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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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滝原レオンは、洋菓子店『Raton』にたどりついていた。
やはりあの店ははずせない。あそこのかぼちゃプリンは、なんとも美味に見えるのである。
店内で探すと……すぐに、和風幽霊(?)衣装の野々ののこが見つかった。
「おーす野々ー、ハッピーハロウィン」
「おー、いらっしゃい! レオン君、格好いい!」
「ははは、ヴァンパイアハンターの神父さ。びっくりしたか? 野々も良いじゃないか、それ」
「へへ、ありがとう。死んだときの予行演習♪」
物騒なこと言うなよ、と笑ってレオンは語調を変える。ちょっとすごむように、
「トリックオアトリート、お菓子くれなきゃイタズラするぜ?」
ヴァンパイアハンターのレオンは本日、対吸血鬼ライフルを法衣の内側に隠しているのである。お菓子を拒むようならこいつをいきなりズドンだ。といってもライフルの実体は、弾のかわりに花と紙吹雪が飛び出る手品用のオモチャなのだが。
ところがののこはすぐに、
「神父さんがそう言うのなら断れないね」
と、あっさりとプリンを手渡してくれたのだった。
「おっ、サンキュな」
ライフルに伸ばしかけた手を前に出し、レオンはプリンを受け取った。
「悪魔祓いされたら困るからねー」
「その格好の人に効果あるんだろうか?」
などとからから、笑いあう。
このとき、
「……トリック・オア・トリート……かべ」
と、ディープな低音の呼び声があった。
そうだ! あの妖怪が来店したのだ。
なおこの衣装を着ているのは伊織源一なのである。
「うわー! すっごーい!」
ののこは大喜びで、ぬりかべに分した源一を迎える。
「今日来店したなかで、もしかしたらインパクトは一番かもしれない!」
ののこはしばし、アユタヤ遺跡に仏像を見たような、畏敬の念を込めた眼差しで彼を見つめていたが、やがて思いだして、
「そうだった! お菓子、だよね」
「かべー」
源一はちゃんと、役になりきったまま返事した。けっこう楽しんでいる。
「これ持って帰って」
ののこは両手で、プリンを持って源一に手渡した。その際、彼の手をぎゅーっと握るのを忘れない。
「へへ、握手しちゃった♪」
ののこの姿は和風死に装束(いわゆる幽霊の服装)なので、一緒にフレームに入るとなんとも絵になる二人なのであった。
「ありがとう」
と言うや源一は、その場で一口、プリンをぱくりといただいた。
この扮装のまま食べるというのはいささか難しいものの、プリンとあっては源一に、我慢しろというほうが無理な話なのである。
ほわあああ……ここで効果音が鳴ったと思ってほしい。
それは、源一が至福の表情を浮かべる効果音だ。
ほわあああ……プリン、おいしうございます。
おいしうございます。
高梨彩葉と志波拓郎も、無事『Raton』入りした。
そこはまるで、異世界のような洋菓子の園だ。
生クリームおばけにジャック・オ・ランタンのチョコに、コウモリ柄のチーズケーキなどなど、目と心を奪うラインナップではないか。
けれども彩葉が目指すのは、なんといってもハロウィン限定品、特製かぼちゃのプリンなのだ!
「トリック・オア・トリート!」
「えっと……トリック、オア……トリート……だぞ」
と申し出て、さっそくこれを入手する。
手にしたとたん、彩葉の目は輝いた。これではしゃぐなというのが無理な相談、けれども店内ではおとなしくしていたい。だから彼女は盗んだ宝石をいただく怪盗さながらに、そそくさとプリンを抱いて外に出たのである。
「うわー! このプリン可愛いー!!」
恋い焦がれていた瞬間を迎えたゆえに、彩葉は店外に走り出るや声をあげたのだった。
「うん、よかった……」
拓郎は目を細めた。彼女の喜びは自分の喜びだ。嬉しそうな彩葉を見ていると、自身の胸の内にも花火のものがひろがっていく。
外の通りに面した高台のベンチに、二人ならんで腰掛けた。
たくさんの人が足元を通り過ぎていく。みんな仮装だ。けれども不思議だ。これだけ仮装行列が続いていると、むしろ普段着の参加者のほうが違和感がある。
「じゃあね、拓郎」
二人っきりのときだけ、彩葉は彼のことを名前で呼ぶ。
「うん?」
「はい、アーん」
彩葉はプリンをひとさじすくい取って、彼の口に向けた。
「……いいのか……?」
拓郎がようやく言えたのは、この一言だけだ。
それは、
先に食べていいのか、という意味かもしれないし、
一応人目があるけどいいのか、という意味かもしれない。
あるいは、間接キスみたいになるけどいいのか、という意味かもしれなかった。
いずれにせよ、彩葉の返事は同じだったに違いない。
「……うん」
彼女はそう言ったのである。
月守輝夜はウサギ耳、長い耳垂らしてパレードをゆく。
いつの間にか星ヶ丘に到達してしまった。人の流れが多いので、ついうっかり歩きすぎたみたいだ。シーサイドタウンにも見たいものがあるのだが……。
ちょっと戻ろうかとしたところ、『Herb&Tea Shop MOEGI』の看板が見えた。チェックポイントではないか。
「ゆりちゃん?」
店の窓から見えたのは、くりっとした目の
三宅 ゆり
だ。ちょうどそのゆりと目が合った。まさか友達と会うなんて――ちょっと驚いた。
こうなっては素通りとはいかないだろう。輝夜は店に入ると、
「トリックオアトリート」
思い切って挨拶した。
「輝夜じゃん? マジ? ウサギコスとは思わなかったー」
どうやら目が合ったと思ったのは輝夜の気のせいだったらしい、ゆりは目を丸くしている。
「へー、意外、輝夜がそーゆーコスでくるなんてね」
「え? そ、そう……変?」
「変じゃねーって可愛い可愛い!」
おしゃれなゆりにほめられたので輝夜はほっとした。どういう反応がくるのか、楽しみなような怖いような……だったのだ。
「あ、ごめんお菓子な? はいどうぞ」
「ありがとう。でねゆりちゃん、ひとつ頼んでいい?」
「頼み? いーよ、何でも言って」
「本当はお菓子もらえなかったときのいたずらで考えてたんだけど……ゆりちゃん、ここにうさぎ耳のカチューシャ、もう一つあるの。でね」
ゆりは姉御肌なので話は早い。「オッケ」と一声、これを受け取って頭につけてくれた。
「どう似合う? ていうかヤバくね?」
カメラある? とゆりは自分から言ってくれた。そう、輝夜はふたりで写真をとり、SNSで共有しようと考えていたのだ。
ならんで自撮りではいポーズ、斜めの角度でそろってスマイル!
「はい、チーズ……ってオバサンくさい?」
「大丈夫! ゆりちゃんが言えばなんでも最新っぽいよ」
「へへ、そりゃどーも。はい、チーズ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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