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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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工藤歩夢はステージ袖から神嶋征一郎たちの演奏を見て、そのレベルの高さに舌を巻いていた。しかも舞台は、思っていたよりずっと大きいではないか。
「ちょっと緊張してきちゃった、失敗したらどうしよう……」
軽い気持ちでコンテスト参加を決めたが、ちょっと後悔しつつある彼だった。
「大丈夫や。この日のために放課後修行してきたやん」
烏丸エリオがいう修行とは、つまり練習のことだ。恐れることはない、と彼は歩夢の肩をとんとんと叩く。
「だよね、インコのラピスとカラスの多喜坊も頑張ってくれたんだもん……」
「せや、それに失敗してもええやん。練習ではバッチリやったから、もう目標は達成したようなもんや」
ここで二人の名前が呼ばれた。
「さあ、見せ場やで」
エリオは歩夢の手を握って、
「はーい!」
と元気よく駆け出す。もちろん、歩夢も大きな声をあげていた。
「ぼくたち、魔法が使えるんだよー!」
案外大きな声が出て、しかもまったく震えなかったので、これで歩夢も落ち着きを取り戻していた。
ステージ中央に到達すると同時に、エリオ、歩夢はスカートの裾をつまんでポーズを決めた。この美しさ、並ぶ二つの花を見て、彼らがともに男子であると、誰が一体思うだろうか。
「今日はな、魔女っ子らしう魔法見せに来てん」
二人のパフォーマンスは手品である。
そろって魔女帽子をはずし裏返したり水平にしたりして、種も仕掛けもないと客席に見せる。
「ほーら。なんも仕掛けがないやろー? 魔法やからなー」
とエリオはくすくす笑った。何度も練習した口調だが、舞台で披露する気持ちは格別だ。
「ぼくたちと一緒に『にゃー!』って、言ってくれたら嬉しいな!」
「良い子のみんな、良い子でないみんなも、準備ええかー?」
と笑わせて、ふたりはたちまち会場の注目をつかんだ。
「それじゃ、いっくよー!」
「3、2、1、にゃー! ……の掛け声ですっごいこと起こるからお客さんも一緒に掛け声言うてやー」
エリオによる絶妙のズラシだ。これで客席はどっと沸いた。
「じゃ、今度こそ-!」
「せーの」
3、2、1、にゃー!
すると二重底にしてあった二人の魔法の帽子から、インコのラピスとカラスの多聞坊がそれぞれ飛び出したのである!
同時に紙テープもぱっと引き出されて華を添える。これはラピスと多聞坊ががんばって引き出してくれたものだ。
二羽の鳥は羽ばたいて会場を一周した。そうしてラピスは歩夢の肩に、多聞坊はエリオの肩に戻ったのだった。
「ふー、成功やね」
「エリちゃん、笑って笑って! 笑顔も魔法だよ?!」
二人はハイタッチした。彼らの魔法はただ場を沸かせただけではなく、なんとも温かい空気を生み出したのだった。
彼らのパフォーマンスはその後の表彰式で『視覚パフォーマンス賞』に輝いたということを先に記しておこう!
工藤歩夢さん、烏丸エリオさん、視覚パフォーマンス賞受賞、おめでとう!
つづけてステージには、呉井陽太、榊彩斗、須崎蒼志が登場した。
「三人合わせて『けもけもトリオ』でーっす♪」
まっさきに声を上げたのは陽太だ。こういうとき、彼は大変ノリがいい。
「え? なんか一言、って? じゃあ、『コーン☆』とか言っておくぅ!」
コーン、ときつねの手つきをしてみせて、陽太は腰を屈めてグラビアアイドルみたいなフォトジェニックなポーズを取った。案外……いや、結構、似合う。
「え? チーム名は三人そろって『たぬきつねこ』、だったんじゃ……?」
いきなり齟齬をきたしている感じ、彩斗はそう言うものの、
「グダグダしてる場合じゃないんだよぅ! さあさ、あやとタヌキさん、セクシーポーズセクシーポーズだよー?」
「セクシーなんて……恥ずか、しい……」
とはいうもののどことなく楽しげに、彩斗は陽太に寄り添って上半身を反らせてみせた。ちょっと胸元の合わせ目をはだけてみたり。なんと大胆な……タヌキ。
「榊先輩、ばっちりっすよ。呉井先輩目線くださーい」
出演者のはずなのに蒼志は我を忘れて、カメラで二人の写真を撮りまくっていた。これを彩斗がとがめる。
「須崎……須崎も写されると、いい」
「俺っすかー? 俺、カメコでいいっす。猫だけど。お二人みたいないいポーズとれそうもないし……」
「蒼志君、心の思うままやるんだー。さあ、蒼志君とあやとのツーショットはオレが撮るよぅ♪」
「では……」
仕方なく、といった風に蒼志は彩斗とならぶと、
「にゃー」
妙な低音で、招き猫のポーズを取った。
なんなのだろう……これ、撮影会? コント?
彼ら三人のやりとりを見ている客席には『?』が嵐のごとく飛び交っていた。
そうしてやがて彼らは互いを存分に撮影して、
「じゃーねー、コーン☆」
という陽太狐の言葉を残してステージから立ち去ったのである。
なんだったのか……こういうのを、『狐につままれたよう』というのであろうか。
……おあとがよろしいようで。
このときステージに、スタッフたちの手によって巨大なクッションが運び込まれてきた。
部屋の家具としても大きすぎるほどのサイズだ。こういう舞台にはちょうどいいかもしれないが。
しかもそのクッションがカボチャ型をしているのだ。
「面白くなりそうデース」
スタッフのひとりである深縹露草は、これから起こることを想像して目を細めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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