this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
106
つぎへ >>
ハロウィンだ。
仮装だ。
なぜだかわからないが、どうしても仮装しないわけにはいかない気持ちだ。
そんな衝動に突き動かされ、本日
伊賀 解理
もまた、仮装に挑戦していた。それは……ウサギ! それも、白ウサギ! といってもバニーガールとかそういう変化球ではなくて、チョッキを着て腰に懐中時計をくくりつけた『ふしぎの国のアリス』仕様である。いわば正統派(?)といえよう。
ところがこうして仮装して、えいやと外に出てみてようやく解理が気がついたことがある。
耳を忘れた!
無論自前の耳はきちんと存在する。だが、ウサギをウサギたらしめているロングでホワイトなアレを忘れてしまったというわけだ。なんという不覚! 迂闊と書いて『うかつ』!
「う、うさ~……」
両手で耳っぽくしてみたけど、虚しいだけだった。
どうする? 解理。
ここで即席にウサ耳っぽいものをくくるつけて誤魔化すというテクニックもあっただろう。けれどもそういう小手先の技術より、彼女は『耳を失念した』という事実をそのまま受け入れることを選んだ。
「えぇい、まだ仮装行列という手段が残ってる! そこで楽しめばよかろうなのだ!」
解理は走るのだ。シーサイドタウンへ。
特に集合時間が決まっているわけではない。パレードは各人各様、いつはじめていつ終わってもいいものだ。だいたい夕方まで、という緩い縛りはあるものの、それも参加者がなんとなく定めたものだという。このあたりが、祭り慣れした寝子島らしい話である。
さて解理は着くなり、
「ほほう……」
唸ってしまった。
まだ昼前にもかかわらず、来て見てみればすごい人だかりだ。しかもその多くが、思い思いの仮装を楽しんでいるのだ。驚くべき光景であろう。
仮装はやはりハロウィンらしく、魔女やジャック・オ・ランタン者が多いようだ。とはいえ着ぐるみの男(女かも?)や、昔話の殿様、アイドルみたいな服装の少女、はたまた段ボールを鎧みたいに着ている変な人、近未来から来た殺人サイボーグなど、実に多様で見応えがある。
……近未来から来た殺人サイボーグ?
「オレは仮装していないからな」
スキンヘッドで無表情、鋭い目線を眼鏡の下に宿した男、
追分 義一
は、解理を見るなりそう言ったのだ。どうも、解理にじろじろ見られてとっさにそう思ったらしい。
「そうか。追分氏、なかなかの殺気出してるからてっきりそういう仮装なのかと」
「よく見ろ、普段と同じ格好だろうが」
「ていうか殺気ってなんだ。今日は仮装して練り歩くとチェックポイントで菓子がもらえると聞いて出てきただけだ」
殺気はともかく、話しながら義一の表情はほとんど動かないのは事実だ。要は無表情ということなのだが、見方によってはサイボーグに見えるかもしれない。
「ほう、追分氏はお菓子が好みであったか」
「いや、俺は菓子にあんまり興味ねえけど、寮の同室の奴は甘いもんが好きだったし。日頃世話になってる礼に、菓子もらって持って帰ってやろうかなと思っただけだ」
「意外に親切だな」
「まあ、今日はすることもなかったしな。行きつけの本屋も臨時休業だし……それはそうとして、解理、その派手目な格好はなんの衣装だ?」
「僕かい? ウサギさ!」
「ウサギ? それにしては……」
「皆まで言うな! これは慌てん坊のうさぎってわけさ。大事な耳を忘れるぐらい慌ててきたって感じで!」
「いや、それはいくらなんでも……」
「無理矢理すぎる? ふぅははぁ!」
「ふぅははぁ、と来たか。まあ、解理が納得してんなら文句いう筋合いはないけどな」
じゃあな、と義一は解理と別れ、動き出した仮装行列を縫うようにして歩いた。
とりあえず洋菓子店『Raton』がチェックポイントらしい。トリックオアトリートというやつをやってみよう。準備もしてきている。
「……えっと、どの衣装を借りましょうか?」
巫部紫苑はシーサイドタウンにたどり着いている。
シーサイドタウン駅前に、ちょうどおあつらえ向きの貸衣装屋が出ていた。ハロウィンにあわせた特別店である。カボチャ仮面ことジャック・オ・ランタンの看板がどかんと出ていてわかりやすい。なかなかの賑わいを見せているので、一人で入るのも恥ずかしくはなかった。
さてそれはいいのだが、いざ着るものを選ぼうとすると、紫苑はたちまち窮してしまった。なぜって、衣装がたくさんたくさんたっくさん、それこそコノヤロウと叫びたくなるくらい多種多様あって、ぶっとい辞書みたいな写真付きカタログを眺めているだけで一日が終わってしまいそうな勢いだったから。
オーソドックスなお化けやモンスターがずらり、突飛な感じの宇宙人やロボット、怪獣の着ぐるみという手もあれば、兵士や原始人や十二単という荒技もあるようだ。アニメや映画のキャラになりきるのも楽しそうではある。しかもそれぞれ、色違いやバージョン違いも多数であった。(たとえばゾンビの衣装にしたって、腐りたてホヤホヤのやつから、白骨寸前のイイ熟成具合のものまで、嫌な意味で幅広い!)
