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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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アルパカ海賊団が登場!
その構成メンバーはご存じ、薄野五月と御薗井セレッソである。
といっても海賊団の二人はステージには上がらず、後方の席に陣取って『Raton』からもらったプリンを食べたり、コンテストを眺めたりしてすごしているのだった。
「アルパカ海賊団、大漁ナノ!!」
大変得意げなほくほくフェイス、アズ・ノウン・アズ『どや顔』で、どやぁ、とばかりにセレッソは笑った。
「うん。すごいですね。お菓子、みんな美味しいですね」
五月はそんなセレッソの様子を見ているのが楽しくて仕方がない。なお彼女は、仮装のままではさすがに食事ができないので、いったんアルパカの頭を外している。
セレッソはずっと賑やかだ。通行人の仮装を見たりステージを見たり、そうして目新しいものを見つけると、すぐに五月に知らせてくれる。このときも、
「五月チャン見てみてあの人すごいノ!!」
と、かなりの本気度のあるミイラのほうを見て声を上げた。
すると、
「マミーでーす」
なんとそのミイラの人が、これを聞きつけてのたッ、のたッと近づいてくるではないか。
ミイラといってもミイラ男ではなく女性だ。もっといえばミイラ少女だ。とはいえ仮装具合はかなり凝りまくっており、永の眠りから覚めたという感じが半端ではない。片眼は包帯の下に隠れているのだが、なんとその彼女が片手に持っているのは眼球ではないか。
正直……不気味であった。
「え……あの、私たち……そんなつもりじゃ」
どんなつもりかは自分でもよくわからないが、五月は無意識のうちに、セレッソをかばうようにして両手をひろげ、マミーの接近を防ごうとした。その一方で、
「わー、五月ちゃん、すごいノ! ミイラさん、ちかくで見てもカッコいいノ! それに胸もバッツーンって感じナノ!」
割合、怖いものは平気らしく、セレッソのほうはきゃっきゃと喜んで、マミーに手を伸ばそうとしていた。
「おお?」
どうやらその『バッツーン』が気に入ったらしく、ミイラ少女こと
屋敷野 梢
は告げたのである。
「このバッツーン胸には詰め物を詰め……いえ、詰め込んでませんよ! 自然の恵みです!」
と話し出すと案外、楽しい少女らしく、五月はなんだだか安堵していた。
「寝子高1年 普通科 1組、屋敷野梢です。この仮装、気に入っていただけましたか?」
これをきっかけにお互い名乗り合う。互いに寝子高生しかも一年生同士だった。ところで、とセレッソが言った。
「そのミイラさん服、あっちこち肌が出てるノ! 寒くないカシラ?」
「危ない格好と思えるわけですね。下には水着を着込んでますよー、大丈夫でーす! でも、寒いことは寒いです。地味に」
するとこのとき、
「話は聞いた。では、行こうか」
突然背後から、梢は声をかけられて驚いた。
「気配を消して私の背後を取った……何者!?」
「俺だぜ」
まさにどこに出てくるのかわからない、四次元殺法の使い手だというのか。彼こそそう、歩くフィッシュサンマさんである。審査員席にいたはずなのに、またもやステージの入れ替えの合間にやってきたというわけだ。
「行こう。あのステージへ」
「コンテストに出ろと……? もしかして私の魅力に気づいちゃいました? ふふん」
するとサンマさんは男前な笑顔で、黙ってガッツポーズを繰り出したのであった。ガッツ!(擬音)
「いいでしょう。けれどその前に一言、よろしいでしょうか」
「いいだろう」
「お、おのれー」
ガッツ!(ふたたび、サンマさんのガッツポーズを表現した擬音)
かくして連行されるようにして、梢は五月、セレッソの前から姿を消したのであった。
さて佐藤英二はやはり後方の席で、シナモンティーを楽しみつつステージを楽しんでいる。
「こんなところで一人、ティーカップもひとつだけ……ということはリア充ではないのだ?」
「え?」
英二はぎょっとして振り返った。いつの間にか英二と同じ丸テーブルに、赤い衣装の少女がついていた。英二同様にスツールに座って、じろりと彼のほうを見ている。
