今日は一緒のベッドで眠る事に。元々この寮のベッドは１人分にしてはちょっと大きい。だから２人が一緒に眠って丁度いいかもしれなかった。
「セイラとこうして、一緒に眠ったりできるなんて……嬉しいですね」
「これからも、仲良くして欲しいの。……いいかしら？」
聖良の言葉に、月は小さくこくん、と頷いた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2015年11月01日
- 参加申し込みの期限
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- 2015年11月08日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2015年11月08日 11時00分