紫苑はしばし悩んだが、ある衣装を見て心を決めた。
「すいません。これを貸して下さいな♪」
すでにこの衣装なら経験済みだ。ゆえに、紫苑の準備は手早く終わった。
さあ、変身した彼女の姿をご覧あれ。
「少し肌寒いですけど、やっぱりこの衣装は耳と尻尾が可愛いです♪」
特徴的なウサギ耳の飾り、セクシーなボディースーツ、そしてストッキング、もちろん足元はハイヒールだ。
バニーガール紫苑の再登場というわけである。
そんな紫苑の後ろ姿を、
「わぁ、きれいなお姉さんだなー」
と素直な感想とともに、見送る小さな姿があった。
曖浜 瑠樹
、まだ人生はじまって一桁の年齢9歳、黒いランドセルがそろそろぴったりしてきた小学三年生だ。
おっと見とれてる場合じゃない、と瑠樹は己の衣装の襟元を正した。瑠樹だってちょっとしたコスチュームである。いや、ちょっとどころかなかなか気合いが入っている。
ぴんと飛び出した大きな耳、肉球まで描かれた大きめのハンド、尻尾も準備して変身完了、その名はリトル狼男!
カボチャを模した鞄をさげて、そこに可愛らしいオオカミのぬいぐるみもちょこんと収納して、なかなかのキュートぶりである。鳴き声も勇ましく、
「がおー!」
なのだ。現在の瑠樹の姿なら、きっと鬼も思わず微笑するし、泣く子も笑顔で握手を求めることだろう。
さて瑠樹の足は、寝子高の近くからパレードの方角へと向かっていた。
「トリトリ(※トリックオアトリートの略)できる人いるかなぁ?」
トリトリ求めて瑠樹はゆく。
よく似合っていて可愛いね、と、彼女に微笑む
神野 マキナ
だってよく似合っている。
白い軍服、昔の海軍士官のような。腰にさしたレプリカのサーベルが勇ましかった。
そして彼と腕を組む、
鴇波 羽衣
は矢絣袴、大正時代のモダン服・足元がブーツなのも、この装いならではの組み合わせである。
タイムスリップしてきたような彼らはカップル、腕を組んで歩く姿も実にお似合いだ。
「歩きづらくない?」
ブーツのかかとの高さを、マキナは気にして羽衣に告げた。
「慣れないから……ちょっとね」
しかし羽衣は、これも悪くないと思っているのだ。なぜって、マキナが腕を差し出して優しく、彼女を支えてくれるのだから。それを思えば多少、足元がぐらつくくらい平気だしむしろ歓迎だ。
こうやって支えられて歩くと、二人の距離はぐっと縮まる。マキナの鼓動が羽衣の耳に届くくらいに。
――仮装なんだからこのくらいくっついててもいいよね?
羽衣はそっと、この安心感に身をゆだねた。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
106
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!