にしても変わった仮装だ。一見、彼女はサンタクロース風だが、なんとも邪悪でゴスロリパンクなサンタなのである。悪魔の羽根は生えているし、なんか返り血がついているし、目つきが怖いし……。
誰? と言いかけた英二に、
「腐腐腐腐…悪妖精デビルサンタさん。リア充殲滅派の尖兵にして死の妖精さんが、仮装大会会場に降臨したのだ!」
と堂々、彼女は名乗った。
「……あー、僕は寝子高一年の佐藤英二っていうんだ」
「サタニック佐藤?」
「ごめん、ただの佐藤……」
ふん、とデビルサンタは熱い鼻息を吐いて、
「一応、人間界の名は後木真央と言うのだ」
と言葉を緩めた。
「ちょっと疲れたから休憩しようと思ったら、全部テーブルが埋まっていたのだ。相席させてもらうのだ」
真央は格好こそ怖いが、わりとフレンドリーな口調である。英二はなんだか胸をなで下ろして、
「後木さん……いや、デビルサンタさん」
「なんなのだ?」
「その仮装、派手で可愛いよね。すごくいいと思う」
「そ……そうか、うん、それは結構なのだ」
真央はちょっと照れたように下を向いた。真正面から褒められるのには、あまり慣れていないのだろうか。
「ところで、英二君はそこでずっとステージを見てきたのだ?」
「うん」
「なら、印象に残ったパフォーマンスを教えてほしいのだ。デビルサンタさんもこれからパフォーマンスに出る予定なので参考にするのだ!」
そうだね、と英二はうなずいて、
「もちろんどの人も良かったけど……特にバンドの『lie』って人たちは格好良かったね、音楽も派手でさ。キョンシーの子はなにか香港映画の元ネタでもあるのかな? とにかくなりきり度が高いのは好印象だったかな」
ふむふむ、と真央はうなずいて、
「なりきり度……それなら自信があるのだ! よし、行ってくるのだ!」
ぴょんとスツールから飛び降りて、ステージに向けて走って行った。
「元気な子だなあ……」
その後ろ姿を眺めて英二は思った。
彼女が舞台に上がったら、応援しよう。
真境名アリサのステージングは、普段店のダンスのひととき、通称『ハッスルタイム』(時代を感じさせる呼び名だが逆説的にアリか)にて繰り広げられるショー的なものを、ど派手に拡大したものである。
光と音、そしてなにより自分自身の健康な肢体を、観衆には楽しんでいってもらおう!
アリサが見せたものを究極的に短く表現するなら、『演舞』というものになろうか。といっても空手や太極拳のそれというよりは、既存の格闘技と銃撃を、たくみに複合した新時代の格闘型であった。
演舞はまず、静かなBGMから始まった。その間、アリサは静止している。
だが前奏がやむと突然、アリサめがけ照明が集中した。
このとき降り注ぐ光の塊は音とあいまって、見る者に銃撃を想像させるものであった。
これを巧みにかわすアリサの動きは、『銃による接近戦』という一種ありえないムーブメントへと結実する!
アリサは反撃に出る。打ち込む蹴りは岩をも砕く勢い、そして薙ぎ払う脚はコンパスのような正円。無助走で海老反り跳躍したかと思いきや、両手首に銃を握って射撃射撃射撃! もう止まらない、敵に肉薄して射撃射撃射撃! 集団に飛び込んで射撃射撃射撃! 正拳突きしてそのまま射撃! 肘打ちして反対側の敵に零距離射撃! 左右対称、前後見境なく、あるいは天地に射撃! 射撃! さらに前転した勢いを利用して銃弾をリロードし、空中でまた射撃射撃射撃、射撃だ!
もちろんアリサの銃は玩具で、弾など入っていないのだけれど、客席からすれば銃弾の雨が、舞台中を満たしたように見えたことだろう。
しっとりと汗に濡れた状態で、アリサは音もなく着地した。
そうして彼女は、鋭い眼で周囲を睥睨したのである。まるで、射殺された死体の山の中に、まだ生存者がないか確認しているかのように。
ぞっとするほど美しく、惚れ惚れするほどに危険な、立ち姿であった。
観客の反応があったのは一拍遅れてからだ。
嵐のような歓声を背に、アリサはステージを後にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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